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バンwith轟天号@TOKYOのブログ一覧

2017年02月14日 イイね!

トヨタが勝った!

WRC第2戦スウェーデンはすべてのSSを終えて、トヨタのヤリ‐マティ・ラトバラが総合首位でフィニッシュ。トヨタにとってはWRC復帰後初の勝利となった。僅差の2番手にはMスポーツのオット・タナク、3番手に同じくMスポーツのセバスチャン・オジエという順位になっている。

ラリー最終日に残されたステージはSS16〜18の3SS。前日の最終SSで首位を走っていたヒュンダイのティエリー・ヌービルがリタイアする波乱があり、総合首位はトヨタのラトバラ、3.8秒差の総合2番手にタナク、16.6秒差の総合3番手にオジエというオーダーとなっていた。

注目のオープニングステージ、SS16は21.19km。ラトバラは堂々のSSベストタイムをマーク、SS2番手のタナクに7.1秒をつけ、総合タイム差を10.9秒に。着実に首位の座を固めていく。3番手からの追い上げを狙うオジエは序盤でスピンを喫してしまい、ラトバラと27秒差のSS9番手タイムに。ラトバラとオジエの総合タイム差はこの時点で43.6秒となり、実質的に優勝争いからは脱落した格好となった。

続くSS17はSS16の再走SSとなる。ここでもラトバラはヤリスWRCの手綱を緩めず、SS2番手のタナクに9.1秒差をつける連続ベストタイムを記録。ラトバラとタナクの差は20秒へと開き、追いかけるタナクは順位キープ、オジエもパワーステージでのボーナス獲得にターゲットをシフトしている。これで突発的な事態がない限りラトバラの優勝は見えたと言っていい。

そして迎えたSS18、パワーステージ。金曜日にSS8として走行したトルスビー(16.43km)の再走SSとなる。トップグループで最後に走行したラトバラはペースを落とすことなくベストタイムで、見事トップフィニッシュを達成。トヨタに1999年チャイナ(カローラWRC/ディディエ・オリオール)以来となるWRC総合優勝をもたらした。
SS18はラトバラ、オジエ、ヌービル、シトロエンのクリス・ミーク、ヒュンダイのヘイデン・パッドンというトップ5。今シーズンからルールが改訂され、上位5台にポイントが与えられるため、トップでフィニッシュしたラトバラは5点のボーナスを加えて持ち帰ることに成功した。SS18フィニッシュ時点での暫定順位は、1位ラトバラ、2位タナク、3位オジエ、4位にヒュンダイのダニ・ソルド、5位にシトロエンのクレイグ・ブリーン、6位にMスポーツのエルフィン・エバンスとなっている。

日本車によるWRC総合優勝は、2005年の第12戦GB(スバル・インプレッサWRC2005/ペター・ソルベルグ)以来となる。ラトバラ自身にとっては、2016年のメキシコ以来となる通算17勝目。

次戦は、3月9日〜12日にメキシコ中部のグアナファト州レオンを中心に開催されるラリーメキシコ。シーズン初のグラベルラリーであり、マシンやエンジンにも負担がかかる2000m級高地でのラリーに各チームがどのような取り組みを見せるかにも注目が集まる。

以上、Rally Plus Netより抜粋

いや~、さすがにびっくりとしか言葉が無い。こんなに早くトヨタがWRCで初勝利をあげられるとは。

確かに、開幕からの2戦は雪による不確定要素が多く波乱が起きやすいから、トヨタにとってみれば好成績を上げるならばこの開幕2戦だろうとは言われていた。多少車が遅くても完走さえすれば5位くらいには入れるかなと。

しかし、開幕戦モンテカルロでラトバラが2位に。この時は優勝したオジェと2分の差があった。不確定要素が多く、このタイム差も実力をそのまま反映したものではないが、まだまだ他のメーカー比べればスピード面で劣ると見られていた。

