目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
中級 |
作業時間 |
12時間以内 |
1
ここ最近の夏の暑さに我慢出来ず、エアコン修理に踏み切りました。
電装屋さんに預けて修理も考えましたが、お金の問題や長期間預けることへの不安、今後も自分で対処しなきゃいけないだろうと思い、出来る限り自分で修理を試みました。
と言ってもエアコンの仕組みを全く分かっていなかったので夏の終わりぐらいからちまちま勉強しました。
まずはとりあえず真空ポンプとマニホールゲージを購入してダメ元で真空引きしてみました。
結果、真空引き後10分ぐらい経過すると徐々にメーターが0に戻っていったので漏れもあるようです。
ちなみにこの時点で故障が判明している箇所はコンプレッサーのマグネットクラッチ(ONでヒューズが飛ぶ)とエバポレーターのサーミスター(連続運転でエバポが凍って冷たい風が出なくなっていたので応急処置で手動スイッチを作りサーミスターのON/OFF信号を出していました)でした。
2
まずはコンプレッサーを取り出すことを目標に分解していきます。
と言っても周辺部品もバラしていく必要があり、特に問題となりそうなのがパワステ関係の部品です。サービスマニュアルでは簡単にポンプブラケットを外して横に避けてからコンプレッサー取り外し作業するように書いてありますが、35年以上経過した今、そんなことしたらあらゆるパワステ配管やタンクから油漏れするのは目に見えています。新品部品は無くワンオフで作れば何とかなるかもしれませんが悩みどころです。
そこで話は脱線しますがどうせならパワステ撤去出来ないかテストしてみました。とりあえず出来る限りパワステフルードを抜いてベルトを外して走行してみたところ特に不自由なく走れました。太いハイグリップタイヤを履いてなくて良かったです。
そういう訳でパワステ関係の部品を躊躇なく取り除き、コンプレッサーを取り外します。
3
コンプレッサーを上に引き抜くスペースはそのままでは無いので配管の他にコンデンサーとコンデンサーファンを取り外し、ラジエーターを写真手前にある程度傾けられるようにするとコンプレッサー取り出しスペースが確保出来ます。
4
コンプレッサーを取り外しました。手で回したところ焼き付きによるロックは無さそうでしたが、内部がどうなっているかは分かりません。また、ガス漏れによる油汚れが酷いです。マグネットクラッチの抵抗も測定してみましたがやはりNGです。
リビルト品を取り寄せようとネットで調べましたが前期EF7用を取り扱っていそうな業者が中々見つかりません。EF8用はそこそこ見つかりましたが。。。
そこで時間はたっぷりあるので現物を修理する方向に切り替え、赤穂商会さんに現物修理を相談しました。安易な事は言わず厳しい職人気質ですが信頼できる方と思い作業を依頼しました。
5
色々と相談、勉強させてもらい結果的に中途半端な修理はせず、全部取り外して点検と修理をすることになりました。
コンプレッサー、コンデンサー、リキッドタンク、エバポレーター、各種配管を送品するために梱包していきます。
ちなみにコンプレッサーは既に他社で一度OHされているようで、再度OH可能かこの時点では不明でした。
コンデンサーは出口側配管の継手ネジ山が舐めてダメになっていました。緩めるのに硬すぎて苦労しました。恐らく14年前に納車整備した際にエアコン修理したみたいですが、その時に配管を斜めに接続して無理矢理工具で締め込んだんでしょうか。どちらにしろ35年以上経過して熱交換の効率も落ちているので枠組みは再利用して新作です。
とりあえず分解編は以上です。
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