『マーガレット・サッチャー鉄の女の涙』を観てきました。メリル・ストリープがアカデミー主演女優賞の作品です。

『マーガレット・サッチャー鉄の女の涙』
を観てきました。

メリル・ストリープがアカデミー主演女優賞を獲った作品で、来日番宣してたんで結構話題なのかも。１週間経ったレイトにも結構人が入ってました。
Ｏ(≧▽≦)Ｏ




イギリス初の女性首相のマーガレット・サッチャーの伝記です。
伝記の著者は実の子供だそうです。

メリル・ストリープの演技については
『すごい』
ヽ( ´￢`)ノ
の一言です。
これなら獲るでしょう、アカデミー賞。
そんな感じです。

次に、脚本の構成もうまいです。
映画自体は105分と長くありません。
コンパクトに成りながらも、うまく全体を収めてあります。

あるスーパーで牛乳を買う老女。彼女の名はマーガレット・サッチャー。初の女性イギリス首相で任期を１１年務めた人物。家に帰ると家のものが心配している。そのことを夫のデニスに話す。しかし周囲にはデニスは見えず、彼女もそれについて言及しない。周囲の痴呆扱いに嫌気をさしつつも、過去の栄光を思い出す日々が続いていた。

こんな感じで、時系列に過去を振り返っていきます。

サッチャー首相と言えば、思い出すのは
サッチャイズム、労組解体、
石炭事業撤退、民営化の促進

・・・・そんな政策で貧富の差が激しくなり失業者が増加したってこと。
そんな中でできた映画がすんごくよかったので覚えてます。

フルモンティ




ブラス



最後のあのシーンで泣かない人はいないでしょ！！


今でもこの映画は大好きです。

そして、こんなイギリス映画の火付け役
トレスポ！！



斬新やわ～。
やっぱコレ。
もちろん、サントラ#1,#2どっちもあります！！

ダニーボイルの出世作です。

そして、この頃イギリスでの爆発事件で声明を多く出していたIRA。
そんな映画で思い出すのは

デビル



ブラピとハリソンフォードの共演作でめちゃ話題に！！

ですね。

そこまでは知っていたのですが、彼女の名声を裏付けた事件
「フォークランド諸島への侵略」
はしらんかったです。
そんなことがあったんですね。
このことで、イギリス国民の支持を大きく得て長い任期を務めることとなります。


さて・・・・
残念なのは今が認知症、過去は栄光の図式が強く、さほど英国首相時代の苦労が見えなかったこと。そのため、首相時代の苦労がうまく伝わってきませんでした。

そして、この映画の図式どこかで観たな？？
って思ってたんです。

『IRIS』
という、ケイト・ウィンスレット、ジュディ・デンチそしてまたしてもジム・ブロードベント。
かなり構成、脚本似てます。しかし、この映画は夫婦愛を軸にしてることからブレず、切なく見入ってしまう映画でした。
この映画は、もちＤＶＤ購入しました～




この作品で今回も旦那役のジム・ブロードベントが助演男優を獲ってます。

そう考えると・・・
★★★☆☆です。