そして今回のスウェーデンは、トップのヒュンダイのヌービルが小さなミスからステアリング系を壊してリタイア。その時点で2位にいたラトバラが首位に立ち最終日を迎えた。すぐ後ろにはわずか3秒遅れのタナク(Mスポーツ)がいて、さらに20秒あまり後方にオジェがつけている。さすがにラトバラの首位は最後まで守れないだろうと思っていたが、そのタナクのマシンにエンジントラブルが発生しペースが上がらない、そしてオジェが雪壁にノーズを引っ掛けてスピンして大幅にタイムロス。その中、ラトバラは最終日の3つのSSを全て制しトヨタを初優勝に導いてしまった。

去年まで最強チームであるVWで走っていたラトバラは、オジェが開発したポロの特性が合わず、好成績を挙げられずにいた。若手の3rdドライバーのミケルセンにも先行される場面が多く、ラトバラは大スランプに陥っていた。

北欧出身ドライバー特有のスライド走法が、グリップ走法のオジェが開発したポロでは上手くいかず、ラトバラはなんとかドライビングスタイルを見直して適応しようと努力したが、それが悪い方向へ行き、オジェが4連覇する中でアクシデントによるリタイアを繰り返した。

そのラトバラが新レギュレーションでパワーアップしたマシンで覚醒した。彼のドライビングスタイルが新WRカーにマッチし、全てが上手くいった。そして、今回の勝利を挙げた。

だが、正直言えばまだまだマシンの速さは未知数で、この後のグラベル、ターマックでどれくらいのスピードを見せるのかが見えてこない。開幕2戦で異次元とも言える速さを見せたヒュンダイが今後も速さを見せるだろうし、逆にアクシデントで結果が出ていないシトロエンだって本来の速さを今後見せるだろう。

まあ、それはそれでお楽しみではあるが、今はトヨタの18年ぶりの復帰2戦目での優勝を素直に喜ぼうではないか。
Posted at 2017/02/14 08:31:50 | コメント(0) | モータースポーツ | 日記
2016年12月25日 イイね!

早く開幕戦モンテカルロが見たいぞ!

久しぶりにWRCネタでも書くかと。

ちょっと最近WRC関連に触れていなかったけど、その間に起きた衝撃的ニュースがVWの撤退だろう。

4年連続ドライバー&マニファクチャラータイトルを獲得し、来シーズンより変更されるレギュレーションに合わせた新型ポロR WRCを開発していたのに、突然の撤退発表に驚いた。それも最終戦オーストラリア前に発表され、すでに来シーズンのドライバーも契約していたのに、そのドライバーたちは突然シートを失うことになったわけで、こりゃ一大事である。

特に、4年連続ドライバーチャンピオンのオジェが乗るマシンが無いというのは、異常事態である。

そんな中、他のマニファクチャラーは予定通りニューマシンを発表。特に来シーズンより参戦のトヨタは大注目。



ヤリスWRC2017がこれ↑
来シーズンからの新たなレギュレーションに合わせ、空力性能を重視したデザインを採用。

なんかもうラリーカーじゃなくて、シルエットフォーミュラっぽい前後フェンダーや巨大なリアスポイラーやディフューザーが大迫力だけど、ターマックはまだしもグラベルでこれらが走行中に破損しないのか、破損した場合のダウンフォースのバランスが崩れて操縦性が大きく変わらないのか?など、余計な心配をしてしまう。

トヨタは元4度の世界チャンピオン、トミ・マキネンをチームリーダーとして、フィンランドに拠点を置く。確かにWRCで北欧勢、特にフィンランド人が大活躍したわけだけど、それも過去の話で近年はローブやオジェといったフランス人が活躍し、ドライビングスタイルも北欧勢の豪快なドリフト走法ではなく、グリップ走行的な走り方が実績を上げている中で、いわゆる古い部類の経験者が舵取りをするチームが成功するのかが、やや疑問ではある。

