まとめ記事(コンテンツ)

2016/03/06

オフ・タイム・トリップ。

今回はダイハツ・ラガーのカタログです。






ダイハツ版小型ジープであったタフトがモデルチェンジされ、新たにラガーが登場したのは1984年。

タフトから引き継いだラダーフレームやリジッドサスを持つ本格派のクロカンとして販売が開始されました。
今回のカタログは中期型にあたる1991年のモデルになります。

スタイリングはこの時代の四駆らしい、角ばったデザイン。
ライバルでもあったランクル70系やサファリにも似た雰囲気がありますね。


リヤセクションのルーフ形状は3種類あり、通常のハードトップの他、ハイルーフスタイルのレジントップ、幌仕様のソフトトップがグレードにより選択可能でした。


エンジンはダイハツオリジナルの2.8LディーゼルターボのDL型1種類のみ。

この時の改良で新たにインタークーラーが装着され、115ps/25.5kgmという余裕あるパワーを確保。
トランスミッションも5MTのみという割り切った設定です。

サスペンションは高い信頼性を持つ4輪リーフリジッド。

減衰力調整が可能な3ステージダンパーやワンタッチ切替式のパートタイム4WDなど、オフロードをたくましく駆け抜けるための装備の数々が揃っていました。

インパネは直線基調で80年代初頭の雰囲気がそのまま。


ソフトトップ車にはハードなオフロード走行を想定し、スプリングの硬さが調節可能なサスペンションシートが標準装備でした。


ラガーのラインナップ。


5ナンバーのワゴンはレジントップとハードトップ、4ナンバーのバンはレジントップとソフトトップの各2種類より選ぶことができました。

最上級のプリオールはワイドフェンダーやメッキバンパー、3連メーターなどを装備する豪華版。

当時からラガーを目にする機会は多くはありませんでしたが、ソフトトップに至っては見た記憶がありませんね。

さらにプリオールには特別仕様として専用の内外装を追加したバージョンが2種類設定されていました。


因みにラガーはトヨタにも「ブリザード」の名でOEM供給され、70系ランクルプラドが発売される90年まで販売。
それと前後するように1.6Lガソリンエンジンを搭載したライト感覚の弟分「ロッキー」が新登場。
こちらはラガーとは違い脱着式のレジントップを備えていました。


自分もラガーは一度だけ運転したことがありますが、現代では考えられないくらいスパルタンなクルマでした。
道なき道を走破する頼もしい相棒のようなラガー、やはり「四駆」と言えばこうじゃなくちゃ、と思いますね。

Posted at 2016/03/09 11:10:31

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