フロントフォークぷちOH　スプリングとオイル交換

パイセンが跨って
「これ、フォークやばくねぇか？」
と言われ、確かに！となったので見直します。

このバイクもウチに嫁ぐ前は恐らく女性ライダーの距離ガバ勢。

脚付きを考慮してか、Fフォークがローライズ、シートはペイトンプレイスのアンコ抜きでした。

マフラーその他、色々変わってますが
その一々がしっかりとしたメーカー品。
恐らくショップで面倒を見てもらってたんでしょう、チョイスも下手な海外製を選ばなかった当たり、そのショップさんも信頼が置けるところだったんでしょう。

で、そのショップさんに...
「アンタみたいな走り方ならこれはもう
　　　　　　　　　　　調味期限切れだよ」

そう言われて乗り換えたんでしょうね。
ありとあらゆるベアリング、画像のタイヤ
果てはオイルシール類が全部ダメ。

たしかにこれらを全部変えると成ったら
乗り換えたほうが工賃分安く済みそうです。

と、言うわけでサンメカに嫁いだのが運の尽き。

青空整備ですべて純正交換。
軸受が新品に置き換わってない所は
もはやエンジン内部だけ！

と、自惚れっていたところ
とんでもない所から指摘が入りましたね

てことで取り替えてくー

交換品はHYPERPROの...
と行きたいところだったのですが予算オーバー

無難なDaytona製で

フォーク自体はスルッと抜けました。

正面衝突や派手な転倒をしている車両は
ココがスルッと抜けません。

完OHする際は、ココで車両から抜く前に
アウターを引っこ抜きましょう。
青空整備ならね

で、ヘタってるか切ってると思いきや
スプリング全長は購入品と全く同じ。

当然オイル劣化もありますが
スプリング交換、新油、油面も合わせても
あまりにもな底づき寸前具合。

で、取説を見てピンときました。
恐らく前ライダーの体重に合わせたオイルセッティングがなされていたか

直前の交換時、うっかりSTDのオイル粘度のものを入れてしまったか。

かくいうアタシもSTDを入れてしまったので、ゆるふわ具合が変化なしとなっていました。

仕方ないので10番STDオイルは
フラッシング油だと思い少し乗り回したのちに抜き、一番手硬い15番オイル発注し入れ替えました。

ヌッコヌッコエア抜きしながらご近所様と世間話に花が咲いてしまい写真はなし。

その後油面を自身の体重に合わせ調整し
実家まで試走。問題なしの整備完了です