【異音改善】ウェザーストリップのメンテ

ドアパネル周辺からのカタカタ音は、これまでの対策でほぼ解消していましたが、いまだ高速道路や高架橋の継ぎ目等を乗り越える時等、ドアパネルが「ミシッ」「メキッ」ときしむ状況が続いていました。

このきしみ音は、中古車として購入した当初から発生しており、ネットでも同様の症例が散見されますので、大型のプラスチックパーツが多数あることによる仕様と半分諦めていました。


そうしたところ、10年以上経過した国産車での対策事例で、ウェザーストリップ（窓枠付近のゴム）に注油することで、きしみ音が改善するというものを見つけました。

確かに、ディーラーに異音対策を依頼すると、必ず明細に「ウェザーストリップのグリスアップ」と記載されています。

耐候性を重視して、シリコンスプレー等を使用するのが定番のようですが、更に色々な対策事例を調べてみますと、カルナバロウが効果的であるというブログを見つけました。

固形ワックスは長らく使っていませんが、レザーシートクリーナーの成分を見てみると、カルナバロウとシリコンが混合されているようで、意外にも今回の目的にぴったりでした。

これをウェザーストリップに塗り込むことにします。

全てのドアパネルの周囲１周、さらにはボディ側にもウェザーストリップがあるので、同じようにクロスで塗り込んでいきます。

リアドアの前端にあるゴムパーツです。

言われてみれば、このようなパーツも柔軟性を失って硬くなれば、ボディを叩いてパチパチ鳴らしそうな気がします。

ウェザーストリップの奥（上）には、スエード生地のクロスがあります。

ここは油分を含むと硬くなり、余計に異音の原因となりそうです。

ここだけはワックスがかからないように注意し、場合によっては台所洗剤薄め液等を使ってしっかり脱脂します。

素手で触ってみて、フサフサした感覚があれば大丈夫だと思います。

施工、再施工等、２カ月ほど色んな気候のもとで効果を確認しましたが、きしみ音はかなり改善されました。

きしみ音が鳴る回数が相当減りましたし、鳴ってもすぐに収まる感じです。

また、車内が静かになったように感じます。

おそらく、ハッキリ聞こえないレベルのきしみ音が解消され、車内のザワザワした感じが無くなったのだと思います。


経年で積もる汚れだけでなく、洗車時の洗剤やコーティング剤も、ウェザーストリップやスエード生地にはダメージとなるものが多いのではないでしょうか。

このメンテは簡単なので、定期的にやっていきたいと思います。