FFでもSUVでも駆け抜ける歓び

最近のBMWとしては控えめなキドニーグリル。一見プレーンな感じだけど引き締まっていてどこから見ても間の抜けていないボディライン。もう少しだけフロントウィンドウが寝ていてもよかったかな。

マイルドハイブリッドとディーゼルの組み合わせは最高ですね。低速トルクもりもりで非常に扱いやすいです。ディーゼルのくせに5000 rpmまで回りますが高速域でのパワーの伸びを期待してはいけません。

段差や上り坂などにおいて、超低速でのアクセルワークにはものすごく気を使います。モーターのアシストがやたら強く顔を出して、突然ギュンッと加速することがあって、これが☆ひとつ減点の理由です。

硬いですけどこれぞＢＭＷ！これぞＭスポって感じなので文句はありません。車室内はディーゼルエンジンの音がきちんと遮音されていて全く気になりません。

BMWに共通することだとは思いますが、遊びの少ないステアリングは、ちょっとした操作もダイレクトに挙動に反映されるので、車高高めなＸ１はカクカクしたステアリング操作をすると無粋な車体の揺れが大きく出ます。とくにまっすぐな道をのんびり走っているときはステアリングに気を使います。

後部座席にスライド機構があって、積載性か居住性を選べるようになっているのがいいですね。

のんびり郊外を走っていれば余裕で20km/Lを超えるので満足。近所のチョイ乗りばっかりでも15km/L。

「上出来です！　お客様の平均燃費は他の同グレードのドライバーの７８％より低いです」ってＢＭＷアプリが煽ってきます。

コスパの面ではもう一声ほしいところですが、円安ではしょうがないところですかね。