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まとめ記事(コンテンツ)
タッチ_さん
2013/01/17
i-DM活用術:番外編⑤なぜi-DMは受けないのか?
ボクはi-DMが大変気に入っていますが、一連の活用術は一向に盛り上がりません(苦笑)。
みんカラ タグで見ても、一生懸命投稿しているのボクぐらい。遡ると結構、ネガティブな意見も散見されます。
ボクは「i-DM活用術」と称してi-DMの様々なメリットを綴っていますが、なぜ広くi-DMは受け入れられないのでしょうか?一時はそのことでボクもある種のストレスを感じましたが、よくよく考えたら、i-DMが一般受けしないのは当たり前のことなんですね(苦笑)。
なぜか?
ボクは一連の活用術をまとめるに当たって、i-DMとモータースポーツの関係性について、あえて言及を避けてきました。初登場するのは「i-DM活用術:番外編③エコランプがi-DMになるまで 」であり、実に10番目のブログです。
モータースポーツとの関連性を最初に言ってしまうと、「スポーツ走行のためのモノ」とか「暴走行為を助長するもの」「一般ドライバーには関係ないもの」と捉われがちであるため、あえてこういう形を取りましたが、このような懸念を持つのは実際、モータースポーツ(スポーツ走行)と、一般道の安全かつ合法な走行との違い(関係性)に対する理解が一般には不十分だからです。
既に述べた通りで、軽自動車からF1マシンまで、タイヤ四本で走行し、アクセル、ブレーキ、ハンドルで操作する乗り物(自動車)が走り(進み)、曲がり、止まる理屈は全く同じです。レーシングカーを走らせるプロドライバーとて、何か特別なことをしているワケではありません。
しかし、一般にはそうは思われていないようです(^_^;)。
このタイヤがスリップしてしまうと「車は進むことも止まることも曲がることも出来ない」と説明しましたが、実はこの表現は正確には少し違います。タイヤは実は微妙なスリップをしており、そのスリップによってクルマは進み、曲がり、止まることが出来るのです。そして、そのスリップが大きくなり過ぎないように運転することが大切、というのが正しい表現です。
数年クルマを使用していると、タイヤは摩り減って交換が必要になりますね?なぜ摩り減るのか?それはスリップしているからなんです。
しかし、一般のドライバーのほとんどは、普段からタイヤが微妙にスリップしているとは知りません。
例えば真っ直ぐ走っていてカーブを曲がるためにハンドルを切ると、クルマの進行方向に対して、フロントタイヤの向きが先ず変ります。この向きを専門用語で「スリップアングル」というのですが、言葉の通りフロントタイヤが微少なスリップを起こすことにより、クルマの進行方向を変える力が生じるのです。
こういった一連のメカニズムは、モータースポーツの世界では常識です。しかし一般にはあまり知られていません。レーシングカーと乗用車で、何も違いは無いのに、です。
知っている人には常識でも、興味の無い人には全く知られていない事。
そう、i-DMが誘うドライビングの世界は、実は極めてマニアックな世界なのです。
一般の人は「荷重移動」とか「スリップアングル」などという単語自体、その意味するところが解らないでしょう。スリップアングルが大きくなり過ぎない運転が正しいと言ったところで、じゃぁちょっとスリップが大きくなっちゃったらどうなるか?上手な人がハンドルを90度切れば曲がれるカーブで、110度切らなければならないだけです。以前にも書きましたが、一般公道で走行する限り、タイヤの性能には余裕があります。最近のクルマは性能(安定性)も高く、少し乱暴な運転をしたところで危険な状態にはなりません。
なんの不自由も無くA地点からB地点まで移動が出来るのであれば、やれ荷重移動だスリップアングルだ、などということを理解する必要も、上手に操作する必要も生まれません。
ほとんどの一般ドライバーが、最新のタイヤやクルマの性能の上に乗っかって運転し、それで何ら不自由のない現状において、i-DMなどという「より運転の質を高める仕組み」は、果たして市場から求められるものなのでしょうか?
つまりはそーゆーことなんですね(^_^;)。
マツダ自身も、一昨年のデミオ、アクセラといったSKYACTIV車を市場に先行導入した際、大々的にi-DMのキャンペーンを打ちましたが、その後が続いていません。恐らく当初はある種の自信と期待があったのでしょうが、実際のユーザーの反応を見て、今はトーンダウンしているといったところでしょう。
冷静、かつ客観的に分析すれば、i-DMは例えばマツダスピードアクセラのようなスポーツグレードに、オプション設定するくらいが適切な装備です。それをSKYACTIV全車に標準装備したというのは、もちろんZoom-Zoomを掲げ、走る楽しさ、歓びを第一に考えたクルマ造りを行うマツダならではの判断でしょう。
が、そんなマツダ車を支持するユーザーの多くにとってすら、i-DMはやはり縁遠い存在であるというのが現実なんです。
モータースポーツに興じるドライバーにとっては実に画期的、かつ面白い仕組みです。ボクも10年近く前までは頻繁にサーキットに通っていましたから、i-DMのことは直ぐにお気に入りになりました。
しかし、モータースポーツ自体が他のスポーツ、テニスやゴルフ、スキー等に比べて極めてマイナーです。自動車を運転するという行為は極めて身近であるにも関わらず、理解が進まない理由はそんなところにあるのです。
そうではあっても、i-DM自体は一般のドライバーにも馴染み易いよう、随分と工夫をして作られていると思います。非常に解り易い仕組みだと思いますが、その中身は既に述べた通りでクルマが走り、曲がり、止まる運動理論に極めて忠実に出来ています。故に馴染まない人が多いというのは、実に悩ましい話ですね。
みんカラ タグで見ても、一生懸命投稿しているのボクぐらい。遡ると結構、ネガティブな意見も散見されます。
ボクは「i-DM活用術」と称してi-DMの様々なメリットを綴っていますが、なぜ広くi-DMは受け入れられないのでしょうか?一時はそのことでボクもある種のストレスを感じましたが、よくよく考えたら、i-DMが一般受けしないのは当たり前のことなんですね(苦笑)。
なぜか?
