シビックType RをブルームーンオーディオとJBLでサウンドアップ♪ その2
目的 |
チューニング・カスタム |
作業 |
ショップ作業 |
難易度 |
  中級 |
作業時間 |
12時間以上 |
1
ドアが終わったので、シート下に移動してアンプの説明に移ります。
冒頭でふれましたように、4chアンプは標準のJBL CLUB 704から、新製品のJBL Stage A9004に変更しています。
704が4Ω定格出力がチャンネルあたり70Wであるのに対して、90Wと高出力で、ボディもひと回り小さくて取り付け性(馴染めない新日本語です)が高く、ご紹介の機会が増えている製品です。
昨今のアンプのスタンダードに習い、RCAによるローレベル入力と、スピーカー出力によるハイレベル入力の両方に対応しています。今回はインターナビ(VXM-195VFi)のスピーカー出力を取り込んで、4chのうちの2chを左右のドアに配し、残りの2chを一つにまとめて(ブリッジ)サブウーファーに供給しています。
写真の左側、シートレールの下に仕込んであるのはドライタイプのサブバッテリーです。
アイドリングストップ機構を持つ車の場合、エンジン停止の時間の経過に応じて、供給電圧が一定程度低下するようです。その低下幅は他の純正車載機器に影響がでない範囲で設計されていると思いますが、電圧低下時にアンプの動作が停止する症状が発生することがあります。
今回つかったJBL Stage A9004は動作電圧が9ボルトから16ボルトということになってますので、このクルマの場合、この下限付近まで低下することもある。ということでしょう。
リスニング中にこれは不快ですし、再ON時のスピーカーへの負担も生じますので、電圧低下を防ぐためにサブバッテリー搭載で対策しました。
2
動作の仕組みは以下です。
・エンジンが稼働して、オルタネーターによる発電→メインバッテリーの充電が行われているうちは①→②→③→と流れます。
・この場合は、メインバッテリーとサブバッテリーの電圧は同等に保たれ、基本的にサブバッテリーは放電しません。
・そしてアイドリングストップがかかり、しばらく経過して、メインバッテリー側からの供給電圧が低下した場合は、サブバッテリーが③の経路で電気を供給します。
・この際、①の経路にダイオードがないと、相対的に電圧の低いメインバッテリーに対して、サブバッテリーから電流が流れて、充電してしまうことになり、アンプへの供給が不十分になってしまいます。よって、ダイオードで逆流を防ぐ仕組みにしています。
3
ラゲッジルームに回って、サブウーファーを御覧いただきます。
JBLの30センチウーファー、WS1200を汎用のウーファーボックスに収めて設置しました。
最近は、ラゲッジルームを含めて、オリジナルの状態をキープしたサウンドアップが主流で、サブウーファーについても、シート下やラゲッジスペースの隅に設置できるようなパワードサブウーファーの出番が多くなりました。
昔に比べると小さくても高パフォーマンスの製品が充実していますが、ドーンと広がる量感と、ズーンと沈む伸びの点では、大口径で一定のエンクロージャー容積をもち、外部アンプで駆動されるサブウーファーが勝っています。
今回はラゲッジスペースに設置場所を見出して、豊かな音場を実現することが出来ました♪
なお、荷物をぎっしり積まれることもあるそうですが、ボックスに繋がっているスピーカーケーブルを外すだけで容易に降ろすことができますので、柔軟に対応できますね。
4
ツイーターの設置状況です。
ドアトリムの外観となにも変わらない絵面で恐縮です。
これでも中身は変わっております(笑)
見た目は変わりませんが、音は全く違いますね。
ツイーターが担当する高音域は、音像のステージングに大きく影響しますので、グレードアップの効果は如実に現れます。
エントリークラスの製品ではありますが、純正ユニットと比べると、かなり視界の晴れたクリアな音に感じられると思います。
5
最後はレーダー探知機の取り付けです。
ご入庫時は、コンソール脇のUSBスロットから給電し、シフトの前のコンソール内においてある状態でしたが、ダッシュ上に付け直しました。
接続にはOBD2アダプターを使い、配線も極力かくしていますのでスッキリしています。
場所はレーダー設置の定位置ですが、やはりここは視界のじゃまにならず、ツイーターの音への影響も少ないのでベストポジションですね。
6
今回は2回に分けて、JBL CLUB コンプリートパッケージをベースとしたカスタマイズ事例を御覧いただきました。
CLUBコンプリートパッケージは2013年ごろに提供開始し、JBL製品のモデルチェンジによる製品の入れ替えを経て、6年目を迎えます。
規定のパッケージメニューそのままでご注文いただくパターンのほか、今回のようにスピーカーを入れ替えたり、アンプを低価格のDSPに入れ替えたりと、ご事情に応じてさまざまな形でご利用いただいております。
このパッケージは、JBLのエントリーモデルを取り入れることで、低価格ながらフルオーディオと呼べる一通りのコンポーネントを揃えていただくことをコンセプトにしておりますが、今回のように、ちょっと予算を足していただいて、音の出口であるスピーカーをグレードアップしていただくと、より明確に音質がアップしますので、トータルの満足度もより大きなものになると思います。
特にこだわりのブランドなどはないけれど、スピーカー交換以上のことをしてみたいとお考えのお客様には、ちょうどよいパッケージだと思います。どうぞご検討ください♪
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