トヨタは早くからドライバーとしてベテランのフィンランド人、ユホ・ハンニネンと契約していたが、ここにVWからこれまたフィンランド人のヤリ・マテ・ラトバラが加入。さらにWRC2チャンピオンのエサペッカ・ラッピが3台目に乗ることに。

テスト走行の動画を見ると、まだまだ全然仕上がっていない感じだったが、ラトバラが加わり集中的なテストを繰り返した動画を見ると急速に仕上がってきたなと。これなら、序盤のモンテカルロ、スウェーデンが楽しみかもしれない。

次は昨年急速に速くなったヒュンダイのニューマシン、i20クーペWRC2017だ。
 

トヨタほどじゃないが、これまたシルエットフォーミュラっぽいエアロデザインで、ベースモデルの関係かルーフが低く、非常に速そう。

フロントのカナードがインパクトあるデザインで、リアスポイラーはトヨタほど複雑な形状ではないが今シーズンまでのマシンより大型化されている。

ドライバーは今年と同じダニエル・ソルドとティエリー・ヌービル、そしてヘイデン・パッドンの3人だ。

そして、早くも今年の本命との噂のシトロエンのニューマシン、C3WRC。


今シーズンはワークス活動を休止し、ニューマシンの開発に専念していただけに、VW撤退もあり最有力のマシンじゃないかと。
トヨタやヒュンダイほどシルエットフォーミュラ的な過激なエアロ重視のデザインじゃないが、テスト走行動画を見る限り早くから非常に仕上がっているように見える。

それにしても、ベースモデルのC3ってどんな車かと思ったら、なんともSUVちっくな雰囲気↓

ドライバーは今シーズン、スポット参戦ながら2勝を上げたクリス・ミーク、そしてフランス期待の若手であるステファン・ルフェーブル、そしてクレイグ・ブリーンが乗る。その他にカリド・アル-カシミが数戦走る。

最後はMスポーツ。新型フィエスタベースのニューマシンを発表。


ほとんどのパーツを新規開発し、非常に期待できるニューマシンだ。

さらに、ドライバーにVWで4度の世界チャンピオンを獲ったセバスチャン・オジェが加入したのがビッグニュース。
オジェは事前にトヨタとMスポーツのマシンをテストし、Mスポーツを選んだ。ここ数年、Mスポーツ(フォード)は優勝していないだけに、ニューマシンとオジェの組み合わせで一躍優勝争いのトップに躍り出そうな感じだ。

その他のドライバーは今シーズン大活躍したオット・タナクと、エルフィン・エバンスが乗る。

そんなMスポーツがついさっき、カラーリングを発表。なんと、VW撤退で動向が注目されていたレッドブルがメインスポンサーとなった模様。

レッドブルカラーのフィエスタWRC、超絶にクールだね。
Posted at 2016/12/25 20:44:29 | コメント(0) | モータースポーツ | 日記
2016年10月04日 イイね!

セバスチャン・ローブがラリークロス世界選手権で初優勝

9度ワールドラリーチャンピオンに輝いているセバスチャン・ローブが、ラトビアで行われていた世界ラリークロス選手権で初優勝を飾った。

チーム・プジョー・ハンセンのプジョー208 WRXを駆ったローブは、雨となった最終日、Q4でトップタイムをマークするなど、泥でぬかるんだトリッキーなコンディションなかで圧倒的な速さをみせ、予選5位で進出したセミファイナルでも予選トップのヨハン・クリストファーソン(VWポロ RX)をしのぐスピードでファイナルへと勝ち抜けることになった。

ファイナルレースのポールポジションは、Q2でペター・ソルベルグと接触しながらも予選4位で勝ち上がってきたEKS RXチームのマティアス・エクストローム(アウディS1 RX)。しかし、フロントローから見事なスタートを決めて1コーナーでトップを奪ったのはローブ。彼はまるで氷のように滑るグラベルとターマックのステージでただ一人52秒台のラップタイムを叩きだし、エクストロームでさえまったく追いつけないスピードを発揮する。

