
3気筒エンジンが主流になりつつある今となっては貴重な小排気量1.2L4気筒の純ガソリンエンジン。K12C改良型デュアルジェットは、たたがネット91馬力12kgmですが、ひと昔のグロス表示なら105馬力13.5kgm位、最近の背の高い軽自動車より軽い800kg台の車体で遅いはずはありません。
積極的にアクセルを踏んで速度を乗せる時はレスポンス良く音を含めて速さを感じ、これ以上の性能は要らないとさえ思えます。
ゼロ発進加速で0→100㎞/h9秒台の動画多数。
加速が欲しい場面ではアクセルをグイッと強めに踏むだけ、エンブレが必要な長い下りでSモードを使いますが、ボタン操作がOD(オーバードライブ)スイッチみたいで今イチ。スプラッシュはシフトレバー左倒しがSモード、スポーティーで使いやすかったのですが。
CVTはRS系と共通の最終減速比3.757、前進ギアも共通で4.006~0.550なのですが、RS系はパドルシフト付き7速仕様でローギア4.006~1.001、ハイギア2.200~0.550と分割、フィーリングは異なるかもしれません。
17インチ205のタイヤで使っていますので純正よりタイヤ外径が少し大きい分だけメーターの誤差は少ないはず。メーター読み100Km/h時のタコメーターは約1900回転で何と2000回転を下回っています。ちなみに80Km/hで1500回転。RS系は100Km/h2100回転という雑誌資料あり、CVTの基本ギア比は同じですが7速仕様とは差があるのでしょう。
スズキのコンパクトはハンガリー製のスプラッシュ以降、足回りが急速に進化しました。スピードが上がるとやや重みが増すステアリングでスプラッシュ同様のどっしり感があります。モンローショックが標準のスプラッシュやスイスポには敵いませんが、直進安定性と曲がりの良さを兼ね備えて、インにスパッと切れる応答性の良さも気持ち良く、これによって車線内アウト・イン・アウト走行が自在に楽しめます。
RSやスポーツと同じくリアもディスクブレーキなのがXGリミテッド。カックンブレーキだとリポートする人もいますが、それだけ効きが良く、踏力を微妙にコントロールしやすいペダルタッチで停車寸前の抜き加減でショック無しで止まることができます。