まとめ記事(コンテンツ)

2019/09/04

半島で乗り鉄。


 朝起きて、青森駅から乗るのはこの列車。東北新幹線の整備新幹線区間延長開業に伴い東北線を移管された三セクな青い森鉄道。青森から野辺地、八戸まで乗る場合は、特例で18きっぷでも乗車可なのよね。


 ・・・前面展望は撮れないな。

 八戸方面の始発列車は通学列車のようで、車内は結構な混雑具合。



 野辺地で下車。こちらの列車に乗り換えますよ。

 大湊線のキハ100系。この形式は良いね。前面展望が撮りやすくて。






 この辺りは風が強いのか防風林が多くて。

 風力発電の風車も多くて。


 海岸に出ると、陸奥湾越しに恐山が見える。


 終点大湊。本州最北の駅だっけ。


 近くの海岸に出てみる。向こうに見えるのが、海上自衛隊の大湊基地がある・・・砂州の先端か。基地自体はもっと奥か。行ってられないな。

 大湊駅進入時に正面に見えた山のてっぺん。自衛隊のレーダー?何だろう。


 とりあえず、この街に来た目的を果たすため、街の中心部へ向かって今やってきた線路に沿って歩いてみる。

 線路越しに右手にチラチラ見えていた巨大クレーンと妙な物体。途中、跨線橋があったので登って見てみた。

 ・・・ドーム?何故こんな地の果て(失礼)に?

 道路に設置された看板によれば、「しもきた克雪ドーム」と言うらしい。この辺りは人口も少ないだろうに、あんな立派な施設を作る意味があるんだろうか。


 更に歩き続けると、正面から何かがやって来た。犬?にしては大きい。

(; ゚∀゚)「シカでした」の画像検索結果


 ・・・もとい、カモシカでした。小さいとは言え(失礼)何故こんな街の中に。

 見ていると、ヤツはドラッグストア裏の搬入口に入り込む。すると、これまたちょうど良いタイミングで、ここにバックで軽トラを停めようとするオッサン到来。オッサンは特に慌てる風でもなく、ヤツも特に慌てる風でもなく。何事も無く軽トラ駐車完了。ヤツは再び歩き出す。

 私が( ゜д゜)ポカーンとしていると、

<ヽ`∀´>「こいつ前にも来たことあるんだわ」

( ´・д・)「よく来るんですか?」

<ヽ`∀´>「しょっちゅうだ♪」

 オッサンと話をしている間に、ヤツはどこかへと消えていきましたよ。

 あまりに堂々と泰然自若としているもんだから、思わずワンコでも撫でる様に手を伸ばしてしまいそうになったけど、こいつはあくまでも野生生物。あまり人間から積極的に関わっていってはいけないよな。


( ´・ω・)これがこの旅で一番の印象的な出会いだったな。



 更に進んで、やって来ました目的地。むつ市役所ですよ。とは言っても、むつ市民でもなく、むつ市に転入する予定もない私は、市役所自体には用はありません。

 用があるのはこちら。市役所の建物内にある食堂。「ぽわ~る亭」ですよ。ここで名物料理をいただけるそうで。


 10時30分の開店直後に入店し、注文をして待つことしばし。現れたのはこいつ。


 まきなみ・・・もとい、


 「護衛艦まきなみカレー」(980円)[一日限定15食]。


 むつ市は海自の大湊基地のある街。同様に基地のある横須賀や舞鶴では町おこしに海自カレーを使っていますが、それを真似たのか真似られたのかは知らないけれども、大湊基地に所属する艦艇等の部隊毎に異なるレシピで作られたカレーを、むつ市内の飲食店で提供しているということですよ。

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(公式HP)

大湊海自カレーとは

一説によると、海上自衛隊では外の景色がほとんど変わらない航海の際、隊員の曜日感覚がなくなってしまわぬよう、
毎週金曜日にカレーライスを食べる習慣があるそうです。大湊基地所属の艦艇等にも、
それぞれの部隊ごとに独自のレシピのカレーが提供されており、そのこだわりの味が隊員の任務を支えています。
大湊海自カレー普及会では、各部隊の個性ある秘伝レシピをそれぞれの店舗に伝授いただき、
その味を忠実に再現した特別なカレーを提供しています。

https://oominato-kc.com/curry/

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 トレーには、謎の数字が打刻。艦番号とは関係無さそう。

 カレールーはどろっととろみの強いもの。あとはエビフリャーとホタテフリャーが見所かしら。

( ´-ω-)なかなか美味かったの。


 大湊海自カレー・・・盛り上げようとしてるようだけど。

 盛り上がってるのかねぇ。開店直後からの20分間程度では、弁当を買いに来た客が5人程度で、他には私ひとりぼっちだったけど。

( ´・ω・)一日限定●●食なんて言うから焦ってやってきたのに。



 腹ごしらえを済ませた後は、ここから近い下北駅へ・・・向かわず、あえてまた大湊駅へ戻る。

 あら、前面展望は撮れなさそうか。



 仕方ないので車窓を撮ってみる。


 原因不明の途中終了。安物の互換電池を使ったせいかな。残念。



 野辺地でスイッチバック&乗務員交代。前面展望を撮ってみる。




 もともと東北本線だっただけあって、良い線路だねぇ。


 青森に着くと、隣の線路には五能線のハイブリッドリゾート列車が。久しぶりに乗ってみようかな・・・と思うも、今後の行程を考えるとちょっと無理だな。


 「お乗り間違いに注意!」

 新青森と東青森を間違える・・・ものかね。



 駅の外に出て、最近話題らしいスポットへ。「青森魚菜センター」ですと。

 ここでは「のっけ丼」なるものが有名だそうで。

 1300円でチケット10枚、または650円でチケット5枚を購入し、チケット1枚でご飯1杯と交換。更にチケット1枚で魚1~2切れと、ウニはチケット3枚等と交換して「おりじなるのかいせんどん」を作ろうと言うもの。

 釧路の和商市場の何番煎じだ?


