
この記事は、
ハイブリッドバトル-プリウスVSインサイト-について書いています。
←『ハイブリッドバトル・プリウスvsインサイト』より。
まず、『ハイブリッドバトル・プリウスVSインサイト』の感想を述べます。
製作はこの手の走り屋系の作品を扱っているクロックワークス(製作はミューズプランニング)なので、期待してました。
でも、正直言って、がっかりです。
「プリウスがモーター駆動が主体で、それをガソリンエンジンでアシストするのに対し、
インサイトはガソリンエンジン駆動主体なのを、モーターでアシスト。
さしずめ、電気ターボ」(出典:楠みちはる『C1ランナー』)
こういった論点が出てこない!
まーーーーーーったく出てこない!
それどころか、
「今回はエンジンには、何もしません!」
↑
でぇーーーーーーーーー!
それじゃ、170kmくらいしか出ないじゃーーーーーーん!
いや、ってゆーか、最初から、アレだった。
ハチロクで湾岸の帝王とか、言ってたし。
「きっと、峠最速とか、環状最速とかの言い間違いでしょ」とか、
「イヤイヤ、あのハチロク、見かけはハチロクなんだけど、中身はRB26エンジンとかにスワップしてあるんだよ」とか、
強引に合理的に解釈して、期待して観た私がバカだった 汗。
CR-Xで湾岸の帝王とか言ってるし。
やっぱコレって、アレでしょ。
いや、何がもうがっかりって、
電気車の高高速性の対する技術論レベルが、私以下でしょ、これじゃあ。
「湾岸」をテーマにするってのに。
あの、「高速湾岸線」ですよ!
走り屋(爆走族)をテーマにした「文芸論」の、ある意味、「極み」といえる、高速湾岸線をテーマにした話なのにですよ。
「プリウスがモーター駆動が主体で、それをガソリンエンジンでアシストするのに対し、
インサイトはガソリンエンジン駆動主体なのを、モーターでアシスト。
さしずめ、電気ターボ(出典:楠みちはる『C1ランナー』)
です。
プリウスがインサイトに勝つためには、モーターを徹底的に活用します。
高高速志向の特性になるように変更します。
最高速の到達理論値は、かつての鉄道の限界値といわれた444km/hを暫定目標とします。
事実上、この理論値は、TGVが575km/hを記録しているので、過去の遺物にすぎません。
ですが、現在の首都高湾岸線で必要となる戦闘力を考えれば、400km/hあれば充分です。
モーターの理論値は400km/hオーバーですが、車体の空気抵抗によって実質の最高速度はもっと下がります。これについては、エアロパーツで徹底的に改良し、モーターの理論値に最大限近づけます。
バッテリーも特別品に交換します。
高高速域性に関しては何の問題もないのですが、モーターを高速域に振ってしまう分、そこに到達するまでの加速力に、著しい問題が生じます。
それについては、ガソリンエンジンを徹底的にロムチューンすることで解決します」
・・・コレくらいの話は出てきてくれないと。
ええ。
走りとか、走り屋とか、チューンを見せ場としているビデオでは、ええ。
不満です・・・汗。
ん・・・なんというかな。
ビデオ作品なんだから、「エコ」とか「燃費」っていう「リミッター」かけずに、もっと思いっきりやってくれ、っていうのかな。
そう。
せめて、文学作品の中ぐらいでは、「理論値どおりに」思いっきりかっ飛ばしてくれ、っていう。
これではおそらく、インサイト@アウトバーンの「実質値」そのものしか出ないだろう、と。
「インサイト@アウトバーン」の話は、また次回以降に書こうか?
さて、
「・・・NAのコルトだったから、速度リミッターに当たらなかったんですよ」
「ああ。回転数の都合上か」
「ええ。6000回転くらいまでしか回らないし、Max6000回転で回したとしても、そのときの速度が160km/hちょい。
180km/hの速度リミッターには当たらないんですよ。
カタログとかには180km/hで速度リミッターが作動しますぅ、って書いてあるのに、
ああ、話が違うぞ!みたいな」
https://minkara.carview.co.jp/userid/607203/blog/16073626/
↑
あえて、今、加えるとすれば、
「日本のクルマは、低回転トルク重視型。
対して、ドイツ車などは、高回転パワー重視型。
ちなみに、日本車でもV-tecとかは、高回転型の機構になっている」
という情報を付け加えておこう。
また、
さらに付け加えるとすれば、・・・「メトロノーム」。
「Max6000回転で回したとき、回し続けたとき、エンジンは単調な音楽を奏で始める。
二拍子。
四気筒なのにどうして二拍子なのか?
その謎は未だわからずにいる」
だが、
その種の「音楽論」を、私はやりたいわけではない。
むしろ、
「日本のクルマは、低回転トルク重視型。
対して、ドイツ車などは、高回転パワー重視型」
という種のお話。
「昔、F1で、ホンダは、1500ccで300キロ出してました」
という。
だから、「低回転トルク重視型」に振るか、
「高回転ピークパワー型」に振るか、っていうことの違いであって、
それは即ち、
日本の峠を走る場合は、低回転トルク重視型の方が、加速もイイし登坂力もあるだろうし、
ドイツの平原・アウトバーンを走る場合には、高回転ピークパワー重視型がいいだろう。
でも、峠では、加速力・登坂力が鈍るであろう、という話。