ローブは5ラップ目のジョーカーも無難にこなして、2.3秒以上もエクストロームを引き離してフィニッシュ、フル参戦1年目にして世界RX初優勝を飾ることになった。

「素晴らしい週末になったね。世界ラリークロス選手権は雨によってフルウェットの難しい週末となったが、僕にとってはそれも味方することになった。ラリーでも雨によって泥が出たターマックやスリッパリーなグラベルをいくつも経験している。それらが役に立ったね。とても満足しているよ」

スタートでやや出遅れたあと、堅実な走りで2位を守りきったエクストロームは、これで選手権のリードを27ポイントへと拡大することになった。3位にはティミー・ハンセン(プジョー208 WRX)、4位には予選初日トップだったフーニガンレーシングのアンドレアス・バックルド(フォード・フォーカスRS RX)が続き、昨夜の食中毒のためにふらふらになりながらもクリストファーソンが5位でフィニッシュすることになった。

クリストファーソンは、選手権でソルベルグを抜いて3位へと浮上、セミファイナル進出を逃したソルベルグはランキングトップのエクストロームから34ポイント差と大きく躓くことになってしまった。

ロシアのティムール・ティメルジャーノフ(フォード・フィエスタST)はスタート直後の混乱でコースオフ、マシンをストップさせることになってしまった。

また、世界ラリークロス選手権デビューが注目されたジジ・ガリ(KIAリオ・スーパーカー)は一度も大きな問題に見舞われることはなかったが、予選20位でセミファイナルを逃すことになっている。

以上、Rally-X mobileより抜粋

今回はペターに流れが来なくて、ローブに来たように思える。

初日よりペターはついてなかった。チャンピオンシップポイントで争うエクストロームとの直接対決となったQ2で、激しくやりあって接触したことが審議され失格処分が下り、そこからペターに悪い流れが。

Q2でのペターとエクストロームとのサイドバイサイドの攻防は、ペターがエクストロームを弾き飛ばした危険行為であるとされたが、失格になるほどの行為だったかは疑問。
↑の動画からは、エクストロームのアウディはフェンスに接触したが、ダメージもなく走行を続けている。これより酷い結果になった攻防も過去にあったが、失格になった例は少ないと思うが。

サイドバイサイドのバトルが魅力のラリークロスで、時に行き過ぎた攻防の末に大クラッシュとなった例はいくらでもあったし、ペターも“魚雷”を食らってマシンにダメージを受けリタイアしたこともあったが、相手が失格になったとの記憶はない。

まあ、これでペターの3年連続チャンピオンは非常に厳しい状況になったが、その一方で今回のローブは絶好調。雨が降り路面が非常にスリッピーとなった状態でもマシンを巧みにコントロールして後続に付け入る隙を与えなかった。さすが9度のWRCチャンピオンだけに、路面コンディションを読み取るセンスはピカイチなのだろう。
Posted at 2016/10/04 08:06:47 | コメント(0) | モータースポーツ | 日記
2016年09月05日 イイね!

ラリークロス世界選手権、ペターvsローブに酔いしれたぜ!

ロエアックで行われた世界ラリークロス選手権第8戦のフランス・ラウンドは最終日にドラマチェックな展開となり、フォルクスワーゲンRXスウェーデンのヨハン・クリストファーソン(VWポロRX)が今季5人目の勝者に輝くことになった。

朝降った雨によって滑りやすいコンディションとなったことで俄然スピードを上げることになったクリストファーソンは、Q3、Q4でトップタイムを奪ったあと、セミファイナルでも圧巻の走りで勝利、ファイナルのポールポジションを獲得することになった。

クリストファーソンは、ファイナルレースでもクリーンなスタートを決めて、1コーナーをクリアするも、その後方では今季2勝を飾っているフーニガンレーシングのアンドレアス・バックルド(フォード・フォーカスRS RX)、2列目のグリッドには、Q4でジャンプスタートのミスにより2度のジョーカーラップもこなしながらも2番手タイムを出すという離れ技をみせたペター・ソルベルグ(シトロエンDS3)による激しい2番手争いが繰り広げられることになる。

