BMW F30系 ActiveHybrid3シート交換をして壊れた（壊した）話

レカロシートとシートレール（F30系）指定品を購入して、整備巧者の友人に作業をお願いしました。
シート交換なぞ4本のボルトを緩めて付けるだけでいいので、
いくら不器用な私でもできる作業ではありますが、
ActiveHybrid3にはパワーシートもエアバッグも付いていますから、
信頼できる友人に”念の為”頼んだということです。

”上側にある”バッテリーのマイナス端子を外し（のちに下にもバッテリーがあったことに気づく）、シートを外し、レカロ純正シートレールに付いていたエアバッグキャンセラーを咬ませました。
この時点で気になっていたのは、室内灯やアンビエントライトが点灯していたことで、
「ハイブリッド車だから完全に電気が遮断できないんだな～」なんて呑気なことを言っていました。

すべての工程を終えて、エンジンを掛け帰ろうとすると、
「SOSコール異常」という警告灯を始めとして、警告灯のオンパレード！！！
気づいたらナビやエアコンも使用不可で、
試走してみたところ、なんとリアのウィンカー、尾灯、ナンバー灯も点灯しないという始末。
走行（性能的な意味で）には支障はないものの、ファンは回りっぱなしで、非常にまずい状況・・・

本当はかかりつけのディーラー（片道60km）まで持って行きたかったですが、
それどころではないので、片道1kmの最寄りのディーラーに持っていきました。
結果、すぐには解決せず、入院することに・・・

およそ1週間強で車が戻ってきました。
診断結果は「エアバッグキャンセラーを咬ませる位置が誤っており、「CAN」と呼ばれる配線が完全にバグった」とのこと。
ディーラーにてキャンセラーを正しい位置に直してもらい、リセットしたところ治りました。
費用もおよそ13,000円と、良心的な価格でホッとしました。

結論から言うと、「BMWの配線は自分でイジるな」という話なんですが、
作業をしてくれたのは、どんな作業も自分でやってしまう整備巧者ですし、
「たかが配線1本」でこんなえらい目に合うとは私も思っていませんでした。
※「大丈夫だろ！やっちゃえやっちゃえ！」と友人をそそのかしたのは言うまでもなく私です。
（シートの配線を一本間違えただけでウィンカーが付かなくなるって、大げさすぎでは？とすら思います。）
そういうわけで、クルマ自体の整備はさることながら、配線や制御も熟知した方でないと、BMWをいじくり回すのはやめたほうが良いと学びました。