アンテナポール交換
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
 初級 |
作業時間 |
1時間以内 |
1
FC3Sの定番トラブル。アンテナ故障です。ポールが完全に収納されないのが初期症状。それで、手で押したら「ガチャガチャ」と異音発生。その後は完全に動かなくなりました。
2
アンテナはユニットごと摘出しないと修理できません。画像アップ点数が限られているので作業工程は省略します。内側からは、ウェザーストリップを一部めくり、トランクサイドアッパートリムをスピーカー部分まで外します。起毛のトリムは2か所のファスナー留めの部分、ジャッキカバー上部などを外します。ここまで作業した経験があれば楽勝です。初めての人は、基本的には見えるネジやファスナーを外すだけ。ひとつだけ注意点があり、トランクルームランプの裏側にネジがあります。これはレンズを外さないと見えません。ご注意を。
3
外側からの作業は、アンテナトップのリングキャップをゆるめるだけ。今回はスナップリングプライヤーを使いました。初めて外すので「かたいかな?」と思いましたが、慎重に回したらゆるみました。プライヤーが脱落すると、ボディにキズを付けるので要注意。ちなみに、壊れたポールは外からは抜き取れますが、そのまま新品を挿しても直せません。ケーブルの破片を取り除くために、Assyで摘出しましょう。
4
左下のネジ2か所(10mmナット)が、ボディ側の取り付け点です。配線はカプラーが1個のみ。これはテールランプ側で外します。アンテナジャックはジャッキの上の方の鉄板の裏側に後ろから前に向かってささっているだけですので引き抜きます。このとき、ボディパネル(鉄板)のエッジで手を切らないように注意。エッジ部分にはビニールテープやスポンジテープを貼っての作業がおすすめです(結構鋭いです)。なお、ユニット全体を摘出するには、いろいろと向きを換えながら抜き取ります。ドレンホースが硬くなっているので破損させないよう注意。
5
ユニットを分解します。ここでも行程は省略しますが、必要な工具はプラスドライバーと1/4インチ(もしくは7mm)のスリムソケットレンチのみです。あとは「手」だけで外せます。アンテナも抜き取れます。細かい部品がいくつか出てくるので、紛失しないよう注意。
6
アンテナのケーブルは白いプラスチック製です。かなり細かく破損しています。もしかすると、巻かれるときには、密に詰まって巻かれるので、1か所切れたぐらいではまともに動くようになっているのかもしれません。今回は、「ガチャガチャ」とポールを動かしたので、この有様です。リール内部の破片をすべて抜き取って、グリスアップします。
7
すべて分解してから、必要な部品を注文しました。今回は、アンテナポール(品番:FB01-66-A90 1800円)とOリング(品番:FB01-66-A32 430円)の2点のみ。ケーブルはもともと、これだけ長いものだったんですね。ちなみに、アンテナポールを組む際は、ユニットをある程度組み立てた状態でカプラーを接続し、臨時にアースをボディにつなぎ、ラジオのオン(つまり通電)でケーブルを巻き取らせます(2人いると楽)。ケーブルのラチェット歯をモーター方向(内側)に向けて「吸い込ませる」感じです。ポールがすべて収納されたら、摘出の逆の作業で元に戻します。
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今回交換した「Oリング」は、写真の部分だけです。切れていたので。ブリキのパイプ(「インシュレーター」という部品名です)には、このほか2つのOリングが付きます。今回は破損していなかったので交換しませんでしたが、本来は交換した方がいいでしょう。Oリングのみでの設定もありますが、Oリング×2とインシュレーターのセットでおそらく400円ほどなので、セットでの交換がお得です(品番:HE02-66-A9Z)。ブログの方に、パーツリストのコピーをアップしておきますので、そちらもご参照ください。
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