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2018/05/17

SCREAMING FOR VENGEANCE 「復讐の叫び」('82)

SCREAMING FOR VENGEANCE 「復讐の叫び」('82)
名盤!いいから黙って聴きなさい!でも・・・


オープニングのTHE HELLION~ELECTRIC EYE の流れは今さら説明するのもバカバカしいほど。まさに'80年代のヘヴィ・メタルを象徴する音がここに集約されているといってもいいかも。他の曲もかなりの出来でとりあえず満足のできる素晴らしい内容にはなっています。

ただし、敢えて言わせていただこう、「浅い」と。

前作POINT OF ENTRY はよくアメリカを意識したアルバムと酷評されるが、のんから言わせていただくならば、このSCREAMING~の方がよっぽどアメリカナイズされたアルバムだと思います。というのもこのアルバムではブリティッシュテイストの要素のうち、比較的アメリカ人にも理解しやすい「エッジの鋭さ」という部分を強調した音作りがのんには感じられるのです。そして曲調自体もPOINT~よりもむしろこちらの方がアメリカンに聴こえるのはのんだけでしょうか?

ただし裏を返せばJudas 初心者にも分かり易いサウンドと言うことができますけど。というわけで、これからJudas を聴こうと思ってる人はこのアルバムから入っていくのも1つの正解なのではないかと思います。ただし!(この回答には「ただし」が必要なのですが)このアルバムだけを聴いてこれがJudas だ!と考えるのは完全な間違いです。注意しましょう。
このアルバムにはJudas の「熱い」部分は多分に含まれてはいますが、「泣ける」部分は不十分なのです。あとブリティッシュ色も。のんが思うJudas の魅力はブリティッシュ色満載の泣ける楽曲にあると思うので。そういう意味では次のDEFENDERS~の方が、のんの中のJudas をよく表しているといえますね。

あと、これもリマスター盤のボートラPRISONER OF YOUR EYES イイです!
Posted at 2018/05/17 06:00:22

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