オッサンのための映画『SOMEWHERE』を観てきました。これはまさしくオッサンの心情を描いた作品では～。ここまでオッサンを細かく描ける監督はソフィア・コッポラだけでは～♪(*ﾟ 3ﾟ)/~

ソフィア・コッポラ監督の

『SOMEWHERE』
を観てきました。

第６７回ヴェネチア映画祭で金獅子賞受賞の映画です。
監督が元彼のタランティーノでしたが・・






これはまさしく
オッサンのための
オッサンを描いた
オッサンが「あーそれ！、そうなんだよ！」
って映画でわ？

スティーブン・ドーフ演じるマルコは、×１映画俳優。
成功してホテル住まい。車はフェラーリ。
毎日PARTY三昧。
自分の理想とする生活をしてた・・はず。

定期的にエル・ファニング演じるクレオと過ごしている。
この瞬間はなぜか、他のことをしていても娘との時間に没頭してしまう・・

ある日クレオと共同生活をすることに。
今までのPARTY三昧、派手な生活が一変地味に。
でも、でも・・そこになぜか安らぎ、心地よさを感じてしまう。
しかし、クレオもクレオなりに父に対して想いを持っている。

娘が自分の近くからいなくなったとき、自分の理想、心地よさ
みんなひっくるめて自分なりに答えを出す・・

そんな映画です。

これは
オッサンの映画だと思います（笑）
女の方が見てどう思うのか・・

例えば
フェラーリのマフラー音を少し多めに吹かす
『いいねぇ～その音～わかる（笑）』

街中をちょっとアクセル踏んでみる
『わかる～その気持ち（笑笑）』


酒飲んで大騒ぎ。次の日に反省
『わかる～（反省）』

パッと見、マルコは成功してるんですが、自分自身でわかってないですが
生活を満足した気持ちになっている。
なんで、何かしながら出ないと寝ることができない・・
そこがなぜか象徴的に印象に残りました。

この話はソフィア・コッポラの父
フランシス・フォード・コッポラと過ごした生活がベースなようです。
確かに、言われるとそんな感じしました。

また映画は全編おしゃれです。さすが、ミルクフェドを作ったデザイナーです。
協賛も多く
MARC JACOB
NINA RICCI
LUIS VITON
dolce&gabbana
とさすがです。

あとマルコの履いていたLEVISの色落ちきれいでした。
ワークブーツも。これもまたオッサン心を。
(*≧∇≦)/

音楽もこれもまた～
買ったパンフにはサントラ発売ないとか～

かっこよい、そしてどっかびしげなオッサンになろう！
そう思わせる映画でした。

それにしても、ソフィア・コッポラ全て今まで見てますが・・
オッサンの描き方上手ですね。

ロスト・イン・トラストレーション
のビル・マーレイ。
これも切なかった～



でもビル・マーレイと言えば個人的には
ブロークン・フラワーズ。
ジム・ジャームッシュの映画です。
（だんだん映画おたくのコアな部分に・・・笑）





★★★★☆です。


スティーブン・ドーフ久しぶりやな～
個人的にはブレイドのフロストがすきやった～