
品性というのは言葉遣いにも出てきます。
両親の猛反対を押し切って生まれてしまった私にも新卒というキラキラ時代がありました。
平成バブルと言うべきか求人倍率がかなり高い年だったので、私には身分不相応なところに就職する事が出来ておっかぁは喜んでおりました。なろう系ヨゴレの誕生です。
こうして新卒なろう系ヨゴレが会社にやって来ました。私の配属された部署では高学歴な方々が音頭を取っていたので当時はめちゃくちゃ浮きました。
いえ、今でもめちゃくちゃ浮いてます。
そんな中で「今日は反社の方が来るので丁寧な挨拶をしてください」と通達がありました。その前にクソ眠いコンプラ研修とか受けさせられていたので、結局は反社繋がりかい!さすがやのぉ!と当時の上司に嫌味を言うと不思議な顔をしていました。
はい、反社ではなく販社でした。あとで知った私の顔は恥でなくなりました。ちなみに院卒という言葉も認識が違い恥をかきました。
それ以降、品性を改めようと努力しておりますが結果が伴いません。
なのでせめて文章くらい御上品に表現したいと思います。
ご覧頂きありがとうございます。まずお目にかかって頂くのは御ステージアの御フロントハブでございます。
こちら御NA御AT御4WDの御フロントという大変軟弱な環境で使用されており、とても御状態の良い一品でございます。
御ヤフオクでも低所得層に購入しやすい価格となって御即決させて頂きました。
どうやらお上品にはまだ修行が足りないようなのでこの辺で勘弁してやります。1年分くらいの御という字を使いました。
改めて2,200円という値段で売られていたこれのハブナックルを34に使います。
サクサクとバラして状態を見ますがまだまだ使えるレベルでした。
比較のために34のインナーベアリングを外そうとしますが焼けて膨らみビクともしません。
時間をかけても再利用しないので諦めて並べてみます。
終わっとるやろ…
辺り一面に転がるベアリングの破片が何とも言えない悲壮感を出しています。
プレスで新品ベアリングを圧入したらいよいよ組み立てです。
新品42,000円、中古3万でお怒りだったゆやんもにっこりです。
ドラシャを刺してちまちまと組み上げて行くとロアブッシュを締めたところで感触がおかしいです。
緩めるとポロリと落ちてきました。
ナットの中身がドリルの切り屑みたいになってます。ここのスタッドってハブ側じゃんと半泣きになりながら見るもスタッドは無事でした。
念の為ダイスを通すも引っかかりもなくナットがお亡くなりになっていました。ステージアハブから外したナットを使って事なきを得ました。
残りはハブベアリング待ちだったのでようやく先に進めます。
今回エアコンコンデンサーを一時的に外して16インチの電動ファンにしました。
目論見通り小さい電動ファン2基よりも大きな電動ファン1個の方が冷えました。
エアコンのコンデンサーはのちのち軽トラ用のを移植してコンパクトにします。
溶けていたタービンリターンホースはヒートガードを巻きましたが気休め程度です。
ここは年1くらいで変えた方が良さそうです。
走っている時は風で冷えますが隣がエキマニなのでヒートソークでやられてしまいます。
クッソ狭いエンジンルームの中で格闘しながら何とか交換出来ました。
終わりが見えて来た所で一服していると何やら騒がしい車がやって来ました。
グランメゾン堺です。
俺らも歳を考えなあかんでとオーナーは苦言を申されておりました。
タイヤはヨコハマで財布の中はグリンランダーですが気持ちはミシュランなので。
最近は後輩達が私の負担を減らそうとうちに来ても自ら作業をしています。グランメゾン堺も工具を借りて自分でやっていました。
そんな中で気合いの入った後輩が岐阜から大阪へ引っ越して来てました。週末は作業を手伝って貰いながら教えています。
何だかんだで初弟子かもしれません。
