
※ こちらのブログは、時系列的には
第12回昭和の車展示会 写真集 【前編】の続きとなっております。
や、上記ブログ最後の予告どおり、ブログの時系列がひっくり返りましたww
予告しちゃってますし、せっかくの地元の話題ですから紹介しておきたいというのもありまして。6月2日に行われたイベントですが、レポしようと思います。
昭和の車展示会の会場、大手通りを一時離脱。やってきたのは長岡地域振興局駐車場です。ここが今回の見学会の集合場所。受付をして、乗るバスを指定されます。
待っていたのはご覧の日野、レインボー。長岡市の市有車です。
約一年前の
第9回ながおか橋と道路の教室で乗車した車と同じです。帰ってから写真を見返して、同じナンバーであることを確認しました。どうもこの車には縁があるようですww
さっそく出発~
同じイベントを午前中にもやっていて、私はいわゆる午後組でした。午前組は長生橋を渡って行ったそうですが、市街地が混んでいた上にフェニックス大橋左岸堤防上でのUターンに時間がかかったりしたそうなので、越路橋を渡ることに。
・・・・・・・・・そりゃそうさ。昭和の車展示会で大手通りを通行止めにしているし、
7台のバスの中に三菱ふそう、エアロバスが混じっているんだもん。Uターンに時間がかかって当たり前だwww
この写真の場所は、フェニックス大橋を通ることになるR404バイパスが、R17長岡東バイパスに接続する予定の地点。高畑(たかばたけ)南交差点。
地元民的には「バイパスのカントリーエレベータんとこ」って言えば通りがよいでしょう。
R17からフェニックス大橋の方向へ向けて、耕作されていない田んぼが延びています。道路予定地と思われます。
また、この高畑南交差点は、将来的に交通量が増えた場合は立体交差化できるように用地が確保されています。
さらに、車内の市担当者からこんな興味深いお話も・・・・・
「歩道がどこにあるか、注目してみてください」
なんのこっちゃ??というわけでお話の内容を要約すると、
「東バイパスの高畑南交差点から亀貝ICまでの区間は、本線車道に歩道が併設されていません。これは、将来の連続立体交差化を見越した構造です」(注、栖吉川渡河部を除く)
なんと!長岡東BPは、その気になれば新潟BPのような道路になれるように準備工事が施されていた!
確かに言われてみれば、高畑南交差点の前後で、歩道が本線車道を離れて側道に降りていくスロープが設けられている。さらに言えば、ここから亀貝ICまでの区間にある平面交差、高畑と川崎南の2つの交差点付近には、ランプ予定地ともとれる非常に広い路側帯が設けられている。
そうかぁ・・・・・もし連続立体交差になったら、どんなIC名つければいいかな?
さらに担当者氏からは、越路橋が有料橋だった時代の名残として、上越線に今でも「有料道路踏切」と名づけられた踏切が存在することなどのお話がありました。車内では、越路橋の有料橋時代を知る世代の人々からも「踏切の名前までは知らんかった」とのコメントが飛び出したりして、なかなか興味深かったです。
さて、そんな有料道路踏切と越路橋を渡り、フェニックス大橋に到着~
信濃川橋梁部と渋海川橋梁部の間の土手にバスが停まります。
長岡市の中型、マイクロバス6台に、泉観光グループ、アイケーアライアンスのエアロバスをチャーターして合計7台。
背景は川沿いによくある砂利屋。
工事用通路を登って信濃川橋梁部の上へ案内されます。
この場所はフェニックス大橋開通時には本線車道へは接続されません。渋海川橋梁部と土工部をすべて総称してフェニックス大橋なのですからそれが妥当でしょう。歩道には接続する階段が設けられるかも・・・・とは市担当者の弁。
よって、西津町の左岸バイパスとの交点から左近町にかけて、一切信号が存在しない快走路が出現することになります。長生橋経由で16箇所だった信号がゼロに。こりゃすごい!
すでに描かれている絵の脇を進んでいきます。
一斉にみんなでやり始めると大混雑なので、2班に分かれて諸注意などの説明の後、
お絵描き、開始でございまぁす→↑ (←花火のお姉さん風に
工事の出来が100点なのか、単なる子供の願いかww
描いた絵はこの後の工事で舗装の下になります。床板の上に防水シートを張り込み、その上に8cmの厚さでアスファルトを敷きます。
そのことを念頭に置いたのか、
ここぞとばかりに個人情報?を書きなぐる方も出現wwwww
メールアドレスじゃねーのコレwwwwww
最初、これはモザイク入れるべきと思いましたが、
国土交通省が思いっきり晒してる
ので、「べつにいーや」ってwwwww
東1とか2とか書かれると、うっかり有明某所を連想してしまうオタが一人w
工事屋さん、休日出勤ありがとう・・・・・・・・・( TⅴT)
そして完成する市民自由枠。東1,2
ホール
続いて虹を塗る。
虹を塗り終わった頃には「後はお好きなようにどうぞ」ってことで。
まだ描き足りない子供たちは余白を見つけて我先に。
大人はぐったり。
まだ描くか。
西もでけた。
↓ここから先しばらく景色等々↓
歩道と車道を区切る柵がすでに完成していたので、撮影用の足場を兼ねて脚立が設けられていました。
信濃川と長生橋と水道タンクとウオロク長岡店。真ん中の鉄塔は国交省信濃川河川事務所。
歩道の欄干の切れ目には、照明柱が建ちます。
ここからカメラを東に振ってみました。すると。
あれぇ?なんかこの橋ゆがんでね??
