ポルシェPCMにエンタメソース拡充&お子様セット
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PCM純正ナビモニターに外部ソースを取り込むためのAVインターフェースの説明です。
PCMには外部音声入力(AUX)はありますが、画像入力ができません。
インターフェースジャパンから販売されている車種別のAVインターフェースを取り付けることで、標準でAV1系統+RGB入力を設けることが出来、オプションのケーブルを追加するとAV3系統まで増やすことができます。
今回はこれをつかって、①アルパインの地デジチューナーと②SONYのブルーレイプレイヤー、そして③iPhoneのミラーリングの3系統入力を実現しました。(iPhone画像入力にはHDMI入力用ケーブルが必要です)
操作のしやすさもよく考えられていて、前述のオプションケーブルの追加によって、純正のNAVボタン操作で切り替えられるようになっています。
純正ナビ→AV1→AV2→AV3→NAV・・は「NAV」長押しで遷移し、ちょい押しによってどこからでも純正ナビに復帰できる仕組みです。
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こちらがソニー製のブルーレイ・プレイヤーです。
車内でブルーレイを見たい場合、2DINタイプのナビに内蔵されているドライブ以外、選択肢が無いわけですが、家庭用モデルを持ち込む方法が残っています。
以前はパナソニックの製品をご紹介する機会が多かったのですが、ソニーのBDP-S1500の場合、頭出しをしなくても、電源を切ったところから再生が始まるレジューム機能がついていて、クルマでの使用にとても都合が良いので、こちらをご紹介するようになりました。
設置位置はご覧のようにグローブボックス下です。
製品自体はDC12Vで動作する仕様なので、シガライター電源でもいけますが、安定性の点で難がありますので、12V固定で供給できるようにレギュレーターを取り付けました。
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レギュレーターは、覗き込まないと見えません。
レギュレーターの奥に見えるスイッチについて
ちょっとハナシが飛んでしまって恐縮ですが、これはセンタースピーカーのON/OFFスイッチです。
冒頭の接続図をご覧いただくとおわかりいただけますように、フロント3way以外はDSPの制御が及びません。
それを考慮して、純正システムに繋がっているスピーカー群の音量レベルに対して、DSP経由の音量が大きくなるように調整しているので、音像づくりの大勢には影響が無いのですが、センタースピーカーに関しては、時に差し障りが出る場合もあるので、必要に応じてカットできるようにスイッチを設けた。というわけです。
失礼しましたー。m(_ _)m
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今回の施工で唯一、外観が変わったところがココですね。
右側が地デジ、左側がAVインターフェースのリモコン受光部です。
ブルーレイドライブは家庭用ですので、当然、受光部は外出しではありません。リモコンを本体前面パネルに向けることになります。
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あ、これも外観変更といえば変更ですね。失礼!
後部座席用モニターです。
ナビ男くんでおなじみのアイテル株式会社から発売されているスマモニAJという商品で、車種専用に開発された筐体にアルパイン製の9インチモニタを収めた、非常に質感の高い製品です。
標準の生地で5万円台、レザー張りで7万円台くらいの価格設定(車によって異なる)のようですが、これなら納得ですね。
さらには車検対応の「技術基準適合確認書」までついてくるスキのなさで、流石この分野の老舗メーカーさんだけのことはありますね!
