| 目的 |
修理・故障・メンテナンス |
| 作業 |
DIY |
| 難易度 |
 初級 |
| 作業時間 |
3時間以内 |
1
車中泊用にイレクターパイプでフレームを組み、ベッドを自作していましたが、実際に数回使用した中での不満点を改修し、最終的に満足いく仕上がりになったので紹介させていただきます。大きな変更点のひとつにパイプの接続をプラスチックジョイントからメタルジョイントに変更した点があります。プラスチックジョイントでの接続ではベッド上にいると細かなフレームの歪が伝わり不快感がありましたが、メタルジョイントを使用してからは、フレーム全体の強度も上がり、パイプ部材の削減ができる上、収納時のパイプ取り外しも容易になるなど、コスト面を上回るメリットがありました。
まずは後部のフレームです。フレームを支えるパイプ脚を7本から4本に削減、中央縦軸のパイプフレーム1本を廃止しました。
2
フレーム脚の削減に伴い、左右脚の間隔を従来品より車体中央より狭めています。その際、ベッドの荷重に車体側が耐えれるように、フレーム脚が格納した3列目シートのフレーム上に乗る位置に来るように調整しています。
3
全体のフレームを組み上げた状態です。シート表面に負担がかからないよう、フレームでシートを跨ぐ構造は従来から変更していません。今回は2列目シートのヘッドレストを取り付けたままで設置できるよう脚の長さを高くすることも検討しましたが、ベッド天板からの室内高が低くなるので従来通り、ベッドを設置する際にはヘッドレストを3個を取り外す必要があります。
4
変更点のひとつですが、2列目シートを跨ぐ左右の縦軸フレームは、乗り降り時の荷重片寄りによるベッド天板の浮き上がりを防止するため、後部の横軸フレームの接続部分のパイプを長めにし、できるだけ左右側の縦軸パイプが車体外側に位置するように変更しています。
5
ベッド天板も寝心地と設置時の効率化を図るため従来の6分割から4分割に変更。後部左右の天板2枚はそのまま使用し、前部左右の天板は新たに作り直しました。従来品はベッド左右の端を直線でカットしていたのでスライドドア横に隙間ができていました。今回はCピラーから車体端の形状に合わせて天板をカット、これによりスライドドア部分は最大で140mmベッドが左右方向に広くなっています。
6
前回の改良で使い勝手がよかった3人乗り仕様はそのまま活かしています。赤丸の位置は設置、取り外しが容易になるようプラスチックジョイントを使用していますので左側の後部座席を使用する場合は横軸のパイプ3本と脚を1本取り外します。
7
車体左側の縦軸フレームは強度の観点から後部フレームにメタルジョイントで接続しています。2列目シートを使用する場合は、この部分を六角レンチで緩めて縦軸フレームパイプを取り外します。
8
3人乗りにする際に取り外した左側のベッド天板はそのまま後ろのベッド天板上に置くこともできますし、ベッド下に収納することもできます。後部ベッドの下は中央の脚を廃止したおかげで使い勝手が向上し、外したパイプ類も余裕を持って収納できます。
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