「コーヒーを極め楽しむ講座」 第1回
投稿日 : 2014年06月29日
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6月28日(土)
申し込んでいた、「コーヒーを極め楽しむ講座」の
第1回めに参加してきました。
講座の説明は ↓ こちら
http://minkara.carview.co.jp/userid/734533/blog/33215309/
会場は「和珈屋」さん。
人気の豆屋さんで、自宅からとても近いので
うちもよくお世話になってます。
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4回シリーズの第1回目は
「コーヒーのテイスティング」
和珈屋のご主人さんは全国大会でも入賞するすごい焙煎士さん。
奥様(じつはこの方がオーナー!)ともども、鑑定士やインストラクターなどいろんな資格をお持ちです。
参加者は私を含めて11人。
第1回めということで、コーヒー文化学会県支部の関係者さんや、いつもお世話になってる「マイスターズコーヒーTANAKA」の田中さんもスタッフで来られていました。
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豆の違いによる味の違いを実感する、というのがこの日の内容。
まずは、良質な豆とそうでない豆の違いをブラインドで確かめます。
先に出てきた左側は、香りが無く、飲んでみても平板な味。
ロブスター臭も感じます。
苦味だけが目立つ(それも焦げ臭さという感じ)、ダメダメなコーヒーでした。
そう、まるで某○メダのような・・・(^^ゞ
いっぽうの右側は、香りをかぐだけで違いが分かります。
味も、甘み、酸味、苦味のバランスが良くとてもクリア。
ふんわりとした甘みとほのかな土の香りが特徴的でした。
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そんな感想を一人ずつ話した後に、種明かし。
左側は欠点豆のミックスでした。
規格外の小さい豆、収穫時に既に枯死していた豆、焙煎時に焦げた豆など、ハンドピックではじかれた豆のオンパレード。
これはこれで滅多に飲むことの出来ない、ある意味貴重なコーヒーかも(笑)
(枯死した豆がロブ臭に似た臭いを出すそうです)
右側はルワンダのスペシャルティ豆。
きれいに揃った見た目からして違います。
以前飲んだことがあるものも、土のような香りがありました。
面白かったのは、「左のほうがしっかりしている。右のほうは味が薄い」、と左を評価した人も少しいらっしゃったこと。
チェーン店やファストフードで広く使われている豆が如何なるものか、ということですね(苦笑)
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お次のテーマは、「酸味」。
「コーヒーの酸味が苦手」、という人が多い(特に男性に)ということで、コーヒー本来の酸味と、劣化や酸化で生じる「悪い」酸味の違いを理解してもらおう、という趣旨の企画でした。
同じような方法で2種類を飲み比べ。
片方はエチオピアのイルガチェフェ、もう片方は海外旅行みやげの真空パックの粉でした。
かたや1年以上経って死に切ったもの、かたや「香りと酸味の最高峰」ですから、結果は歴然。
イルガチェフェの爽やかでフルーティな酸味に、みなさん納得!、でした。
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そして最後は「カッピング」の体験。
私もカッピングテストは未体験で、興味津々です。
テストには2種類の豆を用意。
テスト用には普通よりもかなり浅い焙煎とするそうです。
まずは粉の状態で香りをチェック。
これまでのレクチャーで違いを感じ取れるようになってきて、「こっちのほうが柑橘系」とか「こっちは香ばしい」とか、いろんな感想が飛び交います。
私はひそかに、田中さんと香りで産地の当てっこをw
1つはさっきのイルガチェフェ、1つは南米系、と予想しましたが、果たして正解はいかに?(笑)
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カッピングテストは続きます。
続いて、豆にお湯を注ぎます。
この時点でもまた香りをチェック。
注いだ状態で4分間置いてから、今度は一気にかき混ぜます。
いちだんと香りがくっきり立ちのぼります。
「ブレイク」と呼ぶそうです。
上澄みの泡やアクをていねいにとりのぞき、
いよいよテイスティングに入ります。
専用のスプーンにすくい、一気に吸い込んで口に含みます。
出来るだけ勢いよく吸って口の中で細かく広げ、味や香りを分かりやすくするのだそうです。
(要するにインジェクター?、と思った私です(笑)
普通に飲むよりかなり浅煎りの豆なのですが、4分間も抽出しただけあっていろんな味や香りが現れます。
そのまま飲んでもかなり美味しい(笑)
最初は香りやコク、滑らかさが感じられ
温度が下がってくるにつれて、酸味、さらに甘みなどが分かりやすくなってきます。
そうやって何度も飲んでは細かくチェックしていくのがテイスティングの方法なのだそうです。
豆の産地は、エチオピア・シダモとボリビアでした。
微妙に当たったような、外れたような(笑)
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ただし、テイスティングは「当てっこ」ではありません(^^ゞ
何度も試しては、豆のさまざまな特徴を拾い上げて行く作業です。
いろいろなチャートがあるそうですが、1例では
「アロマ」「フレーバー」「口の中での滑らかさ」「甘み」「後味」「見た目の透明感」など10項目近くも!
しかも、その中の「フレーバー」ひとつとっても
これだけの区分、表現があるそうな!(驚)
これを区別して感じ取り、言葉に表すなんて、鑑定士さん達の感覚っていったいどんなふうになってるんでしょう?
ただただ驚き、感心するしかありませんでした(^^ゞ
これまでの経験の再確認あり、新たな発見あり、驚嘆ありの、たいへん楽しい第1回でした。
第2回は2週間後です♪
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