Y田★タローのブログ一覧

まいど、Y田です

どうも、お久しぶりです

昨日の事なのですが、各務原航空博物館に
旧日本陸軍の三式戦闘機‘飛燕’が展示してあるとの事だったので
見に行ってきました

この三式戦ですが、去年までは鹿児島の知覧特攻平和会館
に展示されていたものです

川崎重工創立120周年記念展示として同社で復元、
H2R等と一緒に神戸で展示してありましたが、
最終的には三式戦の生まれ故郷である各務原で、恒久展示になるようです

今現在、航空宇宙科学博物館事態はリニューアル中であり、本館は閉鎖されていますが
期間限定で同博物館の敷地内にプレオープンとして収蔵館を公開しており、
分解された状態で展示されていました


リニューアル工事後は組み立てての展示になるので、
分解中の姿は今しか見れません


この機体は三式戦Ⅱ型の試作17号機であり、
福生飛行場にて陸軍航空審査部で主に評価試験に使用されていた機体だそうです

試作機ながら、戦況の悪化に伴い用途を‘戦闘機’に変更、
詳しい戦果、出撃状況などは不明ですが、
出撃していた可能性は十二分に考えられるそうです

戦後は米軍に接収されましたが、奇跡的に処分、破壊は免れ
日本側に返還され今日に至る、との事です

過去に見た大戦中の戦闘機は各地で見てきた零戦各型と、
組み立て途中の一式戦ですが、三式戦の第一印象としては
思っていた以上に大きい
大重量の液冷エンジンを抱え込む機首、胴体の厚みもさることながら、
高高度性能を狙って大型化した主翼の大きさには驚きましたね

三式戦Ⅱと言えばエンジンです

‘ハ１４０’です
実物を見るのは初めてです、乾燥重量で確か８００キロぐらいだったはず

ドイツのDB６０１？をライセンス生産した‘ハ４０’のバージョンアップとして出力向上を狙った
当エンジンですが、クランクシャフトの材質から貴重なニッケルを省いた結果、
出力向上、回転数向上による負荷も相まって、クランクシャフトの折損が相次いぎ
使い物にならなかったそうです

因みに同じくDB６００系統をバージョンアップして使用し続けた本家ドイツでも
希少な戦略物資のニッケルは省いて制作していたそうですが
そこは‘大砲、戦車王国’で金属の扱いがうまいドイツ、
窒化処理やらなんやらで乗り切ってます

エンジン繋がりで三式戦の大きな特徴の冷却器

一昔前の３２型ブラウン管テレビぐらいあります、地味に巨大です


所謂‘スーパーチャージャー’です、当然大きい

写真を撮りまくっていたら
博物館の人に声を掛けられました

なんとその方、Y田が現役当時直接の面識はありませんでしたが、
国の某機関の大先輩でした

三式戦そっちのけで、某機関に所属していた当時の事で
話し込んでいたんですが、

浜松は最高だった
という結論に至りましたね

ここまで書いたら分かる人には何処に居たのかバレバレですが(笑)


結局３時間ぐらい話し込んで帰ってきました

リニューアルが終わったら必ず見に行こう