フォルクスワーゲン・モータースポーツは、来週の開幕戦ラリー・モンテカルロを前に2015年のための新しいポロR WRCを公開した。カラーリングはこれまでのイメージとは一新され、レッドブル・カラーのニューマシンで、VWは3年連続チャンピオンを狙う。
ほかのライバルチームが2015年仕様のカラーリングを公開するなか、2年連続でワールドチャンピオンを獲得しているVWモータースポーツは15日、ヴォルフスブルクのVW本社において記者会見を行い、満を持したようにポロR WRCのエボリューションモデルを初めて公開した。
VWモータースポーツ代表のヨースト・カピトとVW執行役員のハインツ-ヤコブ・ノイサーによってアンベールされたニューマシンは、フロント部分が精悍なイメージのダークブルーをベースにしたレッドブル・カラーへと大変身、マシン後部はこれまでのホワイトとブルーのストライプを基調としたカラーリングを踏襲しながらも翼を広げたような躍動感あふれるニューデザインとなっている。
また、昨年秋のテストから目撃されていたように、新しいポロR WRCのリヤウィングからはスプリッターが消え、フランソワ・クサビエ-ドゥメゾンの成功作となったプジョー206 WRCを彷彿とさせるシンプルな形状ながら、ダウンフォースを生みそうな強い傾斜をもったデザインになったことが目を引く。
さらに大きく張り出したフロントフェンダーとリヤウィング以外、新しいポロR WRCの外観は2014年までの仕様とほとんど同じであるように見えるにもかかわらず、その中身はエンジンの軽量化を中心として75パーセントを超えるパーツがアップデートされたという。
もっとも大きな進化はハイドロリック式のギヤシフトシステムとなり、ステアリングコラムの裏に設けられたパドルシフトによる操作が可能となっている。
以上、Rally-X Mobileより抜粋

来週末に開幕されるWRCに向けて、各チームから新体制&新車発表がされているけど、一番衝撃的なのが2年連続Wタイトル獲得のVWだったから驚きだわ。
カラーリングはレッドブルが締める割合が増え、ほぼレッドブルカラーと言って差し支えないほど。
今までが白すぎて地味な感じがしたけど、これで一気に派手になった印象だ。
前から見ると、一時カルロス・サインツがドライブすると話題になったグローバルラリークロス仕様のポロっぽいかな(↓)
んで、上の記事になるリアスポイラーがプジョー206WRCっぽいというんだけど、15年くらい前の車に似ているというのもどうなんだろ?

今のWRCマシンの空力デザインは進歩してて、過去のデザインとは違うと思うんだけど、こうやって先祖返りするのかな?
去年のオーストラリアだったかスペインだったかの映像で、リアスポイラーの間を砂埃が流れているのが見えて、舗装を走るカテゴリーだと空気の流れが見えないケド、グラベルで高速になると空気がどう流れるのかがハッキリ見えて面白いな~と。
そういえばだいぶ前だけど、丸和でモンスター田嶋がパイクス仕様のマシン(エスクードだったかエリオだったか)のデモランをやったんだけど、その時もディフューザーから大量の砂埃が巻き上げられ、マシン下からあれだけの空気が吸い上げられているのかと思ったのを思い出した。
まあ、VWがこれだけ気合い入れてマシンをアップデートしてきちゃったら、他との差がもっと広がりそうな気がするな。
Posted at 2015/01/16 09:38:55 | |
モータースポーツ | 日記