- 車・自動車SNSみんカラ
- まとめ
- その他
- 【まとめ2】ピカソ廃車から裁判までの記録
- ピカソを降車しました その26(本人尋問と最終弁論)
まとめ記事(コンテンツ)
非純正銀2色さん
2018/10/06
ピカソを降車しました その26(本人尋問と最終弁論)
その26です。
遅くなりましたが、本人尋問と最終弁論についてです。
本人尋問とは、裁判官の前に立たされ、こちらの弁護士と相手の弁護士、場合によっては裁判官から色々と質問を受け、それに応える事を言い、よくテレビドラマで見るアレです。
概ね、尋問の前に提出している陳述書を基に、双方の弁護士から質問を受けます。
仕事柄、大勢の人の前で質疑応答をするのは慣れているので、これまでの書面と矛盾点を発生させずに淀みなく答えていたのですが、相手方が執拗に聞いてきたのが、相手の車をどこで認識したかと、ブレーキを踏むまでの時間と踏んでから衝突までの時間。それらについては、警察での聴取からこれまで、こちらの主張は一貫しており、事故現場の状況写真や各種物理計算とも全て一致しています。辻褄が合わないことを言わせようとしたのでしょうか?。そうすると、物理の法則を超越した質問をしてきたので、「質問の意図が解りません。あなたの質問は物理的にありえないことを聞いていますが?」と返したら、口を噤んでしまいました(笑)。
でもって、加害者側の尋問です。
事前に弁護士と打ち合わせて、色々矛盾点だらけの主張を突こうとしたのですが、基本的には覚えていないの繰り返し、ところが、確信を突く質問に対しては、しどろもどろで質問と全く関係のない話をし出します。事前の相手側弁護士との打ち合わせになかったことで、気が動転したのでしょう。
いくつか質問を繰り返しているうちに、色々とボロが出てきました。主なもので
・狭い道で暗く、コンビニを探していて、窓が曇っていたのでスピードは30km/hしか出ていない。
→ こちらと同じく片側1車線の制限速度のない道で、商店の照明で新聞が読めるぐらいの明るさ(証拠写真あり)、よそ見運転してるし、そもそも曇っていたら止めて窓を拭かなければなりません。重大な安全義務違反になります。
・こちらには全く気がついてなく、衝突後、交差点を過ぎてからブレーキ。
→ 自分がスピードが出てなかったと言う主張と、写真の停止位置の辻褄を合わせるためにそのように主張したのでしょうが、一切の危険回避措置をとっていない事になるため、重大な安全義務違反になります。
・衝突の衝撃で助手席の荷物が足元にふっとんだ。
→ 横からぶつかってますから、合成ベクトルの計算から、良くて斜め前、相手は衝突時にブレーキを踏んでいないって言っているから、作用するのはこちらの衝突エネルギー(実際はほとんどゼロ)だけで、真横にしか飛びません。自分がブレーキを踏んだ時に吹っ飛んだのは明らかです。
・事故の詳細や、警察での証言は覚えていない。
→ 自分に都合の良いところだけ覚えていたと証言するも、上記のように状況証拠や物理計算と一致しない。
こんな感じでした。
尋問の後は、指定された日までに、尋問を踏まえた最終の書面を提出することになります。
相手の尋問での回答は矛盾点だらけなので、証拠写真や物理計算でそこを突き、あとは相手側が尋問を受けて追加で主張してくる内容を想定し、明確な根拠を示した書面を提出です。
最終弁論に提出された相手の書面を確認しましたが、相変わらず事実関係や法令、物理の法則を無視した主張をくりかえしていたのと、新たな主張に対しては想定の範囲内でした。
そうそう、執拗に聞いてきた質問ですが、こちらが相手が減速しないことを認識した位置から衝突地点までの距離、ブレーキを踏むまでの時間、ブレーキを踏んでから衝突するまでの時間だったのですが、最終の書面では、23mを合わせて約2秒ですすんだから41km/hで交差点に進入したって主張してました。こちらの減速を全く無視した計算なので、その速度で相手と衝突したことになます。また、相手の主張する速度は30km/hですから、相手は45度以上の角度で進路を乱され、交差点の角にある店舗に衝突してます(笑)
これで裁判の手続きは全て終了し、後は約一ヶ月後の判決を待つだけです。
色々と相手にとって不利な話がボロボロ出てきているので、教科書に沿って行けば問題ないとは思うのですが、裁判官が謎理論をどうするかですね、、、
