GRヤリス

ここ数ヶ月、ネット記事や動画でGRヤリスが出てくることが多くなりました。
車好きの社長さんの肝煎りで作った車ですから、できが良いのは当然ですが、自分の中で少し気になる部分が見えました。
おそらくですがこの車、一部の懸念点さえ許容できれば第2世代ランサーEVOや中後期のGC８の代替にできそうです。

ランサーEVOに近いある程度低回転から効いてくれるターボエンジン（もちろん馬力は多少劣りますが。）
車重は指定世代のランサーEVO RSやインプレッサ WRX STIに近い値です。
何より幅はありますが、全長のコンパクトさ、配分値だけ見れば前後両方向に不当配分できるセンタートルクスプリット機構という最新デバイスで強烈な性能を見せてくれるはずです。

ただし懸念点ももちろんあります。
・チューニングしても最大出力（及び同回転域の最大トルク）はエンジン排気量の分だけ多分負ける。
・最新の安全性担保したボディはコンパクトさ含めてもGC8と同等くらいの軽量化しかできない様に思われる。

まぁ上記はある程度チューニング嗜好の人で無い限り、影響は無いでしょう。
むしろ一般の方には、以下の点がネックになりそうです。
・現状２ドアモデルしか存在しない
・センターデフではなく、カップリングで伝達している４輪駆動の耐久性が未知数（前輪と後輪のファイナルギアが不等であることも含む）

特にドア枚数のせいで、完全に前述のマシンたちと比較して購入を躊躇している方は多そうです。
それでも、こんな良いマシンが出てくれているだけ御の字です。