
毎年恒例の、
『年末スーパーカーミーティング』
を見に行って来ました。
毎回思う事で、
過去の日記でも何度も書いていますが、
見慣れてしまうと、
ああ、アヴェンタドールね。
ああ、911ね。
ふ~ん、458ね。
みたいにドライな反応になってしまいます。
どれ一つ取っても自分の手には届かない車なのにね・・・(^^;)
そんな中でも自分的に目に留まった車を紹介します。
SAの様子(出口付近)
毎回必ず居るであろう方々の車。
比較的古い型が多いですが、反面、バリバリ手を加えられています。
大型のウィングやラッピングは当たり前。
3000万4000万、あるいはもっとする車を、
国産チューニングカーの如くあれこれ弄り倒している、
ある意味最もスーパーカーライフを楽しんでいる方々です。
羨ましい・・・
F12ベルリネッタ
後継の812スーパーファストが既に出ているので、
ひとつ前の型になってしまいますが、
V12エンジン搭載のフェラーリ最高峰モデルです(通常モデル)。
V8エンジンをミッドに積んだピッコロシリーズ(355、360、458や488)が
話題になりがちですが、伝統的にFR、V12がフラッグシップとなります。
外見はピッコロに比べて大人しめでエレガント、縦の厚みもそこそこあるので、
凄そうオーラはあまりしないですね。
それでも、740馬力もあるスーパーな車です。
フロントボンネットからフェンダートンネルを抜けて、ボディサイドに空気が流れるデザインが特徴的です。
458スペチアーレ
ピッコロシリーズ最後のNAモデルとなった458イタリアの後期スペシャルモデルです。4.5ℓNA。
スーパーカーの世界もダウンサイジングの波が広がっているのか、
後継の488、さらにその後継?のF8は3.9ℓツインターボとなっています。
まだまだ新しいと思っていましたが、もう先々代モデルになるんですね。
最近のフェラーリはラインナップの更新が早いですね。
フェラーリ テスタロッサ(ケーニッヒスペシャル)
512(TR)かな?と思ったのですが、テスタロッサだそうです。
自分は詳しくなかったのですが、
ケーニッヒというドイツのチューニングメーカーが手掛けた車との事。
ネットで検索すると、日本のバブル期に大いに話題になったそうです。
色々調べましたが、最近の車ではコンプリートカー?は出していないようです。
フォード GT
この場でもなかなかレアなフォードGTです。
過去には車体色白でストライプが入った個体を見ましたが、
こちらはレーシーな仕様でした。
マンガ『カウンタック』で登場したフォードGTが、
運転席上のルーフを盛り上げていましたが、この個体も盛り上げていますね。
ヘルメットかぶると頭がつかえるのでしょうか?
虫よけなのか、運転席前側ボンネットにアクリルパネルを立てているのも興味深いです。
ダッジ チャレンジャーSTR8 392HEMI
この場ではとても珍しいアメ車のマッスルカーです。
V8 6.4ℓで470馬力との事。
排気量だけ見れば、先に紹介したF12の6.3ℓや、
アヴェンタドールの6.5ℓに匹敵するエンジンなんですが、
OHV形式ということで出力は及びません。
非常に大柄なボディで迫力がありますね。
ヒップホップな人が乗るととても似合いそうです。
マクラーレン600LTスパイダー
LTとはロングテールの事だそうです。
この600LTはいわゆる入門用のスポーツシリーズ(500番台)の570Sをベースに、100kgの軽量化をするなどしたハイパフォーマンスモデルとのこと。
最上級クラスのP1を思わせるデザインでカッコイイですね。
気になったのが、排気管が上向きで、ウィング前方にある事。
排気をウィングに当てて『コアンダ効果』を狙ったものなんでしょうか?
コアンダ効果とは wikipediaより抜粋
コアンダ効果は噴流が粘性の効果により周りの流体を引き込むこと
(英: entrainment)によって起きる現象である。
噴流はその流れに沿って運動量流束を一定に保つが、粘性散逸によりエネルギー流束は流れに沿って減少する。よって、質量流束は流れに沿って増加することが導かれる。 つまり、噴流は下流にいくに従って噴流中の質量を増やしていくことになるので、結果、周りの流体は噴流へと流れこむ。 なお、気体の中に液体の噴流を流すときは、周りの引きずられた気体も含めて噴流と考える。
コアンダ効果は噴流が外部の流体を引き込むことによって起きる。片側が壁の場合、代わりに噴流が壁の方に引き込まれる。
もし、噴流のそばに壁があり流体の流れこみを阻害するなら、代わりに噴流が壁の方に引き込まれる。これがコアンダ効果である。
自動車競技のF1において、コアンダ・エキゾーストという排気を利用して低速時のトラクションを上げるシステムを、マクラーレンやフェラーリ、ザウバーに続いてメルセデスAMGが採用した[11]。なお、これは2014のレギュレーションの変更(排気を利用したダウンフォース発生デバイスの禁止) [12] により、廃止された。
youtubeにアップされている動画を見ると、排気は勢いよく上向きに排出されており、ウィングに当たっている様子はありませんでした。
ただの排気効率アップを狙ったものなのかもしれませんね。
スーパーカーで上方排気はポルシェ918も同様ですね。
ランボルギーニ アヴェンタドールLP770-4 SVJ
2011年から製造されているアヴェンタドールも、
間もなく10年と息の長いモデルになります。
当初この集まりを見に来始めた頃はアヴェンタドールが居なく、
ヤキモキしたものでしたが、
今ではすっかりアヴェンタドール一色になりました。
長い間にたくさんのモデルが派生しましたが、現行では最強モデルとなります。
SVJ - Super Veloce Jota(スーパーヴェローチェ・イオタ)
上位モデルの証SVと、伝説のワンオフモデルJのダブルネームだそうです。
この日は同じオレンジカラーで2台のSVJが居ました。
※写真は混同しています。
ブガッティ EB110GT
2億を越える超高額スーパーカーとして話題になった『ヴェイロン』の一つ前のモデルです。
3.5ℓ、V12、4ターボで、560馬力とのこと。
1991年から販売されたこのEB110ですが、当時のスーパーカーデザインのトレンドとなった、ランボルギーニカウンタック、その後継のディアブロとよく似たスタイリングになっていますね。
それもそのはず、カウンタック、ディアブロのデザイナーと同じ、
『マルチェロ・ガンディーニ』によるデザインだそうです。
91年当時で格納式可変リアウィングを搭載するなど、
最先端技術が盛り込まれています。
この格納式可変リアウィング、後継のヴェイロンもそっくりの機構を搭載しています。
以上、自分なりに気になった車をピックアップして、
拙い解説を書き連ねてみました。
最近こういう車を見ると、エアロダイナミクスが気になって仕方ありません。
意味があってこういう形状なんだろうな~って考えながら見るのが楽しいです。
マニアックですね(>_<)
以上、遅アップですが、年末スーパーカーミーティング2019でした。