オートエアコン
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
中級 |
作業時間 |
6時間以内 |
1
まずこの車を手に入れて困ったトラブルがエアコンでした。暑がりの私はエアコンが必須。せっかく賢いオートエアコンが装備されているのだから完調で使いたい。
前のオーナーはマニュアルモードでほぼ固定にして使えるモードだけで使ってた様で(若しくはそれで手放した?)風量の「弱」がでないのとオートモードにすると温度調節が出来ず冷風全開になること。
とりあえず冷風と温風は出るのでコンプレッサーやガス、ヒーターコアは無事ということで電装系をメインに中古パーツで補完していこうと思います。
まず、風量の「弱」。修理書の電装系配線図とにらめっこ。(この辺は慣れたもので購入して直ぐ、足回りや内装外し、電装系部分、エンジンのダイアグコード表など必要になりそうな部分はディーラーにてコピーを取っておきました)
風量をコントロールしているのは助手席足下にある「ブロアレジスター(この車は巻線抵抗でした)」らしい。
外して診てみると、それぞれの風量に合わせた巻線がバネ状に取り付けられていました。「弱」っぽい巻線を弄ってみると・・、出ました!。風が!どうやらこの抵抗が断線していたようです。このまま繋いでやっても良かったのですが、巻線が結構もろく炭化しててぼろぼろ・・。再発したり他の風量も心配なので新品と交換することにしました。
値段を調べると1200円でしたし。
風量に関しては割とかんたんに原因がわかり、部品も安かったので助かりました。
2
今度は温度調整の修理です。
マニュアルにしておけば良いのですが折角のオートエアコン。ちゃんと使えるようにしたいものです。
こちらの症状はオートにすると冷風全開になるというもの。
マニュアルだとちゃんと出るので温度センサーかエアコンパネル自体の故障・・?
センサーはいろんな場所に色々沢山付いているので(内気、外気、日照センサー他)後回しにし、パネル自体の故障から疑ってみます。
とはいえ、新品で取ると30000円弱・・。おいそれと手が出ないので中古パーツで。
この辺りで若干堂々巡りがあったのですが、トータルで3個ほど購入することになってしまいました。1個500~1500円位でした。何せ買うもの買うもの症状がバラバラ。
挙げ句の果てに直ってもしばらく使うと症状が復活!さすがに3個目を買った時は諦めかけました。
しばらく我慢して使っていたのですが、ある時ふと気がつきました。
裏のコネクター(風量スイッチ用と吹き出し口と温度調節用の2つ)の温度調節用を取り付けた瞬間は調子が良いのですがインパネに取り付け直すとまた故障。コネクターを触っているとこれまでの色々な症状が再現されました。この辺かも・・・。
コネクターのピンを曲げてみたりしましたがいまいち決定打にならず・・。
あげくに一番調子の良かったパネルまで不調になってしまいました。
泣きそうになりましたが、ここは腹をくくって思い切って基盤に付いているコネクターの半田付けをやり直してみることにしました。
半田ごては小学校の工作以来。最初は上手く半田が乗らず苦労しましたが何とか完了。半田を乗せたい方の端子も適度に暖まってないとくっついて呉れないんですねー。
この経験は別の項のエアコンパネルの引っ越しの際に自作したハーネスにもとても役に立ちました。
さて、接続・・・。調子良さそう・・。インパネに取り付けてみる・・。未だ大丈夫・・。走ってみる・・・。いけそう・・・。んで、現在に至っています。
嘘のように直ってしまいました。苦労しただけあってこの時の喜びはひとしおでした。
残りのパネルも半田付けし直して予備行きに。これでまた一歩憧れの車に近付きました。今思うとこれは当時の車のありがちな持病で工作レベルの低さによる品質のばらつき(というより全部駄目だった)が原因で車内の振動や温度に耐えられなかったということでしょうか?
操作しにくい場所に行ったのでオートが直って本当に良かったです。
3
現在このパネルは引っ越ししてセンターアームレストの中に収まってますが(元の場所には1DINのナビが付いた)年中車内を快適な温度にしてくれています。
4
当時の車はオーディオと云えばラジオがメインなのでエアコンや灰皿の下に付いていました。
そこにナビを付けると視線移動が大きくなり見にくいのでエアコンをセンターコンソール内に移動してエアコンパネルのあった場所に1DINタイプのナビをインストールしました。
普段は収納しておけるので一石二鳥でした。
5
ナビ展開時です。
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