遅くなりましたが、本人尋問と最終弁論についてです。
本人尋問とは、裁判官の前に立たされ、こちらの弁護士と相手の弁護士、場合によっては裁判官から色々と質問を受け、それに応える事を言い、よくテレビドラマで見るアレです。
概ね、尋問の前に提出している陳述書を基に、双方の弁護士から質問を受けます。
仕事柄、大勢の人の前で質疑応答をするのは慣れているので、これまでの書面と矛盾点を発生させずに淀みなく答えていたのですが、相手方が執拗に聞いてきたのが、相手の車をどこで認識したかと、ブレーキを踏むまでの時間と踏んでから衝突までの時間。それらについては、警察での聴取からこれまで、こちらの主張は一貫しており、事故現場の状況写真や各種物理計算とも全て一致しています。辻褄が合わないことを言わせようとしたのでしょうか?。そうすると、物理の法則を超越した質問をしてきたので、「質問の意図が解りません。あなたの質問は物理的にありえないことを聞いていますが?」と返したら、口を噤んでしまいました(笑)。
でもって、加害者側の尋問です。
事前に弁護士と打ち合わせて、色々矛盾点だらけの主張を突こうとしたのですが、基本的には覚えていないの繰り返し、ところが、確信を突く質問に対しては、しどろもどろで質問と全く関係のない話をし出します。事前の相手側弁護士との打ち合わせになかったことで、気が動転したのでしょう。
いくつか質問を繰り返しているうちに、色々とボロが出てきました。主なもので
・狭い道で暗く、コンビニを探していて、窓が曇っていたのでスピードは30km/hしか出ていない。
→ こちらと同じく片側1車線の制限速度のない道で、商店の照明で新聞が読めるぐらいの明るさ(証拠写真あり)、よそ見運転してるし、そもそも曇っていたら止めて窓を拭かなければなりません。重大な安全義務違反になります。
・こちらには全く気がついてなく、衝突後、交差点を過ぎてからブレーキ。
→ 自分がスピードが出てなかったと言う主張と、写真の停止位置の辻褄を合わせるためにそのように主張したのでしょうが、一切の危険回避措置をとっていない事になるため、重大な安全義務違反になります。
・衝突の衝撃で助手席の荷物が足元にふっとんだ。
→ 横からぶつかってますから、合成ベクトルの計算から、良くて斜め前、相手は衝突時にブレーキを踏んでいないって言っているから、作用するのはこちらの衝突エネルギー(実際はほとんどゼロ)だけで、真横にしか飛びません。自分がブレーキを踏んだ時に吹っ飛んだのは明らかです。
・事故の詳細や、警察での証言は覚えていない。
→ 自分に都合の良いところだけ覚えていたと証言するも、上記のように状況証拠や物理計算と一致しない。
こんな感じでした。
尋問の後は、指定された日までに、尋問を踏まえた最終の書面を提出することになります。
相手の尋問での回答は矛盾点だらけなので、証拠写真や物理計算でそこを突き、あとは相手側が尋問を受けて追加で主張してくる内容を想定し、明確な根拠を示した書面を提出です。
最終弁論に提出された相手の書面を確認しましたが、相変わらず事実関係や法令、物理の法則を無視した主張をくりかえしていたのと、新たな主張に対しては想定の範囲内でした。
そうそう、執拗に聞いてきた質問ですが、こちらが相手が減速しないことを認識した位置から衝突地点までの距離、ブレーキを踏むまでの時間、ブレーキを踏んでから衝突するまでの時間だったのですが、最終の書面では、23mを合わせて約2秒ですすんだから41km/hで交差点に進入したって主張してました。こちらの減速を全く無視した計算なので、その速度で相手と衝突したことになます。また、相手の主張する速度は30km/hですから、相手は45度以上の角度で進路を乱され、交差点の角にある店舗に衝突してます(笑)
これで裁判の手続きは全て終了し、後は約一ヶ月後の判決を待つだけです。
色々と相手にとって不利な話がボロボロ出てきているので、教科書に沿って行けば問題ないとは思うのですが、裁判官が謎理論をどうするかですね、、、
Posted at 2018/10/06 12:49:21
イイね!0件
オススメ関連まとめ
-
2016/03/31
-
2020/11/14
-
2025/12/16











