『神様のカルテ』観てきました。地方医療現場の話ですが、その中でいろいろ考えさせられました。よい映画をありがとう。

本日は台風が近づいているが・・・
映画の日。

ってことで
『神様のカルテ』
観てきました。




表面的には地域医療のお話ですが・・深いですね～。
主人公の自分の職業感に悩む姿を
自分の今の境遇やちょっと前やそんなことと比べながら考えてしまいました。

映画のキャストもそれぞれハマって、
いい原作なんだろうな・・って感じてしまいました。

映画に作り方も穏やかだけど丁寧に作られてます。


櫻井翔さん演じる栗原一止は緊急医療を24h行う本庄病院に努めている。
そこでは日直の医師が２人（1人は研修医）で70人をこなす重労働をこなしている。こんな激務の労働環境の中医療に向き合っている。淡々とこなしているように見えるが的確な判断で確実に患者と向き合っている。
生活では宮崎あおいさん演じる妻　榛名、原田泰造さん演じる大家の男爵、同居人の岡田義徳さん演じる学士とともに元旅館で楽しく生活をしている。

そんななか、柄本明さん演じる貫田医師が母校の医局での研修に栗原を勝手に申し込む。彼は現在本庄病院で行っている治療との歴然とした差を感じる。また医局でおこなった治療で教授の目に留まる。
そして研修を終えて本庄病院に戻る。

そんな中、医局で診た加賀まりこさん演じる末期がん患者安曇雪乃が本庄病院に栗原を頼ってやってくる。彼女は医局では手の施しようがなく、『残りの人生を好きに生きてください』と言われた。彼は彼女を本庄病院に受け入れる。

といった内容です。

医師の重労働ってのは聞いてはいましたが、これが現実なんですね。
また地方自治体の財政難により医師が減っていくってのも拍車を確定いるんでしょうね。
そんな状況下で栗原が迷いながらも医師として歩いていきます。
彼の取った
『正しい医師としての行動』
ってのを考える中で、自分の今まで悩んで生きてきた歩みを考えてました。

そんな映画、原作なんでしょうね。
決して強いメッセージがある映画ではありませんが、
かなり力強い映画だと思います。

医師になった当初の気持ちが、忙しさのなか薄れていく。
医師とはなんなのか？
医局、本庄病院、過疎地での医療・・・何が自分のすべきことなのか。

人生不器用にしか生きれなくても、
自分で悩み、
自分の出した道に自信をもって歩いていきたい
と感じた１作でした。


学生時代に持っていた自分の理想の大人像を
今の自分に当てはめて反省した作品でした。



いい映画でした、ありがとう
そんな気持ちです。



★★★★★です。