2010年12月17日
GT韓国シリーズ最終戦!!!
いやぁ~、書く!!書く!!!って言っておきながら、こんなに遅くなってしまい、申し訳ありませんでした。
先月行われた、韓国GT最終戦の報告を致します。
第5戦2位。
最終戦2位。
。。。。。
勝てませんでした。
でも、
人生初の自力でシリーズチャンピオンを獲得出来ました!!!
S耐でチャンピオンを取った事はありますが、自分は全戦出てなかったし、出てない時に勝ったりなどいろいろあり、自力って取ったって感覚はありませんでした。
スーパーGT最終戦で大ミスをしてしまい、すごく自分に自信をなくしていましたが、韓国でチャンピオンを取って、少しは自信を取り戻しつつあります。
これも、皆様の応援があってこそです。
本当にたくさんの応援ありがとうございました。
というわけで、韓国最終戦のレースレポートを書いていきますね。
まず、初の韓国F1サーキットで開催された最終戦。
第一印象はすごくエキサイティングなサーキット。
走行は金曜からだったので、木曜日にコースをチームメイトと一周歩いて、しっかりコースを確認しました。
テクニカルなゾーンから、ハイスピードなゾーンまであり、かなり楽しそう。
いざ、金曜日。
最初はコースが汚いので走らず、2本目の枠から走る事にしました。
マシンの確認、セッティングの確認をしながら、コースを覚えていきました。
タイムもかなり良かったし、問題ない状態でその日の走行を終えました。
2位を1秒以上離してトップでしたよ!!!
僕らが乗っているストックカーは、すごくトラブルマシン。
色々な場所がどんどん壊れていくので、少しでも走行距離を減らしたく、最後の4本目の走行も走らず、翌日の予選に臨むことにしました。
いざ、予選。
今回のレースは3800クラスと混走レース。
予選もかなりのトラフィックに引っかかってしまい、予想タイムまで出せませんでしたが、ちゃんとポールポジションゲット。
今回は1イベント2レースで、土曜日に第5戦の予選と決勝。
日曜日に最終戦の予選と決勝。
というわけで、午後から第5戦の決勝がありました。
スタートして数周で、シリーズ争いをしている2位のドライバーと5秒ぐらい離す事が出来たので、ここからはペースをコントロールしていこうと。。。。
ところが、ここで僕のマシンの挙動に違和感が???
ストレートを真っ直ぐ走らない!!!
ブレーキもどんどん深くなって、全く効かない!!!!
250KM以上出るマシンで、ストレートを真っ直ぐ走らないのは、本当に怖い。
でも、負けるわけにはいかないので、死ぬ気でアクセルを踏みました。
徐々に差は詰まるけど、何とか持ちこたえられそう。
でも症状はどんどん酷くなる。
マシンの動きがだんだん予想できなくなり、同じコーナーでも毎周動きが違う。
そんな中の最終ラップ。
ペースを落として走り切ることだけに集中していたのですが、突然リアが流れてしまい、スピンしてしまいました。
そのタイミングで抜かれてしまい、結果2位でした。
凄く悔しく、正直表彰台に立ちたくなかったですが、まだシリーズが終わった訳ではない!!と自分に言い聞かせました。
メカニックに症状を話して、マシンをしっかりメンテナンスしてもらう事に。
トラブルはリアの足回りが両方とも壊れていて、リアタイヤが右に左にとバラバラに動いていたらしいです。
動きを予想できなかったのは、この為でした。
ブレーキもコレが原因で効かなくなっていたので、一安心。
翌日の最終戦で絶対勝つ!!!と誓いその日はサーキットを後にしました。
いよいよ最後の日曜日。
朝のウォームアップでマシンの確認。
パーフェクトに直っていました!!!
これでもう大丈夫!!!!
と思った矢先、今度はクラッチが。。。。。。
クラッチが切れなくなり、シフトダウンもシフトアップも出来なくなり。
なんとかピットに戻ってこれましたが、予選までの時間で修復は不可能。
予選の出走を諦めるしかありませんでした。
このレースは予選でポールを取るとポイントがつきます。
僕が走れないので、チームメイトのカルロには何が何でもポールを取ってもらわないと!!
予選でのカルロの走りは、素晴らしかった。
パーフェクトラップでポールを取ってくれました。
決勝までの短い時間で、チームは最高の仕事をしてくれて、マシンを完璧に直してくれました。
最後尾スタートの決勝。
序盤で接触リタイヤは一番やってはいけないこと。
しっかり自分の走りが出来れば必ず上がれると思っていたので、少し慎重に走りだしました。
徐々に順位を上げて、5周目チャンピオン争いをしているドライバの背後に。
バックストレートエンドのブレーキングでパスする事に成功!!
後は、このままの順位で完走すればシリーズチャンピオン。
チームからも争っているドライバーと3秒近くギャップを築いた地点で、↓(ペースダウン)の指示が。
でも、僕としては第5戦で勝てなかったし、どうしても勝ちたかった!!
トップを走るのはチームメイトのカルロ。
その差、6秒。
抜くまでに少し時間がかかってしまったので、差が予想以上に開いてしまった。
ここからは、ひたすら前だけを見て追いかけるのみ。
プッシュを続ける僕を見て、チームからの↓の指示はなくなり、頑張れというコールが!!
最終ラップ、0.3秒差まで追い付いたのですが、抜くまでには1周足らなかった。
でも、最後の最後まで戦い抜いたレースだったので、悔いもなく、すごくうれしい2位でした。
チャンピオンを獲れたというのもあったけど、最終戦の表彰台には胸を張って上る事が出来ました。
チームメイトのカルロの優勝も心から祝福したいし、チームシケインがシリーズチャンピオンを獲得する事に貢献できたことを誇りに思います。
大変なが長々と書いてしまいましたが、最後までお付き合いありがとうございます。
ちなみに、日曜の夜はヘベレゲでした(笑)
血は吐かなかったけどね(笑)
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Posted at
2010/12/17 09:02:28
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