目的 |
チューニング・カスタム |
作業 |
DIY |
難易度 |
初級 |
作業時間 |
30分以内 |
1
HLA(ハイドロラッシュアジャスター)
カムとバルブのクリアランスを調整する必要があるのですが、K型は油圧で調整するこのタイプを使用しています。
油圧で調整するので面倒さはないのですが、オイル管理をまめにすることが必要なのと、高回転向きではないようで、ロードスター乗りの方はこれを殺してしまう人もいらっしゃるとか。
他にはシムで調整するタイプですが調整するのに数種類のシムが必要なのと、調整が面倒なのですが高回転向きなのがいいらしです。
2
ちなみに、整備書には「非分解品」とされています。
要は問題が出れば新品交換となるのですが、今は価格も相当上がってますし、それを24個買うなんてありえません。
最初はこのまま使う予定でしたが、多くの先人が分解整備されてますし、ここまでやってこの部分をやらないのもおかしいでしょ?ってことでやっちゃいます。
2年保管してる間にオイルがメッチャ汚れてる...
と言う事はHLAの中も汚れてるってことです。
上の画像が2年間保管後。
下が保管直後の状態。全然違いますね。
汚れとエアー混入はHLAの性能低下なのでこの際やっちゃいましょう!
予断ですが、動かさずトレーの中に入れてただけなのにこんなに汚れが出るなんて...
Mobil1っていいオイルなんですね(笑)
3
HLAにエアーが混入してるかの確認は、HLAの突起部分(左のペンチでつまんでる部分)を指で押して動いたらOUT。
(2/3はエアーが入った状態でした)
分解して、エアー抜きをします。
まず、突起部分を傷つけないように注意してペンチなどでつまみ、引っ張って分解します。
オイル、汚れてますね。
4
次に外した突起部分をさらに分解。
ここもペンチでつまんで引っ張ります。
すると中からまた小さい部品が出てきます。
マトリョーシカ的な感じです(笑)
5
さらに分解すると、ボール、ボール押さえ、スプリングが出てきます。
これだけの部品でオイル圧力を制御してクリアランスを一定に保っているのです。
だからオイルが汚れていると細いオイル穴にゴミがつまり、油圧が得られなくなってタペット音(ガチャガチャ音)がするんですね。
6
HLA全部品です。
クランクみたいな大きな部品もあれば、こんなに小さい部品もありーので、エンジンは動いてるんですね。
すごい!
7
全ての部品をパーツクリーナーで洗浄します。
小さいのでなくさないように。
エンジン分解時、本体内部にはほとんどスラッジがないエンジンでしたがHLAの中は汚れてました。
絶えず、オイルポンプからオイルを供給され基本オイルが抜ける場所がないのでゴミが溜まりやすいんでしょうね。
ウエス等でキレイに拭き取ります。
8
全て分解したらこんなにスラッジが...
こりゃ酷い。
次は組み立て編です!
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