まとめ記事(コンテンツ)

2014/07/02

とんでもないが、とんでもいい。

先日の「何シテル?」でこんなクルマに出会った事を書いたのですが、あれからちょっと気になってカタログを引っ張り出してきました。

今回はR32スカイライン・4ドアスポーツセダン。
そんな中でもベーシックなモデルだけをピックアップしたレアなカタログをご紹介したいと思います。

そのベーシックモデルというのは、4ドアのみに設定されていたグレードであるGTEとGXi。

GTEはRBエンジンの基本とも言えるシングルカム・自然吸気のRB20E型を、GXiはシリーズ唯一の4気筒、CA18i型を搭載したシリーズ中最廉価となるモデル。

GT-Rをはじめ、スポーツイメージを全面的に打ち出したR32において、この手のカタログは異色ですらあります。
このカタログが発行されたのは、世は昭和から平成に変わって間もない1989年9月。

どことなく昭和の香りが漂う、「超感覚スカイライン」らしからぬほのぼのとした雰囲気が感じられます。




GTEは6気筒モデルとしては一番下に位置しながらも、「ファミリーカー」としても充分満足のいくもの。
ASCD(オートクルーズ)や一世を風靡したGTオートスポイラーなどがGTEでも選べるのには驚き!





GXiはベーシックモデルらしくスチールホイールにリヤドラムブレーキ、透明ガラスというストイックな出で立ち。
R32からは4気筒モデルでも6気筒と同じ丸型4灯テールが奢られるようになりました。
加えてサスペンションも上級グレードと同じ4輪マルチリンク♪

現役当時はGXiもたまに見かけることはありましたが、この写真のように素の個体に出くわすことは稀でしたね。

「女性にも人気が高い…」とありますが、女性が運転しているのをあまり見たことがなかったような…(^^;





RBエンジンにはほぼ全ての種類に乗ったことがある私ですが、RBの良さをしみじみと味わうことが出来るのは、GTEにも搭載するRB20Eに他ないと自分は思います。

ATではやや荷が重いながらも、5MTでシルキーかつ軽快に吹け上がるストレート6を操るのは実に心地よいドライビングプレジャー。



これはハイブリッドやメルセデスのターボを積んだ新生スカイラインが、どんなに走りが素晴らしくても得ることのできない独自の世界。

走らないスカイラインなんてとんでもない?

いえいえ、それが実はとんでもよかったりするんですよ!
Posted at 2014/07/02 23:20:15

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