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塩原湯元温泉 大出館

国宝級の温泉です
2009年08月27日
カテゴリ : 栃木県 > 観光 > 温泉
 足利市は栃木県の南部にあります。栃木県の名湯は北部にあります。那須温泉、奥鬼怒川温泉、板室温泉、塩原温泉など、どれも我が家から遠くにあります。それで、ついつい群馬の温泉に足が向きがちになってしまうのです。(群馬の温泉も近くはないのですが…)
 大出館はマァも私も行きたいと思っていた所です。マァは書道を生業にしようとしているので「墨の湯」という湯には浸からなければいけないと思っているのです。私も「墨の湯」には惹かれるものがありました。
 塩原元湯温泉には「元泉館」と「ゑびすや」、そして「大出館」の三つの宿があります。どこも日帰り入浴が可能です。どこも人気でこの日もそれぞれの宿の駐車場にはそこそこの車がありました。まだ、それほど温泉好きでなかった頃「ゑびすや」の温泉に浸かったことがあります。それ以来の塩原元湯温泉です。
 大出館は、もう少し鄙びた建物を想像していたのですが、外観だけを見ればなかなかの建物です。「日本秘湯を守る会」の提灯もあります。
 道を下りたところにいた従業員らしきおばちゃんに風呂は入れるか尋ねたところ、「大丈夫。」との返事でした。 
 大出館には8つの浴槽があります。源泉もいくつかあります。いくつかと書いたのは良くわからないのです。3つと書いてある紹介記事もありますし、公式ホームページでは2つの源泉が紹介されています。その一つが「五色の湯No.3」なのですが、この「No.3」がくせものです。写真を整理していたら「No.1」「No.5」もあったのです。ここでは源泉は「御所の湯」「五色の湯」で説明したいと思います。
 フロントで600円を払い、エレベーターで1階に下ります。1階通路沿いに浴室があります。一番手前が家族風呂の「藤の湯」(内湯)、次が混浴の「平家かくれの湯」「御所の湯」(内湯)、その先と言うか下が混浴の「岩の湯」(露天)、三番目が女風呂「高尾の湯」(内湯)、「子宝の湯」(露天)、そしてまっすぐ突当りが混浴風呂「墨の湯」「鹿の湯」(内湯)となります。ここは男湯はありません。
 一番奥の浴室には二つの浴槽があります。左手が「御所の湯源泉」の「鹿の湯」、右手が「五色の湯源泉」の「墨の湯」です。ここは混浴で脱衣所も一緒です。男はタオル一枚腰に巻いてうろうろしたりするので、女性には勇気が要りますね。タオルを巻いての入浴はもちろん禁止です。さすがのマァも断念して女湯へ。
 「墨の湯」という名前は誇張だろうと思っていましたが、まさしく墨です。流石の私も入るのに少し躊躇しました。飲泉もしてみましたが、苦味がして美味しいものではありませんでした。硫黄臭の中、こんな色の湯に浸かっているのはよいものですね。
 「鹿の湯」は白濁湯です。源泉は「御所の湯」なのですが、「墨の湯」以外はこの源泉を利用しているのではないでしょうか。こちらのほうが硫黄臭が強いです。浴感は柔らかい感じでした。こちらも飲泉したが硫黄臭が強く感じるだけで、不味いことには変わりありません。泉質はどちらも濃いものです。
 初めての私は「墨の湯」のあと「鹿の湯」になんとなく入りましたが、深層心理として黒い墨を白濁湯に浸かり落としたいという気持ちがあるのでしょうね。
 私は両方の湯を堪能したので他の浴室に行こうと思い脱衣所で着替え始めたのですが、マァが脱衣所の様子を伺っていました。
 「やっぱり入りたいのだけれど・・・。」
 「今はおじいちゃん一人だから入っちゃえ。」
 私もまた入りました。もう一人いたのは70過ぎの男性の人生の先輩でしたが、その方は悠然とした態度で湯浴みしていました。私も早くあのような境地になりたいものです。ともかく妻も満足できました。めでたし、めでたし。
 次の浴室にも2つ浴槽がありました。手前が「平家かくれの湯」で奥が「御所の湯」です。一応境目はありますが、源泉は同じ「御所の湯源泉」の湯だと思います。ここも混浴でなのですが、ここもよほど勇気がないと女性は入れません。この日も男ばかりでした。
 その先の階段を下りると、混浴の露天風呂「岩の湯」です。開放感があって、眺めも良いものです。風呂の外に立って下を見下ろすと、立派な旅館が見えます。手前の大きい方が「元泉館」で、その向こうにやや小さく並んでいるのが、「ゑびすや」です。
 お湯は熱めで夏の暑い時期でしたのでのんびり浸かるというわけにはいきませんでした。それから夏場はどこの温泉でもそうですが、虻が襲ってきます。私は幸い被害にあわなかったのですが、マァはやられたと言っていました。この露天風呂でもハエ叩きを持ったおじちゃん二人が素っ裸で虻と格闘していました。思わず笑ってしまいました。
 大出館の湯はとても素晴らしいのですが、なんか気忙しい感じでのんびり感を味わうことが出来ませんでした。最後に妻と入ったのが家族風呂の「藤の湯」です。二人で入るのなら充分の大きさでしたし、内側から鍵もかかりますので誰にも気兼ねせず、のんびり出来ます。
 いつの間にかマァとこうして二人で温泉に浸かることがなんともなくなりました。これは、良いことなのでしょうかねぇ。
 帰りにマァに言いました。
 「今度は泊まりで来ようよ。湯上りのビールはおいしいし、墨の湯の女性専用時間もあるから。」
 「私は嫌よ。」
 「どうして?」
 「温泉は良いけれど、全体的にちょっと汚い感じで泊まりたくない。」
 そういわれれば浴室の鏡が割れていても直していないし、電気のカバーも外れたままだし、手入れがなされていないようです。秘湯ということと掃除や手入れが行き届いていないと言うことは関係のないことですからね。
 国宝級の温泉に気持ちよく入れるようにしていってほしいと思います。
                                             
温泉データ
源泉名・・・・・・豊国館 苦湯
時間・・・・・・・・10:00~14:00(要問)
定休日・・・・・・無休
料金・・・・・・・・600円
泉質
・御所の湯 
含硫黄ーナトリウムー塩化物・炭酸水素温泉(硫化水素型)(中性低張性高温泉)
・五色の湯No.3 
含硫黄ーナトリウムー塩化物・炭酸水素温泉(硫化水素型)(中性低張性高温泉)
泉温・・・・・・・・御所の湯     50.9℃  (気温 12.0℃) 
         五色の湯No.3  52.6℃  (気温 12.0℃) 
pH値・・・・・・・御所の湯    6.2
         五色の湯No.3  6.44
加水・・・・・・・・なし
加温・・・・・・・・なし
循環・ろ過・・・・なし
消毒・・・・・・・・なし
入浴施設・・・・混浴内湯4 混浴露天風呂1 家族風呂1 女性内湯1 女性露天風呂1
調査日・・・・・・2008年8月9日
HP・・・・・・・・http://www.naf.co.jp/ooidekan/

※関連リンクに画像があります。
住所: 栃木県那須塩原市湯本塩原102
電話 : 0287-32-2438

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