ソラの旅立ち

昨日ソラがなくなった。
本日火葬を予約した。
旅たち後７時間くらいは暖かいままだった。
隣に寝た最後の夢はどこかで待ってたソラが蛍から降りた時に走ってきたそして抱き合って目が覚めた。そんなような気がする。


火葬もう一日ずらそうかな、動かなくなってもその触り心地はもうにどとない。まだ隣にいてほしい。その気持ちは絶対になくなることはない。間違いなく先に腐ってしまう。この時も口から血が出てくるので定期的にタオルを変えていた。ソラの匂いも昨日と比べると朝は違った。自分のわがままでソラがボロボロになってしまうだから火葬は今日しないといけないと自分に言い聞かせ。
本日朝花を買いに行く。この時は雨でさえない天気だった。
会社の上司からはフラワーギフト券をいただき、ソラを知っている皆からコメントや連絡をいただく。自分以外誰にもなつかなかった牙向いていたそれでも皆から言葉をいただいてソラはすごいなと思う。

花とソラが好きだった食べ物（安上がりだが食パンが異常に好きだった）と薬関係を並べ家で一度



そしてこの後火葬まで少し時間があったので準備をしてまた隣で横になる。
この時何故か一瞬意識が飛んだ。その時に見たのは人の目線ではなくすごく低い目線で全力で走っているような風景だった。ソラはどこかで元気に走っているのだろうか・・・それを自分に伝えに来たのだろうか。

そしてこういう時間というのは非常に早く出発の時間が来る。最後は蛍ワークスで運ぶことを考えたが今のソラは硬直した後で方浮いてしまうと口から血が出るので２ドアでバックドアからの乗り入れは大変で形が崩れるの嫌だったので４枚ドアのKワークスを選択。朝は雨だったのにいつの間にか晴れている。Kでも２回だけど羅臼にいったしここ最近の普段の外出はKだった。


こういうのもやはり体感以上に早く感じすぐについてしまう。
これで本当に自分の元から旅立ってしまう。最後ずっと泣いていた葬儀屋の人には申し訳ないくらいに。もうソラの体に触れることはできない。



ソラが空に帰っていく。
朝の天気とはうってかわりこの快晴。ソラが悪くなってから羅臼も市内もここしばらくずっと曇りでこの時期にしては気温が上がらなかったそしてこのタイミングで晴れて暖かくなる。今日を境に予報では明日からは３０度近くまで上がる予報になっている。これも奇跡か。ソラの旅立ち準備から体の旅立ちのその最後の時までの一連の流れに対しこんなにすべてが完璧にうまくいくことってあるのだろうか。ソラすごいな。


この時も旅だつソラと空を見てずっと泣いていた。お骨拾いもずっとないたまま。普段は放置プレイだが見かねた両親も来てくれた。
そしてソラが家に帰ってきた。こういうのはお互いにない方がいいのだろうか自己満足でしかないけど家に連れて帰りたかった。小さい瓶の中にはソラの牙が入っている。いつも持ち歩くカバンと蛍ワークスとKワークスと自分にで４個。


ソラが先立ってしまい一人になってしまった。７年１０カ月、いつも横にいて出かける時はいつも後ろにいてくれたソラはもういない。部屋にいても時折ソラの香りが漂ってくる、最後つれてかえってくるときもなにか感覚的に近くにいるような気はした。すごい奇跡おこして笑って去ったソラに対して申し訳ないけどひたすら泣いてる自分。

また犬飼うの？羅臼で次に会うとき（数年単位）は違う子と一緒かもね！　そんな言葉をかけられたり言葉も来ていた。

別にこの言葉に対して特別何か思うことはない。ただ今は正直そういうのは考えらにくい。次の犬は自分がソラとの生活で学んだ事を生かせるでもそれはソラに対して悪いような気がする。またソラが来るならそれはもちろん飼いたい。ただそんなことはないと思う。
それに一緒にいた時間は幸せでも最後のこの悲しさはつらすぎる。また会えるなら別だがまた会えるとわかるとこの見送りする際に出る気持ちは存在そのものがなくなると思う。
あくまでも個人的な思いでしかない。

それでもこんな自分に対して最後まであんなに頑張ってくれて奇跡のようなことをたくさん起こし自分を見つめて笑って旅立っていったソラの幸せそうな顔をみてこんな自分でもまた犬を飼う資格はあるのかもしれない、ソラのように飼い主がいなくなって行く場所がなくなってしまった犬たちに対して自分が救える命と与えられる幸せがあるのかもしれないと。

ソラに似た子なら全国探してお金を出せば買えるかもしれないただそういう形で買う気はない。お金を出してソラ自体記憶を持ったままで若くなった子犬がかえるなら話は別だがそんな現実は存在しない。
お金をださないのはケチだからと言われれば否定はできないがそういう理由ではない。同じ犬で命なのに対し人の主観で価値を決められているのが自分は好きではないから。あくまでも自分の意見でありこれが正しいとかを主張するものではなく、加えお金で買うこと自体を全否定しているわけではありません。記載したようにソラに会えるならお金積みます。

最後に。
飼い主募集で出会った時のソラ。


自分のもとから旅立ったときのソラ。


撮影機器の進化ももちろんあるけど若くて元気な引き取ってきた時よりも最後体に不自由だらけになってしまって旅立つ時の方がいい顔してる気がした。

ソラの記事は昨日のブログと今回上げたフォトギャラをもって最後にしようと思います。
この記事を残すことでソラの最後の歩みを残したかったのともしどこかで見てるなら自分とソラをめぐり合わせてくれた前の飼い主さんに旅立ったことを伝えたいという気持ちで書きました。

お読みいただきありがとうございます。