「いぬのえいが」はとても変わった映画でした。CMのプランナーとして中村獅童が大事なキーパーソンでしたが、それよりも、柴犬のポチがとても可愛い。泣ける、ハチ公に通ずる飼い主への忠誠心を見事に表現しております。
wowowで録画してあったものを家族で見ました。いつもなら子どもらは寝ている時間なのに最後まで寝ないでじっと見ていました。我が家は猫を飼っているので、犬の生態はまだまだ幼い子どもらには理解できないと思うのですが、彼らの心にも響いたようで、最後までつきあってくれました。
動物が出てくる映画はたくさんありますが、お勧めの一本であることは間違いないでしょう。家族で楽しめます。
でも、私がこれまでに見た中では、とても地味で佳作ではありますが、「My dog Skip」が一番心に残っています。
ウイリー・モリスのベストセラー自伝小説であり、監督の実体験も下敷きにした映画とも書かれていたことがあり、とても感慨深い映画であります。
ひ弱で友達にもいじめられていた息子(ウイリー)の誕生日に母親が子犬(スキッパー)をプレゼントします。幼少期から少年期における犬と少年との関わりが、少年の心の成長に如何に大きなウエイトを占めていたか。
戦時中の軍用犬への志願も含め、いろいろなエピソードもけっこう笑えます。
でも、青年となったウイリーが大学へ進学する頃には、すっかり老犬になったスキップが、両親とともにバス停まで見送りに・・。
青年になった彼には、老犬になったスキップの存在はそれほど大きなものではなくなっているが、老犬のスキップにとっては、スキップの生涯を通して、全力でそしてすべてを捧げた存在。
成長したウイリーを見送った後、自宅に戻ったスキップは、大好きなウイリーのベッドの上で、思い出に浸りながら静かに息を引き取ります。 ムム、ここまで書いて もう 涙が・・。
いつか、こどもたちにも見せたい映画の一本であります。
Posted at 2011/12/06 15:45:55 | |
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