谷川温泉 旅館たにがわ

谷川温泉の「旅館たにがわ」は前々から気になっていた温泉です。本当は泊まりたかったのですが、とりあえず日帰り入浴で行きました。
なかなかの建物です。内部も落ち着いた良い旅館です。やはり宿泊してのんびりしたいなあと思いました。
大浴場は細長い長方形の形をしていました。実はこの時、膝に痛みを感じていました。そんな私が歩くにはぴったりの浴槽でした。歩行浴です。他の客もいませんでしたので、何往復もしました。
湯口には驚かされました。大きな木の切り株から温泉が湧き出るようになっていました。湯は無色透明の単純泉です。つるすべ感のある気持ちよいお湯です。源泉掛け流しと循環の併用だそうです。
露天風呂です。ここも源泉掛け流しと循環の併用です。周囲は壁に囲まれていて眺望はよくありません。私は内湯の方が気持ちよく感じたので、大部分内湯に浸かっていました。
庭園も見事です。まだ雪が残っていました。そんな庭園を見ながら足湯に浸かることもできます。
私がここに来たかった理由は太宰治ゆかりの旅館だからです。おなじみの写真が飾られていました。そんな中に、太宰の内縁の妻で谷川温泉で心中を図った(未遂)小山初代さんの笑った写真がありました。初めて見ました。とても印象的でした。
駐車場には太宰の文学碑がありました。右側には太宰が入水する前に友人に送った「池水は濁りににごり藤波の影もうつらず雨降りしきる」(伊藤左千夫)という短歌が刻まれています。左側には「太宰治『姥捨』の宿」という太宰研究家の長篠康一郎氏の文章があります。それによると太宰が滞在した宿は「川久保屋」で、その後増改築したのが現在の「旅館たにがわ」なのだそうです。現在の駐車場が「川久保屋」の跡地にあたるそうです。
今年(2009年)は太宰治の生誕100年に当たります。いろいろな行事が行われるでしょう。私も今年は個人的に太宰を偲びたいと思います。小説も読み直したいと思います。他の太宰ゆかりの地にも行きたいと思っています。
(6月19日は桜桃忌です) 2009/3/15
温泉データ
源泉名・・・・・・・・・河鹿の湯
日帰り入浴時間・・13:00~17:00
定休日・・・・・・・・・無休
料金・・・・・・・・・・1000円
泉質・・・・・・・・・・単純温泉(弱アルカリ性低張性高温泉)
泉温・・・・・・・・・・46.8℃
pH値・・・・・・・・・8.4
加温・・・・・・・・・・あり
加水・・・・・・・・・・なし
循環・ろ過・・・・・利用しています
消毒・・・・・・・・・・オゾン殺菌
入浴施設・・・・・・内湯男女別各1、露天風呂男女各1
最新入湯日・・・・2010年1月24日(2)
HP・・・・・・・・・・・http://www.ryokan-tanigawa.com/
※関連リンクに画像があります。
住所: 群馬県利根郡みなかみ町谷川524-1
電話 : 0278-72-2468
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