大学生の頃、初めて東京に行って驚いたのは新宿駅でうどんを食べた時のこと。東京のうどんを初めて見た瞬間思ったのは「なんじゃこりゃ?」です。関西でうすくちのだしに慣れていた自分にとってこいくちのだしは初めて見るものでした。「うわ~真っ黒」って思った瞬間、興味津々でうどんの麺に手をつける前にだしを飲んだら「から~~~!!!」ってコップに汲んである水をゴクゴク飲みました。後で聞いた話しによると東京の人ってうどんは麺を食べるだけでだしはそのままおいておくみたいですね。当時初めて受けたカルチャーショックでした。関西の人は、麺を残さず全部食べるのはもちろんですが、汁もほとんど飲みます。うどんがおいしいかどうかの判断基準は麺のこしなどはもちろんですが、だしも決め手になります。今でも東京に行った時は、その時のショックが強く残っていて、麺類を食べる時はラーメンかそばです。うどんはあれから食べていません。