今後もちょくちょくこのクソブログに出てくると思うので紹介しておきます。
ヤ・マー・チャン(留学生)です。嘘ですごりごりの日本人やまちゃんです。ちゃんと思想は右に曲がっています。
そんなやまちゃんの手伝いもあり34を組み上げていきます。
辺りが暗くなった頃にようやく完成しました。
まずはテストラン前の腹ごしらえにラーメン屋に行きます。
いかんせん1年振りの34というかハイチューンのターボ車両です。メインのおもちゃがIS-FですがNAとはいえV8の5L、しかしこの34はその倍以上パワーがあります。
久しぶりに乗れんのかと自問自答しながら飯を食べてまずはテストコースへ向かいます。
セッティングが冬でズレてたせいでリハビリのベタ踏みからブースト1.8キロの最終空燃比12.5という暴力が襲いかかりました。
1000ccインジェクターの燃圧5キロ使用率78%は殺意が高すぎます。
とりあえず負荷を掛けてからの漏れがないかを確認したら…
フロントデフの効果を試しに流していきます。
今回入れたのはクスコの1wayフロントデフです。
減速時は効かないのでコーナーに入るまでは今まで通りですが、踏みながら立ち上がると更にイン側へ入り込むような感じです。
フロントの引っ張ってくれる力が強くなりそのおかげでフロントタイヤの仕事が増えたような…インプレッサみたいな乗り味になりました。
当然メリットもあればデメリットもあります。ステアへのキックバックが激しく、コーナー中に轍を踏むと今まで以上にハンドルを取られます。
現在φ330のステアなのでφ350に変えた方が良いかもですね。
翌日に極寒の中でタイヤの再バランスと裏組みをしに後輩のお店へ持って来ました。
もはや人権侵害レベルの内容にこの寒さの中A050の295ですか〜環状5周ほど回って来て温めて下さいよ〜と呆れながらもやってくれました。
これでバッチリ仕上がり渡せます。
まだ薄くて全開は踏めませんが、ゆやんも1年振りになるのでゆっくりとリハビリをして貰ってからリセッティングをします。
その翌週、リハビリからゆやんが帰って来ました。
ゆやんはミラーを交換するぜと工具を出して珍しく自分で作業をしています。
装着するのはLJMさんのところで製作中のプロトタイプです。フルスケールが振切るほど出るので最高速域での強度試験担当としてゆやんが名乗りを上げました。
LJMさんは以前IS-FでのHow to セントラルをしてくれた方で、お互いどちらがIS-Fを虐待出来るか競い合っています。
トランクの底をぶった切り1歩リードしたもののダッシュレスをされてしまい後手に回ります…
負けじと一食入魂を貼りますが…
生命加速装置愉悦度8倍の前には為す術もなく涙の敗北です。
更にタイムでは3秒負けてます。
せめてひょうきん度では負ける訳にはと後輩から貰った金属ラッパのラッカラーチャを出しました。
これをマフラーに接続してV8 5000ccの排圧で鳴らせば8008dBや!と図面を書こうとしたした所で気付きました。
そもそも我々は何も競っておりません。
冷静になった私は静かにゆやんがミラーを取り付けるのを見守りながら再調整で預かったエボ7を調査します。
まずは地域密着型暴走族なので騒音にかなりお目こぼしを頂いておりますが、このマフラーの音量は放火されるレベルです。
インナー入れてもあまり変わらないのでインナーを絞ってかなたわしで対策します。
これで夜中でも出入り出来る音量になりました。
内容はブーストが低くなりOH後の速さを失ったとの事で慣らしが終わったタービンを確認します。
軸はスムーズに回りガタもなし…
組んだタービンに問題がない事にとりあえず一安心して調べます。
エア漏れなし、タービン問題なし、あとはブローオフか?と以前強化品に交換したばかりと見ていなかったブローオフを外してみました。
付いてた向きはこうです。
???
