まとめ記事(コンテンツ)

2021/08/14

英国の至宝 🇬🇧





一昨日

美術館のドキュメンタリー映画を観ました

実に3時間1分... 







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ロンドンの中心部、トラファルガー広場にある


200年近く、人々に親しまれ続ける美術館の実態に迫ります



所蔵作品は決して多くはないのですが

年間500万人以上の人が訪れるとのこと


建物や設備もパリのルーヴルやニューヨークのメトロポリタンに比べれば

小さな美術館になるそうです


それにもかかわらず、ナショナル・ギャラリーが紹介されるときには

必ずと言っていいほど、世界最高峰、英国の至宝、驚異のコレクション等の

枕詞がつきます


その理由は、いったいどこにあるのでしょうか


その秘密に迫るのですが

それは作品にではなく、人にあるという

実に人間味のある内容です






【画像はWikipedia/HPより】






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国立美術館の多くは王侯貴族のコレクションが礎となっていますが

ナショナル・ギャラリーは一市民のコレクションから始まった希有な美術館なのです


 1824年、ロイズ保険組合の発展に寄与した銀行家

ジョン・ジュリアス・アンガースタイン(1823年没)の

貴重なコレクションが売りに出されると

イギリスはコレクションを買い取り、国立美術館の創立を宣言しました


イギリス初の国立美術館は、一市民の遺した38点のコレクションから誕生したのです

驚きですね






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わずか38点のコレクションからスタートしたナショナル・ギャラリーは

現在では2,300点以上の作品を所蔵し

(決して多くはありませんよね)

ほとんどが常設展示されています


所蔵作品はイタリア・ルネサンス絵画から

17世紀のフランドル、オランダ絵画

イギリスやフランス印象派はもちろん近代絵画にも及び

館内をひとめぐりするだけで西洋美術の歴史を知ることができるそうです






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1838年に現在のトラファルガー広場に移転しました

交通の便もよく、あらゆる階層の人が容易にアクセスできる

ロンドンの中心地といえる好立地にあります


空気のきれいなロンドン近郊への移転も度々、検討されてきましたが

「どんな人でも気軽に来られる場所にあるべき」という方針のもと

現在の場所に落ち着いたとのことらしいですね


ちなみにトラファルガー広場で 2011年 7月に

映画『ハリー・ポッターと死の秘宝PART2』の

ワールドプレミア上映が行われましたが、本作では

「ハリー・ポッターの時はセインズベリ棟が単なる見物場所に利用された」と

館長によって苦々しく語られているのが印象的です

自負があるのでしょうね






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ナショナル・ギャラリーの常設展は全て無料で見ることができます

その運営は寄付によって成り立っており

館内には募金箱が設置されているとのこと


英国民だけではなく、世界各国から観光客が訪れる名所です


また市民に向けた様々なイベントが企画され

無料のワークショップやガイドツアーが定期的に行われている他

5歳未満の子供を対象にしたお話会も催されているとのことでいた

どの世代にも丁寧に心から接するという基本が守られているのですね















美術館で働いている方々の

奮闘が描かれているドキュメンタリーですが

階級や貧富の差を超えて

全ての市民が来館できる美術館を目指すという信念のもと

まさに万人に開かれた美術館だと語られていたのが

最も心に残る部分でした












「知りたいという欲求は、人間の良き本性である」

レオナルド・ダ・ヴィンチ









Posted at 2021/08/16 07:45:44

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