インジェクター６本の洗浄とオーバーホール

エンジンの不調が直らず、「アレ触った、コレ換えた・・・」が、依然不調のまま。
エンジンの補記類はある程度新品に近い物になりましたが・・・、「全く触っていなかった部分」がインジェクターのみとなりました。

ここで、先人たちのエンジンメンテナンスの内容や、自分が学生時代に習った・・・はずのエンジン工学の本など読み返してみると、「インジェクターが噴霧するガスが、燃焼室内のクーリングの役目を負っている」というところを見つけました。

つまり、キチンと冷やすことが出来ていないので、燃焼室内の温度が上昇してしまい、一番弱いプラグの先端を溶かすほどの高温となってしまった・・・。

なので、キチンと燃料が噴射されないのでキチンと冷えないし、キチンと燃えない・・・だから燃焼室内の温度が上がるので、またプラグの先端が溶ける・・・堂々巡り。

「たぶん犯人はここではないか？」ということで、インジェクターについて調べなおしていた時に偶然見つけた「インジェクターの洗浄サービス」を行っている業者さん。

新品のインジェクターへの交換も視野に入れてはいたが、洗浄・オーバーホールにて以前のような元気な状態に戻るのであれば、金額も含めて「費用対効果」はあるはず。

早速問い合わせてみますと、メーカー新品のインジェクターの３割程度の出費で済むみたい・・・。(私の場合)

なので、復調の望みをかけて送り出しました。

画像は取り外したばかりのインジェクターと、デリバリーパイプ。約３０年分の汚れがいっぱいついてます。

返却されて来たインジェクター

乾燥剤入りのビニールに密封されております。

送り出した時と違ってとてもきれい。インジェクターの先端部分、中のフィルターなど、交換できる部分はすべて新品へ交換済み。

コレ・・・診断レポート。

見積もりでは、インジェクターの清掃だけではなく、オプションとしてのオーバーホール、さらに診断レポート作成・・・等ありましたがすべてお願いしても、見積もりどおりの新品インジェクターの３割程度の金額で終了しました。

レポート内でも「４番シリンダーのインジェクターが”癌”でした。」
まあ、他の５本も新品状態からは程遠い数値だったのですが、洗浄後はきちんとしたレベルまで回復しております。

私はチューニング等には興味が無いので、インジェクターの噴霧容量アップなど必要とは考えません。

ショップさんを儲けさせるつもりもありませんので、「純正」の物で十分です。

取り付けてしまうと、きれいな部分は隠れて見えませんね。

汚れてすすけたエンジンが３０年という時を刻んでるだけ・・・です。

ま、取り付け後はエンジンが元のようになったというのはすばらしいこと。

結果論としても「費用対効果」はありました！！