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まとめ記事(コンテンツ)
より3さん
2020/07/25
神社シリーズその57「布須神社」~八岐大蛇伝説を巡る旅12~
宿に行く前にもう一つ神社に。
それは「布須神社」。全く知りませんでした。なんでも素戔嗚尊が八岐大蛇を退治するために「八塩折の酒」を作ったとき、「御室(神の御座所)」を設けて宿られた場所だそうです。
これも理にかなっていますよね。酒造りは1週間やそこらでできるわけはなく、当時は1年とか寝かさないと、できなかった思われます。熟成する間ここで神様に見守ってもらっていたと考えれば納得します。
さっそく向かいますが・・・
冒頭の地図を見てもわかるように、山奥にあります。近くの県道から林道みたいな道に入ります。
もはや「ポツンと一軒家」状態の道。ほんとにあるのか?
不安になりながらそろそろと走っていくと・・・
おっ!
開けた場所が
とうちゃこです!!
しかしすごい山の中です。
お参りに来る人がいるんでしょうか?
山の中腹に向かって石段があるようです。
入口に立派な鳥居があります。
登ってみましょう!
入口に由緒書きがあり御祭神はやはり「素戔嗚尊」「櫛稲田姫」です。
そしてここにも例の変わった形の手水鉢が。
もしかして、この手水鉢
、水を引くのが難しかった時代、手水舎の代わりに水をためて身を清めるためにおいてあるのではないでしょうか?
、水を引くのが難しかった時代、手水舎の代わりに水をためて身を清めるためにおいてあるのではないでしょうか?
まっすぐ上に向かいます。かなり急な石段です。
拝殿のわきの狛犬さん。
見事な彫刻です。こんな山奥の神社ですが、信仰が厚いようです。
拝殿の中に賽銭箱があり中まで入っていけます。
賽銭箱の向こうがガラスで透けています。
と、いうことは・・・
ガラスの向こうに小さな鳥居があり、そこから先は山です。
そう!
これは神社の初期の形で本殿が無く、山そのものをご神体とする形、
「神奈備式(かんなびしき)」という形態なのです。
奈良の大神神社などと同じです。
だとすると創建年はとんでもなく古そうです。
もともとの祭神は誰だったのでしょうか?クシナダヒメ関連とすると、アシナヅチ・テナヅチの祖神、大山津見神(オオヤマツミノカミ)かもしれませんね。
なかなか趣のある神社でした。
さて、遅くならないうちに宿に向かわなくては。
なにっ!!
確かに人の気配が全くない山の中ですからね。
熊とかも出てきそうです。急いで退散です。
では
Posted at 2020/08/08 13:54:20
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