ちくわめんまのブログ一覧

それが犬の吸血／献血です

待合室に一匹のコギちゃんと初老の夫婦
わんちゃんの具合を尋ねると、しどろもどろ

でもよーーく聞いてみると
病名は分かりませんでしたが、３回は手術が必要で
vetから
『輸血してくれるワンちゃんと探しておくように、
一回目の手術の分はこちらで用意するけど、
二回目以降はそれが見つかるかどうか次第』と

何かお役に立てればと７歳の♀コギも居ることを伝え、
連絡先のメモをお渡ししたら翌日電話が掛かってきました

『輸血お願いします、
もしよろしければ、大きくて若いお友達わんちゃんを
紹介していただけませんか』と

大変必死でらっしゃいました、
しかしお友達に関しましては
「その仔の病歴とかまで知らないし、聞けないし、
間接的に紹介は出来兼ねる」と、
とても心苦しかったのですが、お断りさせていただきました

献血の条件はワクチン接種済みで病気での投薬が無く
１０kg以上で９歳未満

めんまは『無感性の脂肪織炎』
１日空けて交互に２種類の投薬中です

翌日、ちくわの診察に合せてめんまも連れて行きました、
既に話は　↑　の飼い主さんから通っていて、、、

吸血の為、首の毛を刈らないといけません
それは了承済みでした
それに掛かる器具代はその飼い主さん持ち
4,500円だそうです

残念なことに
めんまはそのワンちゃんのお役にはなれませんでした

vet曰く
『そこのおうちのワンちゃんでもないのに、
ストレスを与えられない、
話を聞けば元からの知り合いで無いようですし、
脂肪織炎はストレスに弱いもの、
それで悪化・発病させてはいけない

もしこの仔（めんま）が病気になったとする
そしたら家族を守るということで
この仔（ちくわ）が術後だろうが、いくら歳をとってようが
吸血はするでしょう

現在、小さい犬が多くなった、
お散歩させない仔もいるでしょう

お散歩しても挨拶するだけ、
ただそれだけで、
いきなり献血お願いしますって言えませんよね
だって、血を採るために毛を刈らないといけないし
１０分も針刺したまま耐えなければいけないんですよ

小さい仔でも血が必要なことがあるのに
現実、小さい仔からは吸血できない

血は採ったらすぐ使うものでどんどん
出て行ってしまう
だから献血してくれる仔を連れて来れない患者さんは
手術ができないんです

実際に８匹連れてきた患者さんもいました
でもそれはあまりないこと

ほとんどの患者さんがいきなりそう言われて
困っている、それは本当の話で
他の飼い主さんとは疎遠なのが実状、
現状社会がそうさせたのです』と

なんかなんか、
自分が置かれている環境をとても有難く感じてしまいました

ワンコの為≒自分の為にも
お友達作りって、お友達がいることって
本当に本当に大切だなって

長文お付合いいただきまして、ありがとうございました