こりゃー、今流行りの手抜き工事ってやつかっ!?
ふつーの人の目はごまかせても、鉄道会社でレールの通りをさんざん見てきた俺の目はごまかせねぇーぞ!!
というわけで、近くにいた工事担当者さんに凸してみました。
私「あの、すみません」
工「はい、なんでしょう」
私「あそこで橋梁の勾配が変化しているのは、何か意図があるんですか?」
工「あの・・・・・・・あのへん、ですかね・・・・・・」
私「えぇ、あの、うにょーんてなってる・・・・・・・・」
工「あー、あのうにょーんしてるところに、橋脚があるんですよ・・・・・・この橋はまだ舗装してないので」
私「あ、舗装の分の・・・・・・」
工「ええ、その重さを考慮してですね・・・・・・・・(以下略
・・・・・要約すると、
1、舗装を敷くと、ビシッと綺麗な縦曲線になる予定。
2、舗装の厚みは、車道部が防水シートにアスファルト8cm、歩道部が嵩上げコンクリート5cmにアスファルト3cm。
3、したがって、その厚さで舗装をかけた時の橋のたわみ分も考慮して桁が製作されている。
4、そうすると、舗装の重さは橋全体を通して均一なので、各橋脚間はあらかじめ「盛り上げ」ておかないと、完成したときにビシッと綺麗な縦曲線にならない。
5、フェニックス大橋の桁は、橋脚の真上にジョイントを設けない構造になっているので、うねっているように見えるのでしょう。
・・・・・・・とのことでした!!
なるほど。言われてみれば当然なのですが、この橋はまだ舗装前。アスファルトの重さも橋の自重の一部ですから、それを考慮して設計されているのはあたりまえのことなのでした。
いやいや、思い切って質問してよかった。橋の設計というのは実に奥が深いものです。私は計算が超苦手な⑨脳の持ち主ですが、ますます興味深いですねぇ・・・・・。興味を持つだけなら計算しなくて済むからなwwwwww
↓こっから、すでに描かれていた絵のご紹介↓
コンクリート研究室なんてあるんだ・・・・・
助教の田中泰司先生の名前も入ってますね。約一年前の
第9回ながおか橋と道路の教室で聴講しました。
で、絵の内容はドット絵で描いた錦鯉・・・・・・高い上空から見たときに錦鯉に見えるんだとか。G大の考えることはよーわからん (←褒めてますww
我らのガトリング家老こと河井継之助です。
高専の作品1枚目。
何で工業系の人って、アクの強いのを好むんでしょうかww 私もそうですがwwwww
いやー、「八重の桜」最高 (←何w
西中美術部の作品。こちらは至ってまとも (←当たり前だw
これは造形大。発想、着想点がぶっ飛んでる。
「フェニックス大橋」の各文字の中にも、近所の各小学校の皆さんが描いた絵が。
こちら宮中。
高専2枚目。
長大。もっとも「そっち系」に近かった作品。これくらいなら万人受けするだろう。四コマ漫画化してもいいかも。
最後は農高でっす。
うーん、橋上にまだ目標物が設置されてないから、車で走ったときにどれがどのへん、ってのはよくわからないなw
お絵描き中の様子を高い所から記録していた高所作業車。
そろそろ終わりの時間が近づいてきたので、帰り始めます。
縦曲線が弓なりに二つ。フェニックス大橋は二つの橋梁構造物を連続させた橋なので、土工部が「踊り場」みたいになってます。
車道と歩道を仕切る縁石に、工事中の空撮写真が。
全部撮影したので貼っときます。
似たようなアングルもありますが、全部で10枚。
ラジコンヘリで撮影されたものと思われます。今回の絵も後でラジコンヘリで撮影して
長岡国道事務所Webに上げるという話があったので。
それがこちら
ただ最初の3枚はかなり高所からの撮影のようなので・・・・・もしかしたら航空機からかも。
橋台まで戻ってきました。信濃川橋梁部のジョイントは橋台部分のみ、計2箇所。たったこれだけで伸縮が取れるのですから、今の技術はすごいなぁ、と。昼と夜の寒暖の差が大きい時期なので、一日で5~10cm程度は伸縮しているとか。
渋海川橋梁部は床板打設中。
橋脚の位置に合わせて橋がうにょうにょしているのがわかります。
そしてさらに先には沢田跨線橋の照明柱が見えます。四車線分の幅を持つにもかかわらず、昭和52年に開通して以来、ただ単に線路を越すだけの機能しか与えられていなかった沢田跨線橋。開通36年目にしてようやく、広域道路網の一部に組み込まれることになります。
もしかしたら、フェニックス大橋の完成を誰よりも待ち望んでいたのは、沢田跨線橋なのかもしれません。
渋海川橋梁部は、川と国道351をまとめて飛び越す形になっています。
もうすぐ橋梁本体工事が完成。それと間にある100mほどの土工部の完成をもって、フェニックス大橋本体工事が完成することになります。
その後に舗装、照明、標識等の工事を行い、「できれば雪が降るまでには開通させたい」とのこと。
さて、秋に完成させることができるでしょうか。こうご期待!です。
昭和の車展示会に戻ります。