 一通り店を見て回ったら、各店で切りおきして並べられた切り身は果たして新鮮なのか、乾いてるんじゃねぇか?なんて疑問が湧いてきたのと、海自カレーがまだ腹に溜まっていたのとで、いただかずに店を出る。

( ´-3-)むぅ。



 駅周辺を散歩。





 適当に時間を潰して駅に戻る。次は津軽線。まずは蟹田行き。

 海の向こうに下北半島が。今朝はあそこに居たんだなぁ。 



 電車は蟹田で終わり、ここで乗り換えの列車を待つ。

 電車を降りると、下り方から予定の列車よりも早く列車がやってきた。こいつに乗れば良いのかな?



 さすがにこいつに18きっぷで乗り込もうとしたら怒られるベな。

 乗るべき列車はこっちの方。キハ40系2両編成ですよ。何と、こんな田舎線区なのにワンマンでないんですと。


 屋根の上を見ると見慣れないものが。列車無線が使えない線区に導入されている衛星携帯電話のアンテナですか。

 地上に無線設備を整備するより、当該線区で使用する全車両に衛星携帯電話を整備する方がコストを抑えられるんだろうか。


 運転席を見ると、「衛星携帯電話施工済み」のテプラが。

( ´・д・)ヘェー



 津軽二股の辺りから車窓を撮ってみる。



 終点の三厩進入時、何か違和感を感じる。線路脇にレールとマクラギがあるけど、レール交換?新設?・・・いや、撤去してるんだな。


 島式ホームの両側に線路があるはずが、駅舎側のレールが撤去されていますよ。ホームには柵が立てられてるし。


 Wikiで調べてみると、今年の4月29日に新中小国信号場~三厩間がCTC化されて、運転取扱い要員が不要になって6月1日に無人化されたと。知らんかった。

 何年か前にレンタカーで訪れたときは、暇そうな駅員がいたんだけれども。


 無人駅のお約束な駅ノートが早速置かれていましたよ。

 マグロと言えば下北半島の大間が有名だけど、津軽半島の三厩も有名だったりするのかね。


 ホームより下り方には廃墟のような庫と、既にロッドが撤去された双動転轍器。こっちの線路も撤去されるのかな。

 通路の敷板は綺麗なもんだけどねぇ。線路を撤去したら不要になるね。







 折り返しの上り列車に乗って、津軽二股駅で下車。

 駅ホームには屋根は無いけど、連絡通路には立派な屋根と壁が。


 津軽二股駅に隣接する道の駅。時は18時頃。営業時間19時までとなっていたけど、入口から覗くと薄暗い店内では店員が暇そうにダベってるだけ。ドアを開けたらその音に店員が吃驚して一斉にこっちの方を見たもんだから、こっちの方が吃驚して思わずドアを閉めてしまいましたよ。

 北海道新幹線の奥津軽いまべつ駅。初めて来ましたよ。ちなみに、手前の低い建物は町営の無料駐車場。


 津軽二股駅と奥津軽いまべつ駅を結ぶ連絡通路。「荒馬の里 いまべつ」・・・聞いたこと無いな。荒馬って何だ?

 

 道の駅に申し出れば、無料レンタサイクルを借りられるんですと。・・・こんなところから自転車で行けるところに何があるのか知らんけど。その気になれば龍飛崎まで行けるか?

 


 奥津軽いまべつ駅は高いところにあるので、階段かエレベータを使うことに。大概の場合は階段を使うようにしようと思っている私ですが、

 「階段は115段あります」を見て、一歩踏み出す前から心が折れてしまいましたよ。

( ´・ω・)ちなみに、天空の駅な三江線の宇都井駅は116段だそうで。

(2018.3.13撮影の宇都井駅)


 上り方。新幹線の保守基地と津軽線が見える。

 

 右の駅舎の外側を通る線路は狭軌の海峡線。駅舎内は標準軌の線路しかないのね。保守用車は、狭軌の線路の下をくぐって標準軌の新幹線の線路に合流してから三線軌条の線路へ入っていくと。面倒くさい構造だねぇ。


 駅の窓口で「青春18きっぷ北海道新幹線オプション券」を購入して改札を通る。こんな田舎の駅に駅員を配置して、どれだけ仕事があるんだろう。


 

 奥津軽いまべつ駅のホーム。

 ホーム下のキロポストの上に、「713Ʞ500M」の表記。・・・わざとなんだろうか。うっかり間違えるものじゃないよなぁ。



 ケチくさくたったの一駅間しか新幹線には乗せてもらえず、木古内で下車。ここからは道南いさりび鉄道に乗れる・・・というか乗らざるを得ないんだけれども、待ち合わせ時間が1時間超。

 まだ19時台だというのに、駅前は真っ暗。開いている店はドラッグストアとコンビニくらいか。



 発車30分前には列車がホームに入線したので、さっさと乗り込む。キハ40の2両編成。

 前はオリジナル塗色。後ろは国鉄色。


 国鉄色車の車内はモケットも国鉄色。


 「天気が良い日は函館山が見えます」・・・見えるだろうねぇ。






 函館では函館らしく塩ラーメンをいただくことに。

 

 

 「炙り塩ラーメン」(780円)。分厚いチャーシューを炙ったから炙りなんだろうか。

 


~ 続く ~

Posted at 2019/09/12 17:56:18

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