『小さいおうち』見てきました。戦争が時代とともに庶民にどんな風に根差していたか・・・それが新鮮でした

『小さいおうち』
見てきました。

山田洋次監督ってことで
見てきました。

原作は直木賞の小説です。
昭和で戦争時代をどのように過ごしたかをちょっと今まで知らなかった感じで描かれています。

戦争時代、想像するのは物がなく敗戦で焼野原の様相。
けど、この映画はそこに至るまでの経緯が全てがそうでなかったことを描いています。

それが個人的には新鮮でした。

あと、主人公のタキ演じる黒木華さん、いいですね。
ほんまクラシックな顔立ちって感じで。
けど、ググってみるとこの映画の雰囲気と違いますね～

噂によると今年ブレイクするらしいです。

ある葬儀場。
１人の身であった布宮タキが亡くなった。
発見者は妹の孫であった健史。
健史はタキの性格に惹かれ彼女のアパートに通っていた。
そんなとき、彼女が台所でうずくまっていたのを発見し、彼女が亡くなっているのを発見した。

健史の家族で彼女の遺品整理をしているときに、健史あてのノートを発見する。
そこには彼女がなぜ独り身で過ごしたのか、どんな時代を生きたのかを書くよう健史が進めた手記が記されていた。

昭和１１年タキは山形県から上京し、女中として働いていた。
小中先生のところで働き、その働きを認められて平井家で女中として働くことになる。
その家はハイカラな
赤い三角屋根の小さなおうちで彼女のお気に入りの家となる。

その平井家には旦那様と夫人の時子、息子の恭一と暮らしていた。
平井は玩具店の常務で戦争での好景気にのり、豊かな生活を送っていた。

そんな幸せな時、恭一が小児麻痺かかり下半身の自由が奪われてしまう。
タキは献身的に看病を続ける。

ある時平井は会社の若手、板倉 を連れてくる。
酒や大人の談笑を苦手な板倉は恭一と仲良くなり、そんな姿を見ていた時子は彼に惹かれていく。


時代は第二次世界大戦に入り、大きく運命を変えようとしていた。


現在と昭和１０年代の時代の２つを平行に流れていきます。
原作ではどうだかわかりませんが、２つの時代を行き来してってより
昭和１０年代の時代が主流に流れていきます。

他の映画であれば、現代の時代である発見があり、それが過去のある風景を思い出すきっかけとなったりしながら進んでいきます。
・・がこの映画は過去の話を主流として進んでいくので途中だれてしまいました。

一番の疑問点はなぜタキが独身で通したのか・・・
その自叙伝があるところで終わっているんですが。。。
それはなぜか？なぜ彼女その最期を書いた時には泣き崩れるていたのか・・・

だと思いますが・・・
この謎が長続きせず、途中でそうかな？？
っての
実際そうだった・・・
って感じでした。

個人的にはもう少し短くして謎の部分を最初の段階で持ってきてほしかったです。

★★★☆☆



そう考えると、このCMの部分が一番の見せ場なんですけどね・・・