ルーフ＆フロアのデッドニング⑥（ルーフデッドニング）

ルーフ＆フロアデッドニングの続きです。

今回はルーフのデッドニング施工をしていきます。

まずは貼り付け面の脱脂です。

パーツクリーナーを使ってルーフの鉄板を脱脂していきます。

続いて、制振材の貼り付けです。今回は「DIYラボ」さんの手法を参考にして施工していきます。

量を使うので、いつもの安価な制振材を円形と短冊状にカットし、貼り付け、圧着します。

ルーフへの制振材貼り付けについては賛否あるようです。真夏の高温でブチルが溶けて制振材が剥がれてしまうリスクもあるとのことです。

今回は、制振材に断熱材を重ねるので大丈夫だろうという仮説の下で進めていきます。

上を向きながらの作業なので休み休み、3時間ほど要しました。

制振材の次は断熱材です。今回はオーディオテクニカの「ヒートシールドラグ」を使います。

断熱だけでなく遮音効果もあり、さらに軽量で粘着力も強いという点が選定理由です。

一般販売されているカット済みのものではなく、業務用の大判タイプ（500mm×750mm）を使用します。

一枚約2,600円という高級マテリアルです。

シートをルーフに当てて採寸してカット、貼り付けの工程を繰り返して施工します。

オーディオテクニカの製品は剥離紙がマス目状になっているので作業がしやすいです。

貼り付け面は直線形状が多いので作業難易度は高くありません。
ただ、フロント、バックエンドは形状がラウンドしていたり、ルームランプのベースが付いているため工数が増えます。

ヒートシールドラグの施工が完了した状態です。補強用バー以外の全面に貼り付けています。
粘着力が高いため、簡単には剥がれてこないと思いたいです…

ちなみに、この施工面積で大判シート（500×750mm）を3.5枚使用しました。

最後はルーフライニングへの断熱材貼り付けです。

フロント側には純正の断熱材が貼られていますが、これを取り除きます。

断熱材としてシンサレートを全面に貼り付けます。
シンサレートはそのままだとカット面がほつれてくるので、端末処理としてクロステープで保護します。

これで、ルーフのデッドニングは完了です。

次回はライニングを戻す前に、フロアのデッドニングを行います。