智天使（ちてんし、ヘブライ語ケルブ（ケルーブ） כְּרוּב kĕrûḇ

『智天使(ケルビム)の不思議』
二階堂黎人 (著)

大学生にして、多くの刑事事件の解決に貢献した、「名探偵」水乃サトル。
戦争で没落した家のお嬢で漫画家の天馬ルミ子（て。このネーミング。。。）
と、彼女に仕える元運転手の息子杉森。2人が行う狡知に長けた殺人事件。
過去の迷宮入り事件にサトルが係わった矢先に、またルミ子からみの殺人事件が起こり、その謎にせまっていく。
現在と過去の二つの事件。
驚くべき完全犯罪計画。圧倒的な緊迫感で描く、究極の本格推理小説。


この作品は、物語の冒頭に犯人とその犯行が書かれ、それを探偵役がどう解いていくのかを楽しむ、倒叙形式のミステリーです。。。。
紅白歌合戦の思わぬ歴史も楽しめました（笑）
作者の代名詞的な“二階堂蘭子シリーズ”と並ぶ人気シリーズである“水乃サトルシリーズ”の一作ですが、その“大学生編”としては「奇跡島の不思議」「宇宙神の不思議」「稀覯人の不思議」に続く4作目となります。


注意：感想は私個人的な意見ですので、ご了承下さい。