
2015年F1開幕戦オーストラリアで、2周遅れながらも必死のドライビングで、マクラーレン・ホンダ MP4/30を完走に持ち込んだジェイソン・バトン
「今日はレースディスタンスを走りきれたので、かなりのデータを得られることができた。僕にとっても、マシンに慣れ、適応するするいい機会になった。パワー、ドライバビリティー、ダウンフォースを改善し、セットアップを詰めていくなど、やるべきことは多いけど、僕たちは大きな一歩を踏み出した。そして、1カ所が改善されると、それに伴って改善個所が雪だるま式にどんどん増えていくだろう。さらに、明るい兆しもある。コーナーでの速度は、フォースインディアのマシンと同じくらいだったし、レッドブルやザウバーとも近いように見えた」とコメント
そこで、開幕戦のデータから見る、マクラーレン・ホンダの競争力を推察
ちなみに、開幕戦が行われたアルバート・パーク・サーキットは、こんなレイアウト
見ての通り、アルバート・パーク・サーキットは高速サーキットで、出力制限していたMP4/30では、当然の事ながらタイム差が大きくなりやすよねぇ
セクター1:ハミルトン30.377秒、バトン31.328秒(+0.951秒)
セクター2:ハミルトン23.919秒、バトン24.539秒(+0.620秒)
セクター3:ハミルトン36.345秒、バトン37.471秒(+1.126秒)
見ての通り、スピードの乗ったセクター2ではタイム差は小さく、ストップ&ゴーのセクター1・2では、モロにパワー差がタイムに影響していると言えやすよねぇ
ただ面白いのが、各ポイントでの最高速とタイム
セクター1:マッサ278.2km、バトン262.8km(-15.4km)・マッサ30.817秒、バトン31.328秒(+0.511秒)
セクター2:マッサ299.8km、バトン281.7km(-18.1km)・マッサ24.022秒、バトン24.539秒(+0.517秒)
セクター3:マッサ301.7km、バトン295.1km(-6.6km)・マッサ36.731秒、バトン37.471秒(+0.740秒)
*マッサは、セクター1・2でトップ、セクター3では3番手スピードを記録
高速コーナーの続くセクター1・2では最高速こそ劣るが、タイム差は思ってほど大きく無く、また、直角コーナー?の多いセクター3では最高速は大差ないが、パワーで劣り、加速性能が劣っているのがタイムにも表れていやすよね
パワーが上がれば当然シャーシ性能にも影響はあるんすが、単純に考えると、MP4/30のシャーシ性能は劣る事無く、やはりエンジンパワーの低さが問題かと・・・
自分から見ても贔屓目の結論付けなんすが、エンジン出力されフルに発揮できれば、トップグループでの争いに加われると
また、レース展開によっては、レース巧者のアロンソなら、優勝も有り得るかも?(^^;
Posted at 2015/03/22 05:50:23 | |
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