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技術屋さんは新しいメカニズムを考え、従来品を上回る性能を…と日々開発していて、競争相手が居る以上は手を休められないのはわかるのであるが、正直言うと普通の人には“気のせい”レベルな新製品が出るたびに買い換えて、お付き合いさせられているのが実情だったりする。

RCの世界でも、車側の進歩は微々たるものでしかなくなっているが、プロポも同様だったりする。

９０年代半ばに、従来品よりもレスポンスが云々…という謳い文句で登場したプロポを見て、「そこまでやるのか？そこを変えていいのか？」と大きな疑問を持ち、それに嫌気をさしてRCから距離を置いた。

プロポのレスポンスとは、送信機側で操作したことが受信した側で動き出すまでの時間のことを指すのだけど、そこは全部横並びの性能でいいじゃんと思っていた（というか、そんな違いまで考えることすらなかった）

んで、またハイエンドなプロポが出るというのだけど、これにお付き合いする人がかなり居るんだろうなと。

ここ数年はRCカーの組み立てキットが売れずに、ハイエンド品以外は完成済みが主流になっている。
そうなると、打撃が大きいのがプロポメーカーだったりする。

以前は入門向け商品のラインナップがあったのだけど、組み立てキットが売れないとこういった入門向けプロポが全く売れないわけで、そうなると“違いのわかる人”向けのハイエンド機に重きを置くのは当然の流れとなる。

でも、毎年のように微々たる改良で「新型」だと言われ、よほど感性の優れた人じゃない限り違いなんてわからない新技術や性能云々なんて、言葉が悪いが「技術屋のマスターベーション」にお付き合いさせられたくはないな。

プロポと言えば、個人的には８０年代半ばに登場した三和のマシーン１の操作性や手に持った時のバランスの良さを越えるものは無いと思っている。

新技術はもういいから、これの復刻版を出せば爆発的に売れると思う。

中身はMT-4と同等で充分だから。

新技術だレスポンスだと言う前に、３０年前に出した製品と同じ操作感を出せない（あえて追求しない）のもメーカーとしてどうなのよと言いたい。

ちなみに、このマシーン１はレストアした車両を走らせるのに使う予定（これが使えなければMゼクスを引っ張り出すか）