接続に際しては、一般的な増設モニタと同様、車両側からの映像出力が必要です。
殆どの車がそうですが、今回のパナメーラにもありませんでしたので、前出のAVインターフェースの取り付けによって出力を確保し、接続しました。
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外部ソースの入力と表示装置の紹介が一通り終わったところで、純正AUX入力端子に触れておきます。
ご紹介しているAVインターフェースは、映像信号を車載モニタへのカプラ割り込みの形で送出する一方、音声信号については、車両の状況に応じて別ルートで送り込む仕組みになっています。
そのルートは、①AUX端子経由 or ②FMモジュレーターでチューナー経由のいずれかになります。
このパナメーラの場合、アームレスト下の収納スペースに、シガーソケット・USBポート・AUX端子(3.5mmステレオミニジャック)がありましたので、ここから入力できました。
下のジャックに刺さっているのがAVインターフェースから伸びてきたステレオミニジャックプラグですね。
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最後に作業途中の風景をお目にかけます。
オーディオ関係でここまでやることはなく、例のAVインターフェース取り付けに伴うバラシ作業の様子です。
前述のように、インターフェースの接続には、モニタへの映像信号等を送っているケーブルにアクセスする必要があるわけですが、このクルマの場合、そのためにグローブボックスを外す必要があり、なんとココまでバラさないといけないのです。
オーナー様が貧血で倒れちゃいそうな画像で恐縮ですが、AVインターフェース♪の語感の軽さほどライトな作業でもないんですよーというメッセージでした。
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今回は971パナメーラの本格サウンドアップ+エンタメソース拡充お子様セットの事例ご紹介でした。
フロント3way構成については、標準で2wayのクルマの場合、スコーカーを取り付ける場所を新設する必要が出てきますので、なかなかハードルが高いですが、ユニットを増やして担当させる帯域を細分化することで得られるシームレスな繋がりと、音場のスケール感には、2wayでは得られない価値があります。
特に今回ご紹介した、ハイエンドホームオーディオのスピーカーに近い、大口径ウーファーをあわせた3way構成は、(16-17cmウーファーに比べて)、リスニングの中心にある「中音域」の実体感の演出力に長けています。
一般的なスピーカーホールの寸法からくる、カーオーディオの表現力の制約から一歩抜け出た構成であるとも言え、ご事情が許すようなら導入をご検討いただく価値はあると思います。
(なお、この3wayにサブウーファーを足す場合は、この20cmウーファーより更に下の帯域をカバーできる、カロッツェリアのTS-WH1000Aがおすすめです)
当店はプロショップですので、標準の構成と関係なく、どんな施工でもやってしまいますが、とりあえず外観の変更なしで20cmウーファーで3wayが組める「選ばれしクルマたち」をピックアップしてみましたので、ここにお示しいたします。
基本的にBOSE系/BOSEオプションあり系のクルマが中心となります。。
【ポルシェ】
911(997) 2004年 - 2011年
911(991) 2011年-2019年
911(992) 2019年-
ボクスター(987) 2004年-2012年
ボクスター(981) 2012年-2016年
718ボクスター(982) 2016年-
ケイマン(987c) 2005年-2013年
ケイマン(981c) 2013年-2016年
718ケイマン(982c) 2016年-
パナメーラ(970) 2009年-2016年
パナメーラ(971) 2016年-
パナメーラスポーツツーリスモ(971) 2017年-
カイエン(955) 2002年-2006年
カイエン(957) 2006年-2010年
カイエン(958) 2010年-2014年
カイエン 2014年-2018年
マカン2014年-
【フォルクスワーゲン】
GOLF52004年-2009年
トゥーラン2004年-2015年
トゥアレグ2002年-2010年
トゥアレグ2010年-2018年
【アウディ】
A32003年-
A4(B8) 2008年-2015年
TT(8J)2006年-2015年
TT(8S)2015年-
【日産)
スカイライン(V35) 2001年-2006年
スカイライン(V36) 2006年-2014年
スカイライン(V37) 2014年-
スカイラインクーペ(CV35) 2003年-2007年
スカイラインクーペ(CV36) 2007年-2016年
クロスオーバー(J50) 2009年-2016年
◆
最後に、今回のシステムのおおよその予算をご案内しておきます。
ジャンルの異なる施工が混在していますので、商品と工賃を分割してご案内いたします。
Aのオーディオ一式をベースとして、B以降の各アイテムを追加するごとに表示価格が加算される格好です。
A:UtopiaMの3way+ DSP + デッドニング 等オーディオ一式 1,250,000円
B:AVインターフェイス+オプションケーブル2種(iPhoneミラーリング)追加 +250,000円
C:地デジチューナー追加 +70,000円
D:ブルーレイプレーヤー +50,000円
E:リアモニター +260,000円
※AUXが無い場合はFMモジュレーター(25,000円)が必要になります。
※工賃込み・税別
※A以外のメニューのみの場合は値段が多少変わります。お問い合わせください。
ご興味がお有りのお客様はどうぞお気軽にご相談ください♪
電話もお気軽に♪03-5913-8450です!
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