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まとめ記事(コンテンツ)
より3さん
2021/04/11
神社シリーズその68「赤猪岩神社」~大国主伝説を巡る旅~
大国主伝説に戻り、大神山神社から米子市をかすめて、R180で南下します。
次の神社は「赤猪岩神社」です。
八上姫をめとったオオナムチですが、それを八十神たちが妬んで、なんとオオナムチを殺害しようとたくらみます。
この神社のある山に赤い猪が暴れているので退治しろとオオナムチに命じます。
騙されているとも知らずオオナムチは山に向かいます。すると八十神たちは大きな岩を真っ赤に焼いて転がし、猪が行った!捕まえろというのです。
真に受けたオオナムチは岩を抱き止めますが、もちろん即死です。
こんな伝説のある神社に到着です。この場所、最近整備されたらしく広い駐車場にトイレまであります。
そして左側の小さな建物で、お守りや御朱印をもらえるのです。
どうも近頃有名なパワースポットになったようです。
参道が山に向かって伸びています。
どんなところなのか?期待が膨らみます。
由緒書き
2組の狛犬さんの先にすぐ拝殿が見えます。ちょっと斜めに参道が曲がっているのが気になりますが・・・
堂々とした狛犬さん
いい風化具合です。
威嚇タイプデスネ。創建年は不明💛です。
拝殿はほんとに小さなお堂のようでした。
なんか可愛いです。
この拝殿の裏の本殿脇に例の「岩」があります。
裏に回ってみましょう!
本殿脇の階段を登ります。
なんか急に薄暗くなり雰囲気が変わります。
これがその「岩」です。厳重に結界が張られています。
大きな板のような岩が重なり合ってるようです。
本物の岩は地中深くに埋められているそうです。
この下に怨念が埋まっていると考えると恐ろしいですよね・・・
先ほど登ってきた参道が少し曲がっていたのは、この岩に続く道になっているからですね。社殿がない時代はこの岩が信仰の対象だったと思われます。
この岩によって即死したオオナムチを知った母神のサシクニワカヒメはひどく悲しみ、高天原のカミムスビの神に救いを求めます。そこでカミムスビは二人の女神を使わします。キサガイヒメ(赤貝の女神)とウムギヒメ(ハマグリの女神)です。
古事記のこの後の描写がなんとも強烈なのですが、岩に押しつぶされ熨斗イカのように岩にへばりついているオオナムチを丁寧に引きはがすのです。そしてキサガイヒメの殻の粉末とウムギヒメの母乳を混ぜ合わせた薬で生き返らせます。ここでも医療の様子が描かれています。生き返ったオオナムチは気弱な少年から青年に成長していました。
本殿です。こちらもこじんまりとした小さな社殿。
流造のようです。社殿はだいぶ後から建てられたのではないでしょうか?
このオオナムチの死と再生の物語、妄想すると戦ですよね。
おそらく八十神は当時出雲に従属していた地方豪族の集団。それを率いていたのが出雲のオオナムチらでしょう。八上姫の件で恨みを買い、襲われたと思います。初めての軍隊同士の戦だったのかもしれません。この戦いで、野戦医療が登場し、オオナムチは手痛い経験を得たのです。これがオオナムチの成長につながります。
神社の隣はため池になっており、のどかな良いところです。
オオナムチの受難はまだつづきます。生還を知った八十神たちは再び暗殺計画をたくらむのです。
次は今回最後の神社に向かいます。
では!
Posted at 2021/04/19 21:37:01
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