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2012年08月11日

使譯(通訳)は国の平和を導く…!?

使譯(通訳)は国の平和を導く…!? 『日御子』
帚木 蓬生 (著)

代々、使譯(通訳)を務める安住一族の子として生まれた針(しん)は、病床の祖父から、那国が漢に使者を遣わして「金印」を授かったときの話を聞く。それは、「倭」の国が歴史に初めてその名を刻んだ出来事。祖父が聞かせてくれる物語に、針は胸震わせ遠い過去に思いを馳せた。それから十数年が経ち、再び漢へ遣いを出すことになった。こんどは針の番だった。伊都国の使譯として正式に任命されたのだ。5隻の船にたくさんの生口(奴隷)を乗せ、漢の都・洛陽へ。
その後「倭国大乱」「邪馬台国」そして「東遷」へと、代々の使譯たちの目を通じて語り伝えられていく日本の歴史。眼前に広がる古代歴史ロマンが、日本人の心を捉えて放さない。

福岡県在住の作家ゆえに、邪馬台国は九州説にのっとってる…のは良いけど
全体的に五百数十頁というボリュームの割には筋立て・構想もイマイチで、古代史好きにはただ長くて物足りなさを感じます。
古代史の歴史小説は、歴史的事実による制約が少なく夢想なので、大いなるロマンを盛り込むことが面白いので、この作品はストーリーには起伏がなく人間には個性がなく小説としての劇的展開がないです。その点から少々残念な作品だと思いました。

※以下はネタバレです
日御子の統治論の根底に使譯(あずみ)一族に代々伝わる四つの教え。
①人を裏切らない
②人を恨まず、戦いを挑まない
③よい習慣は才能を超える
④骨休めは仕事と仕事の転換にある。
「儒教」か?「仏教」か?
聖徳太子の「以和為貴」(和を以て貴しと為す)の表記にはありがたみがあるが、やさしい口語体で表現されると小学生向けの道徳の教科書のようで、失笑を禁じ得ません。


注意:感想は私個人的な意見ですので、ご了承下さい。


ブログ一覧 | 古代史の本 | 日記
Posted at 2012/08/11 16:23:48

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