『ルート・アイリッシュ』観てきました。ケンローチ監督の民間軍事会社の存在を問う映画です。かなり腹に来ます、この映画。

『ルート・アイリッシュ』
観てきました。
ケン・ローチ監督です。

ルート・アイリッシュ　ってIrishだし
ケンローチなんで
アイリッシュのなんかの映画だと・・・思ってました。
写真のように傭兵映画だったんですが・・・ww





チョイ前には
エリック・カントナの




エリックを探して
ですね。

もともと知ったのは
ケスって映画ですが・・・



それと比べると、今回はかなりシリアスです。

ある男がリヴァプールの川の遊覧船の上で、泣きながら携帯電話の留守電を繰り返し聞いている。
『ファーガス・・・電話が欲しい』
・・・
『ファーガス・・・・まずいことになった。話を聞いてほしい』
・・・
『ファーガス、頼む電話をくれ・・・』

この男の名はファーガス。
この留守番電話の声の主であるフランキーの葬儀に来るためにリヴァプールに来ていた。フランキーは、イラクの民間軍事会社の兵隊。それを進めたのは、幼いころから兄弟の様に育った、ファーガスであった。
葬儀場ではフランキーの妻であるレイチェルに責められる。

葬儀の後、フランキーの勤めていた民間軍事会社の役員から状況の説明を受ける家族。フランキーは世界で最も危険な道、
ルート・アイリッシュ
で襲撃を受けたという。
役員であるウォーカーはいう。
『wrong place,　wrong time』
悪いときに悪い場所に出くわした・・・

しかし、ファーガスは納得していなかった。
その葬儀の後、イラクでのバーの経営者マリソルからフランキーから言付かった携帯電話を預かる。
その中身を見ようとイラク出身のミュージシャン、ハリムに翻訳を依頼する。

そこには、フランキーの同僚のネルソンが民間人を射殺し、それを携帯電話で撮影し目撃していた少年を射殺するまでが映されていた・・・・

ファーガスはこの１件に不信感を募らせて自身で捜査を始める。

民間軍事会社ってのがきちんとた会社として運営されていて、各国の軍隊をリクルートして回っていることをこの映画知りました。
特にイラクでは
CPA Order17
という独自の法規で、殺人をしても治外法権、所得に課税がない・・・
といった得点で駐留軍よりも問題視されていると・・・・

物語もかなり引き込まれるものがあり
なぜフランキーが死ななければならなかったか・・・
が解明されていきます。

知らなかった内容を基に、引き込まれた映画でした。

★★★★☆
です。