二人はコーナーごとに接触するバトルを続けたものの、1ラップ目の終盤でそろってアウトにふくらんだところをイン側からセバスチャン・ローブ(プジョー208 WRX)がパス、2位に浮上することになった。

バックルドはソルベルグからローブに照準を変更、3ラップ目にサイドバイサイドのバトルを演じながらジョーカーに入るときに強引に割り込む形で2位へと上がってきた。ローブはコースに戻ったタイミング悪く、2位を失っただけでなく、すでに2ラップ目にジョーカーを終えたソルベルグにも抜かれて3位まで後退することになった。

首位を独走するクリストファーソンは4ラップ目にジョーカーを終えるものの、この時点ですでに2位のバックルドを3.8秒近く引き離しており、そのまま残りラップを安定したペースで首位をキープ、今季初優勝を飾ることになった。
 
バックルドは3.4秒差の2位でフィニッシュ、最終ラップでタイヤが厳しくなったソルベルグを抜いてローブが今季3度目の表彰台を獲得することになった。
ソルベルグは表彰台に届かなかったものの、選手権を争うライバルのマティアス・エクストローム(アウディS1 RX)がファイナルを逃していたため、選手権では5ポイント差にリードを広げることになった。

また、ファイナルで5ラップ目までジョーカーに入らずに2位につけていたケン・ブロック(フォード・フォーカスRS RX)は表彰台への望みをつなぐべく、気迫の走りをみせるもオーバースピードでコンクリートバリアにクラッシュしてレースを終えることになった。

ALL-INKLミュニッヒ・モータースポーツでの最後のレースと発表されたレイニス・ニッティス(セアト・イビーザRX)は見事、今季初めてファイナルに進出する速さをみせたが、スタートでエンスト、ファイナルは5位に終わっている。

いっぽう、Q1、Q2ともトップタイムを奪い、予選の初日のトップに立ったEKS RXチームのエクストロームは二日目も順調な走りを続けて予選トップでセミファイナルに進出、スタートを決めて首位をキープしたものの、5ラップ目のジョーカーの出口でバックルドと接触した際にタイヤをパンク、最終ラップで順位を4位まで落とし、ファイナル進出を逃している。

前戦カナダRXで今季初優勝を飾ったチーム・プジョー・ハンセンのティミー・ハンセン(プジョー208 WRX)はパワーステアリングの問題に苦しみながらも予選7位でセミファイナルに進出することになったが、ロビン・ラーソン(アウディA1)の突撃にとって後退、二台ともファイナルに駒を進めることはできなかった。

以上、Rally-X mobileより抜粋

とりあえずペターはシリーズランキングトップを堅持出来たので、結果オーライかな。

ファイナルでのペターとローブのバトルは見ごたえあった。これが今年見たかったシーンだし、短い時間だったけどWRC時代より激しくやり合ったこのふたりだけに、舞台がラリークロスに変わりコース上での直接バトルが実現したわけで、どっちのファンから見ても夢のようなシーンだった。

ペターは最後で抜かれてしまったが、恐らくQ4でジャンプスタート(フライング)のぺナルティでジョーカー2回を科せながらもトップフィニッシュ(この時もローブと対戦)する凄まじい走りを見せた際に、必要以上にタイヤを使ってしまったのだろう。

それと、今回は初日からケン・ブロックが好調で、ファイナルまで残ったのは拍手を送りたい。今年、フル参戦を発表した際に「知らないコースがほとんどなので楽観出来ない」とコメントしていたが、ブロックが知っている数少ないコースがここだったわけで、最初から上位に名を連ねていられたのも、コースを熟知していたからだろう。

それにしても、前戦カナダでフィニッシュ後に追突され、マシンに大きなダメージを負ったペターが、これほど早く復活したのは見事。このまま3年連続チャンピオンを目指してキレた走りを見せていただきたいものだ。
Posted at 2016/09/05 07:51:53 | コメント(0) | モータースポーツ | 日記
2016年08月09日 イイね!