ボクは一連の活用術をまとめるに当たって、i-DMとモータースポーツの関係性について、あえて言及を避けてきました。初登場するのは「i-DM活用術:番外編③エコランプがi-DMになるまで 」であり、実に10番目のブログです。
モータースポーツとの関連性を最初に言ってしまうと、「スポーツ走行のためのモノ」とか「暴走行為を助長するもの」「一般ドライバーには関係ないもの」と捉われがちであるため、あえてこういう形を取りましたが、このような懸念を持つのは実際、モータースポーツ(スポーツ走行)と、一般道の安全かつ合法な走行との違い(関係性)に対する理解が一般には不十分だからです。
既に述べた通りで、軽自動車からF1マシンまで、タイヤ四本で走行し、アクセル、ブレーキ、ハンドルで操作する乗り物(自動車)が走り(進み)、曲がり、止まる理屈は全く同じです。レーシングカーを走らせるプロドライバーとて、何か特別なことをしているワケではありません。
しかし、一般にはそうは思われていないようです(^_^;)。
このタイヤがスリップしてしまうと「車は進むことも止まることも曲がることも出来ない」と説明しましたが、実はこの表現は正確には少し違います。タイヤは実は微妙なスリップをしており、そのスリップによってクルマは進み、曲がり、止まることが出来るのです。そして、そのスリップが大きくなり過ぎないように運転することが大切、というのが正しい表現です。
数年クルマを使用していると、タイヤは摩り減って交換が必要になりますね?なぜ摩り減るのか?それはスリップしているからなんです。
しかし、一般のドライバーのほとんどは、普段からタイヤが微妙にスリップしているとは知りません。
例えば真っ直ぐ走っていてカーブを曲がるためにハンドルを切ると、クルマの進行方向に対して、フロントタイヤの向きが先ず変ります。この向きを専門用語で「スリップアングル」というのですが、言葉の通りフロントタイヤが微少なスリップを起こすことにより、クルマの進行方向を変える力が生じるのです。
こういった一連のメカニズムは、モータースポーツの世界では常識です。しかし一般にはあまり知られていません。レーシングカーと乗用車で、何も違いは無いのに、です。
知っている人には常識でも、興味の無い人には全く知られていない事。
そう、i-DMが誘うドライビングの世界は、実は極めてマニアックな世界なのです。
一般の人は「荷重移動」とか「スリップアングル」などという単語自体、その意味するところが解らないでしょう。スリップアングルが大きくなり過ぎない運転が正しいと言ったところで、じゃぁちょっとスリップが大きくなっちゃったらどうなるか?上手な人がハンドルを90度切れば曲がれるカーブで、110度切らなければならないだけです。以前にも書きましたが、一般公道で走行する限り、タイヤの性能には余裕があります。最近のクルマは性能(安定性)も高く、少し乱暴な運転をしたところで危険な状態にはなりません。
なんの不自由も無くA地点からB地点まで移動が出来るのであれば、やれ荷重移動だスリップアングルだ、などということを理解する必要も、上手に操作する必要も生まれません。
ほとんどの一般ドライバーが、最新のタイヤやクルマの性能の上に乗っかって運転し、それで何ら不自由のない現状において、i-DMなどという「より運転の質を高める仕組み」は、果たして市場から求められるものなのでしょうか?
つまりはそーゆーことなんですね(^_^;)。
マツダ自身も、一昨年のデミオ、アクセラといったSKYACTIV車を市場に先行導入した際、大々的にi-DMのキャンペーンを打ちましたが、その後が続いていません。恐らく当初はある種の自信と期待があったのでしょうが、実際のユーザーの反応を見て、今はトーンダウンしているといったところでしょう。
冷静、かつ客観的に分析すれば、i-DMは例えばマツダスピードアクセラのようなスポーツグレードに、オプション設定するくらいが適切な装備です。それをSKYACTIV全車に標準装備したというのは、もちろんZoom-Zoomを掲げ、走る楽しさ、歓びを第一に考えたクルマ造りを行うマツダならではの判断でしょう。
が、そんなマツダ車を支持するユーザーの多くにとってすら、i-DMはやはり縁遠い存在であるというのが現実なんです。
モータースポーツに興じるドライバーにとっては実に画期的、かつ面白い仕組みです。ボクも10年近く前までは頻繁にサーキットに通っていましたから、i-DMのことは直ぐにお気に入りになりました。
しかし、モータースポーツ自体が他のスポーツ、テニスやゴルフ、スキー等に比べて極めてマイナーです。自動車を運転するという行為は極めて身近であるにも関わらず、理解が進まない理由はそんなところにあるのです。
そうではあっても、i-DM自体は一般のドライバーにも馴染み易いよう、随分と工夫をして作られていると思います。非常に解り易い仕組みだと思いますが、その中身は既に述べた通りでクルマが走り、曲がり、止まる運動理論に極めて忠実に出来ています。故に馴染まない人が多いというのは、実に悩ましい話ですね。
Posted at 2013/01/17 23:38:20
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