これが大賞でいいのか…!?

『パーフェクト・プラン』
柳原 慧 (著)

第2回（2003年） 『このミステリーがすごい！』大賞受賞

代理母で生計を立てている小田桐良江は、かつて出産した子供、三輪俊成が母親・咲子に虐待されていることを知り、発作的に俊成を三輪家から連れ出してしまう。そのことを知ったかつての愛人・田代幸司と兄貴分でアングラ・カジノの店長・赤星サトルは張龍生に事態の収拾を委ねる。龍生は、悪夢のような仕手戦に破れた株屋。そんな龍生がとてつもない誘拐計画を思いつく。龍生の父のボケ老人・泰生も加わり風変わりだが結束の固いチームが、「身代金ゼロ！せしめる金は5億円！」計画をスタートさせる。彼らは、いかなる方法でそんな大金をせしめるのか。ネット・トレーディング、ハッカー、代理母、胎児細胞、瞬間像記憶……今日的アイテムをふんだんに盛り込んだノンストップ誘拐ミステリー。

「このミステリーがすごい大賞」を受賞した作品にしては
面白くなかったと言うのが第一感想ですね。
都合の良すぎる展開には無理があり金融についての描写も、右から左に何かを読んで流用した感じがします。
心の葛藤や回顧など、人間心理の捉え方も浅いですね
レベルの低い作品だと思います。


注意：感想は私個人的な意見ですので、ご了承下さい。</span