ペター、不運なアクシデントで病院送りに

世界ラリークロス選手権第7戦カナダ・ラウンドが7日に最終日を迎え、突然の雨によりスリッパリーなコンディションとなったファイナル・レースでチーム・プジョー・ハンセンのティミー・ハンセンが、昨年のイスタンブール・パークRX以来となる実に9カ月ぶりの優勝を飾ることになった。

また、ドライコンディションで完璧な速さをみせたPSWRXチームのペター・ソルベルグ(シトロエンDS3)は予選の4レースのうち3レースを制して完璧な週末となるはずが、路面な濡れたファイナルのスタートに失敗して5位でフィニッシュすることになった。

ケベック州のトロワ・リヴィエールで行われていたカナダRX。2日間にわたって行われた予選レースとセミファイナルは気温も高く、後続のマシンにとっては視界が悪いほどのダスティなコンディションだったが、ファイナル・レースは直前に降った雨によって様相が一変、スターティンググリッドにはドラマの予感が漂うことになった。

さらに週末を通して速さを維持してセミファイナル・レース2で2位となったロシアのティムール・ティメルジャーノフ(フォード・フィエスタ)に危険走行があったという裁定が下り、ファイナルのグリッドを前に失格になるという波乱が発生。セミファイナル・レース2で4位に終わったプジョーのハンセンが繰り上がって最後尾からファイナルのグリッドに付けることになった。

そして、ファイナルではレースウィーク最大の異変が起きる。Q3でティムルジャーノフに追突されて8番手タイムとなった以外、ここまで完璧なレース運びをみせてポールポジションにつけていたソルベルグが、濡れた路面でまさかのスタートミスをする。彼は1コーナーを4位で通過したあと、さらにスリッパリーなグラベルでもペースが上がらず、2コーナーまでに最後尾に落ちてしまった。
このような難しいスタートとなったにもかかわらず、グリーンのシグナルが点灯するとともに好スタートを切ったのは、2列目のアウト側からスタートしたトピ・ヘイッキネン(アウディA1)。これにフロントローからスタートしたフーニガンレーシングのアンドレアス・バックルド(フォード・フォーカスRS RX)が続いて1コーナーをクリアする。

3番手で1コーナーをクリアしたヨハン・クリストファーソン(VWポロ)はすぐにジョーカーを選択したものの、ワイドになってタイムをロス、最後尾からスタートしたハンセンが前方の混乱を冷静な判断で交わして3位に浮上する。

これでヘイッキネン、バックルド、ハンセンという順で2周目を迎えるものの、ヘイッキネンはスリッパリーとなったブレーキングポイントでワイドにふくらんでしまい3位まで後退してしまう。

これで首位はバックルドのものとなったが、3週目を終えた時点でラップタイムに優るハンセンが素晴らしい速さで背後に迫ってきた。ハンセンはすかさず4周目にジョーカーを選択するやペースをアップ、5周目でバックルドがジョーカーラップを選ぶもののハンセンの先行を許すことになってしまう。ハンセンは最終ラップもミスのない走りでバックルドの追撃から逃げ切り、今季初優勝を飾ることになった。

「突然の雨で、しかも僕らはファイナルの準備も出来てなかった。チームがネバーギブアップの精神を見せてくれてクルマをファイナルに向けて用意してくれた」とハンセン。彼はまだ勝利の実感がわかないようだった。