ブローオフが逆に付いてました。
エボ7 ブローオフバルブ交換でググると最初に出てくる画像が逆向きというトラップにやられたようです。
私もそのせいで気付いていませんでした。
元に戻して組んでエアフロを見るとめちゃくちゃ汚いです。
これも掃除して組んでその後オリフィスがわやなってたりと気づかなかった所を直せばバッチリ直りました。
ついでにアンチラグのエアー取り出し口を蓋して1/8のタップを立てておきます。
今回はプラグで蓋をしておきましたが吸気温度やら見るのに追加センサーを付ける場所として使えます。
夜に引き取りに来てそのままみんなでテストラン&セッティングへと向かいます。
フロントデフにより激しい横Gで口の中を晩飯ラーメンのキクラゲの味が漂いながら何とかセッティング出来ました。
残念ながらミラーは風圧に負けて明後日の方向を向いてしまいました…
今回の結果から新たな固定方法で作り直して頂いていますがレスポンスがとても早く助かります。
セッティングして元気になった34はゲートからの排気でウェットカーボンが強制ドライカーボンになってしまいました。
アルミかステンレスで何か対策をしないとダメですね。
それはまた今度にします。
34も手を離れて珍しく半日空きが出来たのでようやくIS-Fを修理します。
泊まり込みで手伝いに来ていたやまちゃんと左右バンクに分かれて作業を進めます。
わが家はスパルタ教育なのでいきなりRのフロントデフ交換やドラシャブーツ交換などの重整備を学ばされました。
そして今回はギチギチのスペースがないV8です。
タワーバーやらを外して作業環境を整えたらひたすらヘッドカバーに付いてるものを外していきます。
コイルや配線などは当然ですが周囲のリレーボックスなども邪魔になるので固定ボルトを外して動かせるようにします。
ようやく高圧燃料ポンプに辿り着きました。
古いディーゼルのボッシュメカポンのようなカムで押して加圧するやつです。
これを外さないとヘッドカバーは外れません。
メカポンを外したらボルトを抜いて知恵の輪をしながらヘッドカバーを外します。
前オーナーもこまめにオイル交換していたせいかとても綺麗です。
パッキンを剥がして掃除をします。
そもそも何の修理をしているかと言うと去年末のセントラルでオイルが漏れました。
ヘッドカバーパッキンかと思っていましたがプラグホールからオイルが垂れています。
コイルを外すと堺油田が出来ていました。
ヘッドカバーパッキンのプラグホール側がへたり油温が上がり横Gが掛かるとホール内にオイルが流れ込んでいました。
油田の底にプラグが沈んでるのを見た時には悪夢です。
何より垂れたオイルの行く先がエキマニなので、車両火災によりこの世の全てを失った男として逆ゴールド・ロジャーになってしまいます。
ヘッドカバーを外してやまちゃんに掃除をお願いしている間に油田のオイルを吸い尽くす反SDGsをします。
上抜き用オイルチェンジャーをプラグホールに突っ込んだらパークリを使ってオイルを落としながら吸い取ります。
モノタロウのパークリがコストダウンなのか切替式のノズルではなくなりました。
なのでワコーズの空き缶から奪ったノズルを付ければワコタロウが完成です。
ケミカルをキメたワコタロウ、鬼ヶ島ではなくクラブに行ってそうです。
今回は油田の殲滅に行ってもらいました。
掃除が終われば新しいパッキンを組んでヘッドカバーを戻します。チェーンカバーとの合わせ面のところだけ液ガスを塗るのを忘れずにです。
メカポンのところもガスケットを交換しようやく完成です。
カムセンサーのカプラーを1ヶ所刺し忘れて警告灯がエレクトリカルパレードになりました。
診断機で消してバッテリーを外していたのでアイドル学習させましたが漏れもなくうまくいってそうです。
ゆやんがフロントデフ入れたしセントラル走りたいとの事でこちらも出さねば無作法というもの。
月末に走れるように仕上げていきます。