まとめ記事(コンテンツ)

2014/07/21

高性能を呼吸する。

セダン特集4回目はいすゞのコンパクトセダン、ジェミニ(JT191型)のホットモデル、イルムシャーにスポットを当てます。

「街の遊撃手」として有名だった先代からモデルチェンジした3代目ジェミニは1990年に登場。
ボディは先代よりも拡大され、時代の流れに沿った丸みのあるスタイルに。



ノーマルモデルに加え、1.6DOHCエンジンを搭載した「ハンドリングバイロータス」、そしてさらに走行性能を高めた「イルムシャー」という布陣は従来通り。



セダンの最上級モデル、イルムシャーR。
ボンネットのNACAダクトやこのクラスでは異例の15インチホイール、ルーフスポイラーなどを装備したスタイルはポテンシャルの高さを感じさせます。



クーペイルムシャーR。
2代目ピアッツァのイメージが強いせいか、改めて見るとジェミニクーペは新鮮な印象があります。
シリーズ通して、赤いジェミニはよく見かけましたね。





クーペのフォルムを踏襲したハッチバック。
こちらも今となってはまずお目にかかれない1台。




イルムシャーに搭載されるエンジンは2種類。

クラス最強の180ps・21.2kgmを誇る1600DOHC16バルブインタークーラーターボの4XE1-T型とそのNAバージョンである4XE1型、140ps・14.5kgm。



ターボは1.6Lとは思えないほどの目の覚めるような加速を体感させる一方、ロータスにも搭載されるNAは研ぎ澄まされたハイチューンエンジンのような素晴らしいレスポンスの持ち主。

サスペンションは4輪マクファーソンストラットサスをベースに、リヤにセルフ4WS機構を採用したその名も「ニシボリックサスペンションシステム」。



旋回時にはあたかも4輪ドリフトしたかのような走りを見せるハンドリング感覚はとにかく新鮮。



43:57に配分されたフルタイム4WDシステムも相まって、FR的で豪快な走りも楽しむことが出来る足回りに仕上がっていました。

レカロシートやMOMOのステアリングが目を引くインテリア。
メーターフードに各種スイッチを配置するのも当時の定番。
最近ではあまりないですが、こういった雰囲気づくりも時には重要ですね。



国内ラリーでジェミニは広く活躍し、好成績を収めてきたのも記憶に残るところ。
グラベルのコーナーを鮮やかなドリフトで駆け抜けていくジェミニ、とてもカッコ良かったですね。



いすゞ最後の乗用車となった3代目ジェミニは生産期間が短かったこともあり、ここ最近では特にノーマルモデルはまず出会う事のない存在になりました。

しかし、いすゞらしいこだわりがぎっしりと詰まったジェミニ。
あの刺激的な走りを、ぜひ改めて体感してみたいものです。
Posted at 2014/07/21 11:45:54

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