「でも、チームがネバーギブアップの精神を見せてくれてクルマをファイナルに向けて用意してくれた。そして、天がこのチャンスを用意してくれた。僕は100%で走ってバックルドを抜くことができた。ウエットだったけど、僕にとっては完璧だったよ!」
3位はクリストファーソン、4位にはトーマス・ヘイッキネン(アウディA1)が続き、ソルベルグは5位に終わることになったが、彼の災難はこれで終わりではなく、ゴールラインを越えたあと、最悪のエンディングが待っていた。

ソルベルグの後方で6位でフィニッシュしたアントン・マルクルンド(VWポロ)がストレートエンドでブレーキをミスしてソルベルグのマシンのリヤに激突、2台は大きくマシンを壊して1コーナーの手前でストップすることになってしまった。

ソルベルグはこのアクシデントで病院に搬送されており、健康状態が懸念されている。とはいうものの、選手権をリードしてきたEKSチームのマティアス・エクストローム(アウディA1)がファイナルを逃すことになったため、ソルベルグは4ポイント差で選手権リーダーに返り咲くことになった。

エクストロームは、Q1のパンクのため初日は7位となったが、Q3とQ4で3番手タイムを出して挽回、予選4位でセミファイナルに進出したものの、セミファイナルではまたもやパンクに泣くことになった。彼がファイナルに進むことができなかったのは開幕戦のポルトガルRX以来だ。

フーニガンレーシングのケン・ブロック(フォード・フォーカスRS RX)はQ4で2番手タイムという今季最高の走りをみせてセミファイナルに進出したものの、サスペンションを壊してファイナルには届かなかった。

また、チーム・プジョー・ハンセンのセバスチャン・ローブ(プジョー208 WRX)はQ2では4番手タイム、Q3で2番手と調子を上げてきたが、Q4でヘイッキネンと接触して12番手に終わり、ファイナルへの進出を逃してしまった。

世界ラリークロス選手権の次戦は、9月3〜4日に行われるフランスRXとなる。

以上、Rally-X mobileより抜粋

う~ん、今回は流れはペターに来ていたと思う。

少なくとも、セミファイナルまでのペターの走りはパーフェクトと言っていいと思うし、ラップタイムを見ても誰もペターに追いつけそうな雰囲気はなかった。

しかし、ファイナルレース直前に雨がかなり降った。これで流れが一気に変わってしまった。

スタートでのミスでペターは後方グリッドのマシンに飲み込まれ、たった3個のコーナーをクリアしたところで最後尾にまで下がってしまった。

路面はかなり濡れており、スリッパリーなコンディションなのは動画を見ればわかる。

なんとか1台をパスして5位でフィニッシュしたが、その直後にペターにアクシデントが。なんと、ペターの後ろでフィニッシュしたマシンが止まりきれずにそのまま追突。

ペターはその影響で自力でマシンから降りることが出来ず、レスキューされて病院に搬送されてしまった。幸い、骨折などの大怪我は避けられたと言うが、背中から首にかけてかなりの痛みがあるとか。

↑の動画では追突されたシーンはカットされており、どんな感じで突っ込まれたのかはわからない。

ただ以前より気になっていたのは、ラリークロスではファイナルレースでフィニッシュ後にドーナツターンをしたりなどのパフォーマンスをするケースが多く、後続車がそれを回避するようなシーンがあり、危ないな~と思うことがあった。

今回も、優勝したハンセンがドーナツこそしなかったが、マシンから降りてファンに歓喜のガッツポーズを見せるなどのパフォーマンスをしており、そのために後続車が急停止をせざるをえなく、そこでペターが追突されたと。

場合によってはもっと酷い大惨事になりかねないので、いくら人気があるとは言え安全に配慮したレースをしていただきたいと思う。

こっちの動画の方が追突寸前まで映っているので、ペターの背後で姿勢を乱しながらフルブレーキングするポロの様子がわかると思う。

ちなみに追突時にペターのマシンは40km/h程度の速度で、追突したポロは140km/h以上出ている状態だったという。それで骨折しなかったのが不思議なくらいだね。

Posted at 2016/08/09 18:26:55 | コメント(0) | モータースポーツ | 日記

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